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書籍

クラン・ドロ修道院長への手紙

親愛なるクラン・ドロ修道院長

ヴァルナーゴ・ドロはトルヴァル・クリアタが、あなたの異動嘆願書を受け取ったことの確認として手紙を書いている。少々驚いたと言わざるを得ない。七つの謎の聖堂はあなたの技術と感性にぴったりだとクリアタは考えていた。聖堂の特異な歴史からある程度の難しさが伴うことは分かっているが、これを降格だと考えて欲しくない。断じて! その正反対だ! クリアタとしては、昔から我らの中の最強の指導者たちが封印を見張るべきだと考えてきた。七つ謎の聖堂で働くことは不名誉だろうか? 残念ながらそうかもしれない。しかしジョーンとジョーデは最も困難な要求を、最も強い者に課す。そうだろう? 厳しい自己管理と、徹底した研究で知られるあなたこそが適任だと思ったのだ。

あなたの嘆願書は検討するが、最も古い友人の一人として、ヴァルナーゴは修道院長としての新しい役割の美点を探すことを勧めたい。月はいつも我らの足をより輝かしい栄光へと導いてくださる。起きる事には全て理由がある。祈ろうではないか。

月のご加護がありますように。

司祭ヴァルナーゴ・ドロ

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