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書籍

グリンティング・タロンズ

アブラハー・アトタヌル著

ラ・ガーダが最初にオークを追い返した時、一部の戦士が実践した戦闘スタイルはあまりに恐ろしく攻撃的で、敵は呆然と立ち尽くし、攻撃されていると気づく間もなく切り倒されていたという。彼ら猛者たちはターヴァとダイアグナを崇拝し、剣に鷹の羽を彫り込んでいた。彼らの剣の歌は鷹の視力、正確さ、鋭い爪に影響を受けていて、太陽や光に関する記載もいくつかある。残念ながら彼らの遺物として今も残るのは、私が砂漠の奥深くで見つけつなぎ合わせた板や記念品以外にない。

グリンティング・タロンズと呼ばれたこの戦士たちは、両手に剣を持っていたことが明らかになっている。そう記されているのは、ヨクダからやって来た時代の彼らの活躍の記録だ。圧倒的な数的不利の中、オークの戦闘部隊を退けたこと、奇襲で要塞を奪ったことなど、たくさんの英雄的な話が書かれている。だが、その戦闘スタイルに関してはあまり知られていない。六手の戦いの跡地で見つけた剣技についての記述は、以下の部分的なものだけだ。

「太陽の方を向き、その重荷を顔で受け止めよ。終わりなき2本の刃に従え。
朝にこれらの攻撃を極めよ。光を切り裂き敵を闇に葬れ」

「2つの刃が4つになる」

「ライオンの牙が雷にさらされる」

「5本の矢が空を割る」

「無力な獲物を襲撃する叫び」

「夕方にこれらの攻撃を極めよ。敵を追いかけその肉を焼け」

これ以外に剣技についての記述や解説を見つけることができず、これほど貴重な知識が永遠に忘れられてしまったことに胸が痛くなる。できることならこの技を再興することが私の何よりの望みだが、手掛かりが少なすぎる。この謎に駆り立てられ、私は今後も旅を続ける。ターヴァの恵みを受けてさらなる発見へと導かれ、失われた知識を取り戻せる可能性を信じながら。

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