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書籍

コロヴィア脱走兵の日記

我々は今や全員コロヴィアの敵だ。この土地に住む獣達も彼ら以上に歓迎してくれそうにない。とは言えそんなことは問題ではない。喋るペットや人食い部族と戯れるくらいなら、故郷で脱走の罪に問われ絞首刑になる方がましだ。

将軍は我々を死なせる気で送り出した。彼女はリーパーズ・マーチで手にしたものを守り切ることはできないだろう。そして戦線に配置された兵士の大半は、この占領が自分達の死をもって終了することを十分に承知している。我々は単に離脱したのだ。

我々は人目につかない場所にある遺跡をいくつか見つけた。どれも大した価値はなさそうだし、彫刻を施された喋る猫どもの霊廟でもない。ここなら状況が落ち着くまでじっと待ち、その後必要に応じてあの獣どもから略奪できる。

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