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書籍

テルヴァンニの使者の日記

(スカイリムに派遣されたテルヴァンニ家の代弁者、エルヴァリ・トランデルの日記より)

しかし無駄な旅だ。名誉あるテルヴァンニ家が彼らの惨めな小競り合いに引きずり込まれることはないと、スカイリムの王たちは理解するだろうと思っていた。境界やどちらが正当な統治者かなど、誰が気にするのだ? 間違いなく、私たちには王冠や東西対立について意見などない。この世には、誰がどの雪と氷だらけの土地を統治するかなどより重要なことがある。他の「名家」がこの理解を分かち合ってくれたら、ダンマーはずっといい状態になるだろうに。

この旅の外交的な目的は無意味かもしれないが、この道程は役に立つことが証明されるかもしれない。スカイリムで古代の勢力が再び力を取り戻し、活発に活動しているらしいと噂を聞いた。アイスリーチ魔術結社の魔女が関わっているらしいが、彼らは私が偶然聞いた噂に比べれば素人みたいなものだ。私はこの古代の勢力の手法について学ぶ機会を堪能している。何と言っても、闇の魔法には力がある。もし噂が真実なら、その力が私のものになるかもしれない。

滞在を少し延ばして、何が学べるか確かめてみよう。もしかしたら、モロウウィンドに戻った時にその知識を、私の地位を高めるために使えるかもしれない。テルヴァンニ家の他の者もこういったことを学んでいるが、こうも力の根源に近いところにいた者はいない。この土地の下には、何かが眠っていると感じられる。何か暗いものが。何か… 強力なものが。私はそれを見つけ、自分のものにするのだ。

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