ニルファス、 台帳にメモを書いて通信するなんて、名案だ! それはそうと、西棟でドワーフ・スパイダーが騒音を起こしている。真夜中にスパイダーの足が床に当たってガタガタ音を立てるんだ。ずっと眠れない。自分で見に行きたいところだが、君は研究所のあの区画に入る許可を私に与えるのを忘れただろう。それにプロトゥスは私のために道を開いてくれないんだ。 君の調査が順調に進んでいることを願っている。この神聖な地の管理者仲間として、君の研究についてもっと知りたいものだ。私はトリビュナルに詳しいから、君の助手にだってなれるかもしれないぞ! いずれにせよ、元気で。 ソリン * * * 君の協力とトリビュナルについての専門知識は必要ない。 西棟のコンストラクトは私が処理しておく。ただし外で崖をうろついているスペルライトを、今度こそ完全に追い払ってもらいたい。君はあの女に他の情報の泉を探すよう丁重に頼んだようだが、明らかに無駄だった。 ニルファス * * * ニルファス、 あのスペルライトがまだいるって? 彼女はケメル・ゼーの研究所を妨害しないことがトリビュナルにとってどれほど大事か、理解してくれたように見えたんだが。わかった。もう一度彼女と話をつけてこよう。三大神の神聖な願いを尊重しろと彼女に言うつもりだ。彼女がエレベーターシャフトに侵入しなくても、この広大な場所を管理する仕事は十分に大変なんだ。君がこのことをプロトゥスに話したかどうか知らないが、エレベーター付近の警備を強化したらどうだ? 三大神の光の導きが君にあるように。 ソリン * * * 私の仕事のやり方に口を出す前に、スペルライトを片づけて自分の仕事をするがいい。プロトゥスの警備体制は計算し尽くされたものだ。ケメル・ゼーは適切に守られている。 ニルファス * * * ニルファス、 不服を言いたかったわけじゃない。ただ君が最近プロトゥスの指令の一部を変えたのを見たんだ。君の変更で控えの間の防備が弱まったことを見逃して欲しくなかっただけだ。もちろん、君が私よりもプロトゥスの能力についてよく理解していることは認めるよ。 ここのコンストラクトがどういう活動をしているのか詳しく説明してくれれば、私ももっと協力できるんだが。私はトリビュナルについて詳しいが、ソーサ・シルが私に最も縁遠い生き神なのは確かだ。私の感性は母により近い。だが学ぶつもりはある。三大神によりよく仕えられるように、特に君が力を貸してくれればな。 トリビュナルが君を記憶に留めて下さるように、 ソリン
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