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書籍

クリメント・ノエラウムの日記

アルバトロス号に加入したばかりに思えるけど、巨大なエルデンの木やブラッケンリーフの森の小道を歩いてから2年以上がたった。財宝の分け前と王の恩赦を携えて戻るかもって考えたら… 婆ちゃんはものを飲み込めなくなって、舌が膨れ上がるに違いない!

それと父。父は諸々の「船乗りのナンセンス」が無駄じゃなかったって分かるだろう! 初めてヘヴンに連れて行かれた日を思い出す。父は船の大きさや砕ける波で驚かせるつもりだったと思うけど、聞こえるのはカモメの鳴き声と水夫のおしゃべりだけだった。ヴァレンウッドのカラスとレイヴンとは大違いさ! それからは、いつも浜辺に行こうとしてたな。

あと母さんはいつも信じてくれた。サウスポイントを離れると言ったときですら。もちろん泣いてたけど、母というものは息子の旅立ちには泣くんだ。それでも厳しい言葉は言われなかった。

財宝の分け前には、持ち帰って母さんに渡せる貴石や真珠がいくつかあるといいな。真珠を見たことはないだろうから。

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