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書籍

フレリッタとプラル: 愛の歌

優しく美しきフレリッタ
干し草色の髪は
編んだ黄金とハチミツ
真昼の輝く太陽

プラルという青年を愛した
そして彼も彼女を愛した
氷が湖を埋めるように激しく
春が溶かすように確かに

彼女の口はスノーベリーのように赤く
彼の手は固く誠実だった
彼はこう言って、氷のレイスを狩りに出た
「君にふさわしい男になる」

それから四夜待ち続け
フレリッタは雪の中へ馬を駆った
闇を伴い、山が吠えた
月はひどく低かった

しかし馬は間もなく疲れ
寒さが彼女を眠らせた
彼女は木の下で丸くなった
嵐が彼女を深く埋めるまで

意気揚々とプラルが戻る
予告の通りレイスを殺して
彼は木の根元で立ち止まった
そこで見たのは黄金の房

彼は雪を払い除け、彼女を見つけた
クリームのように白く、死のように冷たい
けれど神々が彼らの愛に微笑んだ
そして彼がキスすると、彼女は息を吹き返した

「僕は獣を殺したよ」プラルが誇らしげに叫ぶと
フレリッタは喜びの涙を流した
2人は手を取り合って家に戻り、結婚した
彼らの愛こそ、冬には壊せぬものだった

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