スポンサーリンク
書籍

デイドラ崇拝とダークエルフ

ゴトルフォントのハデラス著

モロウウィンドのダンマーはいくつかの宗教的伝統に従っている。相手によっても異なるが、第一にして最大のものはトリビュナルの生き神、すなわちアルマレクシア、ヴィべク、ソーサ・シルの崇拝だろう。ダークエルフ文化の変わらぬ特徴の一つは、先人の霊魂に向けられる敬意と崇拝を中心としている。どちらの伝統も名家のダンマーによって実践されているが、アッシュランダー・クランは特定の先人と三柱の「善なる」デイドラ――アズラ、メファーラ、ボエシアを崇拝する。アッシュランダー・クランはトリビュナルの神性を拒絶している。

では、ダークエルフたちはいかにしてデイドラ崇拝とそれ以外の宗教的伝統を共存させているのだろうか? すべては彼らの先人崇拝への傾向に遡る。というのも、ダークエルフは(彼らの言い方によれば)善良なデイドラをすべてのダークエルフ民族の祖先と見なしている。これはトリビュナル神学にさえ組み込まれており、これらのデイドラ公は三大神の「守護者」であるとされている。

善良なデイドラが存在するなら、邪悪なデイドラもまた存在すると考えてよい。ダークエルフにとって、それは災厄の四柱神という形態を取り、これはまた敵対者、試す神々としても知られている。デイドラ公メエルーンズ・デイゴンとシェオゴラス、マラキャス、モラグ・バルがこれに含まれる。これらのデイドラ公に捧げられた古代の聖堂はモロウウィンド中に見られ、一部の主張するところでは今日に至るまで秘密裡に崇拝されている。

デイドラ崇拝のその他の例は、他のデイドラ公信仰も含めて、ダークエルフの地でもそこかしこで見出されるが、最も有力なのは上記の崇拝形態である。トリビュナルと名家の支配下にある、いわゆる文明化された街では、聖堂のオーディネーターが熱心に異教の教えを狩り出しており、大半のデイドラ崇拝がその対象となっている。

コメント

スポンサーリンク