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書籍

イソベルからの手紙

我が友よ

トーナメント会場の外で会った日から、私の人生は変わった。あの時の私はとにかくイライラしていた。浜辺にいるのに、太陽とソルトウォーター・タフィが多すぎるとボヤいてる人みたいに。君が来てから私は黙り、自信が持てるようになった。君のおかげで、集中できるようになった。

人生には全ての焦点が合うことがある。全てが正しく並ぶように思える。他にこんな経験は一度しかない。

小さい頃の話だが、ゴンファローネ湾近くの古い洞窟をうろついていた。父と一緒に何度か来た場所で、探検しては冒険者のまねをしていた。でも、その日は違った。洞窟のより深いところに行き、古い板を踏み抜いて落ちた。ひどい落下ではなかったけど、着地の時に足首をひねってしまった。

私は闇の中で孤独だった。痛くて泣いてた。その時… その、笑わないでくれよ?

その時、私は光を見た。他に何をしていいかわからなかったから、私は祈った。その時、手が光り始めた。戦闘中に何度か呼び起こしているような力じゃないが、見ることができた。持ち物を集め、涙を吹き、木を拾って杖にして、出口を探すことができた。

私の人生はその時変わった。それから祈りを止めたことはない。

君がステンダールのようだと言うつもりはない。その、君も素敵な形で、私の人生を変えてくれた。この話は誰にもしたことがない。オーレリアにさえ。だから… あまりしゃべらないでくれ。

とにかく、今は未来が楽しみで仕方がない。君に仕えていると、次々と冒険が待っている。

- ハイ・アイルの騎士、イソベル・ヴェロイーズ

PS: 次に機会があったら、小説を貸してあげよう。「目覚めの時」と「守られた薔薇」は本当に素晴らしい。ああ! 「不服従」も! 大丈夫。きっと気に入る。

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