スポンサーリンク
書籍

解読者アカシーンの日記

ついに答えを得た!

「セタリヤックスの異端」がすべてを明らかにしてくれた。秘訣は魂を定命の体から解き放つことだ。身体を持たない霊魂として、純粋な知識として永久に存在すること。私はどんな主題でも関心の向くまま探究する永遠の時間を手にする。そして劣った器がこの哀れな世界によって消滅させられる前に、その知識を飲み干してやれる。

残る障害は一点だけ。神秘の儀式だ。危険がないではないが、やってみるしかない。協力者を見つけて「神秘のグリモア」を読ませれば、私の精神を破壊することなく、儀式の知識をその者の精神から直接引き出すことができる。辛い決断ではあるが、協力者も生き続けられる。私がその者のすべてを得て、さらにそれ以上の存在となるのだから。

もう一度ウルダザーンを読み、異端を正しく理解できたかどうか確かめねばならない。無駄にできる時間は少ない。今日すでに二度、私の心臓は止まりかけ、視界は暗くなった。手早く作業しなければ。

コメント

スポンサーリンク