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キャラクター特集 上級王スヴァーグリム

キャラクター特集とは、ESOの新コンテンツが配信される際に、新たに登場するキャラクターを紹介する為の、ESOの公式サイトで公開されているページです。

上級王スヴァーグリムは「西スカイリム」に登場するキャラクターです。

ソリチュードの狼

吟遊詩人の大学 スカルドのピエトル著

豊かな髪と獰猛な精神がハーフィンガルの白い狼のような上級王スヴァーグリムは、揺るぎない迫力をもってブルー・パレスの広間を闊歩する。
警戒を怠らず、隙も見せず。彼の先代のスヴァートルの子孫と同様、スヴァーグリムは四方を囲む敵に悩まされる王だ。
だが、統治期間中にこのような困難に直面した者は、ソリチュードの狼以外にこの高貴な血筋の中にはいない。

彼が統治を始めて2年も経たぬ時、海の巨人クランサースの艦隊が知られざる土地から、まだ手付かずである我らの海岸へとやってきた。
我らの豊かな王国を略奪しようとしていることは明らかだった。
怪物たちが地方を襲っている間、憶病にも一部の名ばかりの王たちは高壁の後ろに身を隠した。
だが狼は違った!彼は卑劣な巨人共を追い返すために、あるいは容赦ない海の底へと沈めるために我らの最も勇敢な兵士を乗せた艦隊を出撃させたのだ。

クランサースがスヴァーグリムと王国に対し、降伏し貢物をよこせと要求した時、我らが王は城の胸壁の上に立ち、
その怪物のごとき戦士と対峙したと言われている。
だが我らが上級王は屈服しただろうか? 否! 彼は壁から跳躍すると、あたかも狼がマンモスを捕食するかの如く、巨人の喉を切り裂いた。
大いに感銘を受けたスヴァーグリムの兵たちは彼の後を追い、クランサースの揺れる要塞のデッキに乗り込み巨人を海に放り投げた!

第二紀565年(本当のことかは分からないが)に大量のトロールが襲来したときのことも忘れてはならない。
季節外れの暖かな気候がこの怪物たちの血を騒ぎ立たせ、彼らが西スカイリム中で暴れ回り、言葉にするのもおぞましい行動を続けていた時の話である。
狼は自ら20体もの怪物共を断ち切り、更に分裂した40の怪物たちを剣で断ち切った!
その結果、今日に至るまで、トロールはソリチュードの壁にもっとも近い地域を避けるようになった。そう、ウグイアビがサーベルキャットの住処を避けるように。

征服を目的にスカイリムへやって来たアカヴィリが、絶壁の上に立つ我らの恐ろしき王をひと目見るなり踵を返し、より簡単な獲物を求めて真っ直ぐ東に向かったのは間違いない。
アカヴィリたちはダークエルフと泥トカゲ、更には高貴な産物を下らない友好関係で衰退させていくスカルド王子たちによって弱体化させられていたにも関わらず、ウィンドヘルムと、東の偽の上級女王である炎の髪のマブジャールンは手早く片付けることができるほどだった。

中庸なる皇帝モリカルは、彼の軍団を我々の境界に送り込み、ルビーの玉座の上からスカイリムを支配下に置くという無駄な試みを実行する前に我々の警告を聞き入れるべきだった。
彼はその臆病さのおかげで先王と同じ体裁の悪い死を免れることはできたが、一戦で彼の軍の運命を決めた狼の遠吠えは、間違いなくはるか白金の塔まで届き、悪夢となって人生最後の時まで彼を苦しめることになっただろう!

そして最後にロングハウス帝が倒れた後、シロディールから群れをなして殺到した魔法使いから西スカイリムを救ったのは誰だったか?
数千のごろつきが病にかかり追い詰められた犬のように我らの土地に入り込んで噛みついたが、我らの気高い狼は大股で飛び出し、誰の牙が最も鋭いかを見せつけた。
我らの土地で小隊を成したリーチの民を見たのは、どれほど前のことだろうか?

強くあれ、西のノルドよ。東西南北から厄介な問題が我らを攻め立てる。
エルフとトカゲ、そして氷の踵が野合した協定や、マルカルスの暴君の汚らしい大群を恐れる必要は全くない。
ソリチュードの狼が塔の上で、夜を徹して絶え間なく警戒を続けている。我々の素晴らしき地に、敵が休める場所など存在しないのだから。

キャラクター特集 ー 上級王スヴァーグリム

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