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書籍

アグネノールからの手紙

フィルジョア閣下

我が部隊に閣下が配属なさったストームフィストの分遣隊は、見事に任務を遂行しております。ご命令のとおり、地域の隅々にて通商と進行を妨害しています。合図をいただければ、ウィンドヘルムへ向けて進軍を開始する予定です。攻撃の時が来たら、街を包囲できる適切な位置につきます。

スクルダフンにて閣下にお供できないことが残念ですが、この任務がどれほど重要であるか、そしてなぜ任務の完了を閣下に委ねていただいているか、私は理解しております。

閣下の前にひざまずき、王座にお着きになるその瞬間を目の当たりにするのが待ち遠しいのです。その任務を与えていただけたら、私は喜んで、いまいましいあなたの兄弟ジョルンがあなたに対して犯した罪を、彼に償わせたいと思います。

あの吟遊詩人め! 強健王子様、彼がどのようにあなた様を打ち負かしたかは、私の理解を超えています。ぬいぐるみのようにあの男を引き裂くべきだったのです。彼は不正をしたに違いありません。私にはそれがわかるのです!

我々はバスタードの墳墓からゴブリンを追い出し、そこをかなり快適な旅団の司令部に変えました。ただあいにく、穏やかな生活のせいで隊員たちがだらけつつあります。しかしご心配はいりません。そんな怠惰はすぐに彼らから叩き出しますので。

隊員たちは、地方をうろつきまわること以上のことがしたくてうずうずしています。我々は、好敵手を相手にした本当の戦いを待ちわびているのです。ウィンドヘルムを守っているスキーヴァーどもが、我々の望む挑戦を与えてくれるといいのですが。

再び閣下のお側に行くその時まで、私は留まります。

— アグネノール・ストームブレード

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