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書籍

メイルモスの驚くべき傑作

謎の幻の達人、メイルモス著

私は我が美の全てを集めた! 財宝を! 遺物や奇妙なものを見れば、古遺物収集家も泣き出すだろう! ウェイレストの浪費家のブーツ! リーチのハグレイヴンの鍋! 小さな石のマンモス。こいつはいずれ自由にしてやろう。素晴らしい! 神秘的だ! 我が秘儀のように壮大なものはない!

だがこのように金では買えない価値ある宝でさえ、この瓶の前では色あせてしまう。見てくれ! 生涯をかけた研究の最高の成果だ。磨き上げられ、完成した幻惑魔法! この瓶は幻惑か、それとも現実か? これに触れると、お前は幻惑になるなのか? それは問題か? ハッ! 見極めるには触って見るのだ!

見よ! 入れ子の幻惑だ! わずかに軽く触れただけでも作動し、形を変え、好奇心を歓迎して抱きしめる。さらに多くの幻惑を産み出す幻惑!

利用法を考えよう! 例えば、私の卓越した詩や言葉遊びを絶え間なく馬鹿にするあの憎むべき吟遊詩人ども! リュートを手にしたとたん、リュートになってしまったらどうするかな? 誰に分かる? 私だ。私には分かる! 私、謎のメイルモスには。幻惑の達人には! ハッ!

ハ! ハハ! ハハハハハハ!

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