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書籍

エサニヨンの記録

恵雨の月2日
八大神が話しかけてくださった! サマーセット諸島にいる全エルフの中で、この私に! 私を選んでくださったんだ。私は偉大になる運命だと母さんはいつも言っていた。夢の中にカラスが現れて、終わりが近づいているという言葉を広めろと言った。終わりが来ている。アーリエルの光に浴したいのであれば、準備をしなければ。

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恵雨の月8日
任務を開始した。すでに信徒の小さなグループが周りに集まっている。自分の兄弟、クアロナルディルもいる! 時間がなくなる前に言葉を広めなくてはならない。アリノールで開始するようクアロナルディルを、もう一人をクラウドレストに送った。私はスカイウォッチの人々に集中するためにオーリドンへ旅をするつもりだ。必要な手はずを整え始めなくては。

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恵雨の月20日
ついにスカイウォッチに着いて、言葉の拡散に取りかかった。多くの人が疑問を抱いているようだが、真実であることがわかる人も少数いる。私たちは同胞の魂を救うために一生懸命活動している。合図をもう一つ送ってもらうように、神々に祈ってきた。私が伝導する言葉に熱意を加えて、背後にある真実を示すために使える何かを。

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栽培の月15日
それはとうとう起きた。カラスが再び現れたのだ。神々は私にそれが起こる日付を教えてくれた。南中の月10日だ。タムリエルの人々に光を見せてあげるにはたったの2ヶ月しかない。時間切れになる前に、諸島の他の皆に言葉を広めなくては。

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栽培の月30日
また夢を見た! 今回はカラスがメッセージをくれた。神々は、私が貴族の血筋であるアルトマーを生贄として捧げれば、最後の訪れを防げると宣言した。自分の一団にそのようなアルトマーがいる。喜んで生贄になるよう彼を説得できなければ、さらに苦肉の策を取る必要があるかもしれない。どちらにせよ、それはすべての生物の安全を守るために為されなければならない。

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真央の月5日
儀式のために信徒を全員招集した。行われるのはエズドゥインの街だ。信者の多くがそこで火の番をする。貴族は死ぬだろう。そして、多くの者が生きることになるだろう。

真央の月10日
その貴族の男に警告した者がいる。彼は謝罪の意をよこしたが、仕えることはないだろう。もっと直接的な行動を起こさなければ。スカイウォッチに最も忠実な信徒を派遣してある。彼らの剣が我々皆を救うことになるだろう。

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真央の月14日
儀式は成功した! 我が一団は目的を果たしたのだ。しかし、誰が私を裏切ったのかを知った今、私は恐れている。自分の兄弟だ。クアロナルディルはもう何日も一団と一緒に行動していない。私は最悪の事態を恐れている。

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真央の月19日
スカイウォッチ衛兵隊がエズドゥインを攻撃した! クアロナルディルがやったにちがいない。私たちはエズドゥインの地下室に閉じ込められてしまった。不信心な衛兵なんかの手に私の信徒を死なせるわけにはいかない。

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真央の月21日
夢の中にまたカラスが現れて、マラーリ・モラを使えと言った。信者に危害が及ばないようにしなければならない。信じぬ者の剣に我が一団を飲ませるわけにはいかないのだ。ここにいる定命の者たちの命は終わってしまうが、我々の魂はアーリエル自身のもとへと届けられるとカラスは約束してくれた。

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