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ヘイルナの日記

旅の間に偶然出会えるだろうと考えていたさまざまな集団の中で、想定さえしていなかったのが竜教団よ。これは全くもって馬鹿げている。そこまで妄想するのは不可能だったと考える者もあるでしょう。しかし、結果は極めて明白ね。

私は彼らを隠れ家らしきものまで追跡した。彼らはそれを「ドラゴンの家」と呼んでいるが、見た目としてそう大したものではない。彼らはかつて強大だった勢力の屍のような場所に暮らしているが、彼ら自身も屍でしか有り得ない。仮に私がドラゴンの召喚を検討するほどイカれていたら、間違いなくもう少し陰鬱でない場所で実行するでしょう。実際のところ、そのような召喚に必要とされる機知や力を持ち合わせているかどうかはとても疑わしいと考えている。しかし、それでも彼らの理想は危険よ。

少なくとも、私があの馬鹿どもを排除することを戒める者はいないでしょう。過去に自分で法を執行することで様々な悪影響を被ってきたけど、これは別問題よ。芽生えたばかりの竜教団を虐殺する? ほとんど英雄になってしまうじゃない。

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