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書籍

ベララー軍曹の最後の手紙

ドラゴンは我々と直接戦おうとしないが、咆哮でクワマーの群れを呼び寄せて襲撃してくる。我々はクワマーの数に圧倒された。ジャダッリのホーンを回収するために来た4人のうち、生き残ったのは私だけだ。

跳ね橋が前の道を塞いでいる。滑車が何らかの方法で橋と関係しているのは分かるのだが、これだけ血を失った後ではうまく集中できない。クワマーが壁を引っかく音が聞こえるし、ドラゴンは近くを飛んでいる。勝利を確信して、私を挑発しているのだ。ある言葉を何度も繰り返している。

「ケナーシは頭上を飛ぶ。アルコシュは栄光の中に立つ。たてがみは偉大な彼らの前に跪く」

これが滑車に関係するのは分かる。だが神々にかけて、方法が分からない。血溜まりが広がり視界がぼやけるにつれ、自分たちの行動が全くの無駄だったことに気づかされる。私は挑発するあの獣に立ち向かうことさえできない。

口にできるのは祈りの言葉のみだ。倒れた仲間のため。自分のために。

ベララー軍曹

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