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書籍

カジートの武器と鎧

エルスウェアの息が詰まるほど熱い気候の中に暮らす種族にとって、重い服や鎧を着ることは大抵の場合、実用的ではない。猫の民の生まれ持ったしなやかな骨格と手先の器用さには、より軽量の防御手段が適している。カジートは束縛と重荷を嫌悪し、生産者たちは動き回るのを助ける鎧を提供することに熱心である。最も軽いものになると、カジートの鎧はよく実用的な(しかしきらびやかな)普段着に間違えられる。キルト地や綿を詰めた服が銅と致命的な部分に添えられる。これが鮮やかな色模様で強調され、さらにゆったりとしたショールにリボン、装身具でアクセントが付く。カジートのように退廃主義的、快楽主義的でない種族が着れば、嘲笑されかねない装備である。

カジートが反撃を予想するような戦いの場合、彼らは布と革製の脚当てに篭手、軽兜を好む。これならば最大限に軽快な動きが可能になり、スピードを(ファッションも)犠牲にせずに済む。

俊敏さを旨とするこの種族にとっては、最も重いカジートの鎧でさえゆったりしているが、それでも漆塗りの金属板を革で縫い合わせたものが付いており、その下には刺繍入りのチュニックが入り、さらに曲げた銀と丈夫な麻の兜を装備する。カジートが全身用戦闘鎧を装備するのは、最も悲惨な条件においてのみである。

武器に関して言えば、曲がった三日月刀、サーベルやナイフ、あるいは彼ら自身の鋭い爪の延長としての飛び出し短剣がある。時として、この爪の形状は儀式用の三又槍や長弓の矢、投げ槍の先端の形状に用いられる。

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