物語内容
ニッソの芸術について
デッドウォーター村で、シシスに祈りを捧げているアルゴニアンに話しかけましょう。
ウアクサル
変化を称えることは、シシスを称えることだ。
サクスリールのすべてがこれを知っているが、時に忘れられる。
ニッソとして、彼らに思い出させることが私の仕事だ。
この仕事を手伝ってもらえないだろうか?
何をしたら良い?
ウアクサル
変化と混沌の力を表す記念碑を作りたいと思ってるんだ。
時が壊したものを使って、シシスの名の下に新たなものを作る。
そこでお前に手伝ってもらいたい。
何をすればいい?
ウアクサル
過去の影響へ旅してもらう。
ツォフィア洞窟、シシスの歯、そして数知れぬ槍の墓。
そこで石の巣の時代が残した欠片を集めてほしい。
全てが集まったら、作ることにしよう。
わかった。芸術のため、遺跡を回ろう。
ウアクサル
変化の美しさは否定できない。
我々の愚かな過去の壊れた石だ。
空は沈む太陽の上で、赤い血を流す。
皮膚が崩れかけた、死体の肥大した顔だ。
ああ、そうした驚異を見つめよう。
芸術を作ることがなぜシシスを称えることになる?
ウアクサル
教えてくれ。
黒いキャンバスには何が描かれている?
何もない。
ウアクサル
その通り!
何もないからこそ、何かを作れる。
最初は何もない。次に何かが作られる。
これこそがあらゆるものの意思。
これこそがシシスの意思だ。
では、芸術を作ることがシシスを称えることになるのか?
ウアクサル
シシスとは存在するものの狭間にある無。
すべてを作り出し、いつかそれを破壊する虚無。
変化の意思、我々の唯一不変のものである変化。
我が芸術はこの意思を讃える。
過去を破壊し、未来を作り出す。
ニッソとしての役割について教えてくれ。
ウアクサル
私はニッソの一人。
仲間のようなものだ。
虚無の言葉を話すため、肌の乾いた者の言葉では「無の代弁者」と呼ばれている。
もちろん、皆が同じ言葉を話すわけではないがな。
どうして話す必要がある?
皆が同じ言葉を話さない?
ウアクサル
シシスは数多の存在。
変化の意思、混沌の力、流血への欲望。
その言葉は多く、そのために多くのニッソがいる。
だが、我々は皆、より大きな真実の一部のみを語っている。
つまり…?
ウアクサル
例を挙げればわかるかもしれないな。
私はこの芸術によりシシスを崇めている。
何もないところに存在を見出し、作り出す。
この行いにより教訓を学ぶ。
師匠には別の方法があった。
血の捧げ物を必要としたんだ。
血の捧げ物?
ウアクサル
捧げ物が素晴らしいほど、栄誉も大きくなる。
剥ぎ取ったばかりで血まみれた鱗や爪を捧げる者もいる。
指や尻尾の先を捧げる者もいる。
ある信者は心臓を捧げた。
もちろん、その男は亡くなった。
どうしてニッソになった?
ウアクサル
ヴォー・ヴァステイとして受け入れられるだけだ。
肌の乾いた者の言葉では、見習いだな。
師匠と長い間旅をし、ニッソの称号を与えられた。
それからはさまざまな部族に闇の言葉を広めながら、一人で旅をしてる。
なぜ旅をする?
なぜ1つの村に留まらない?
ウアクサル
私が話す真実は一つだけだ。
多くの季節を通じて、この村は多くの言葉を聞く。
多くの言葉から、彼ら自身の真実を作る。
真実は違っていても、結局は真実になる。
宗教を広める方法としては複雑だ。
ウアクサル
サクスリールは信仰において楽をすることを望まない。
ページに言葉は書かず、信者に不動の言葉を話すように求める。
信仰には疑問が投げかけられ、疑われる。
判断され、最後に受け入れられる。
それでこそ真実だ。
遺跡の欠片を集める
マークマイアの遺跡を巡って、遺跡の欠片を集めましょう。
3つの欠片を集めたら、ニッソ・ウアクサルに渡しましょう。
ウアクサル
我々の愚行の崩れた石を持って来たのか?
遺跡の欠片を集めた。これでいいのか?
ウアクサル
そうだ!
この遺跡は古い野蛮な信仰を示している。
我が部族は石になることを考えていた。
動かず、変わることはできないものに。
シシスの贈り物から身を守っていた。
過去に対して目を閉じなければ、今ここで先を見通すことはできない。
では、瓦礫から芸術を作るのか?
ウアクサル
違う。
芸術よりもずっと偉大なもの、捧げ物だ!
かつてはシシスの囁きを怖れていた。
しかし今では自らその言葉を話す。
さあ、早く倉庫から槌を持ってこい!
槌を手に入れよう。
ウアクサル
なら急げ!
必要なものを集めに行くんだ!
デッドウォーター村にある倉庫へ、槌を取りに行きましょう。
ウアクサル
戻ってきたんだな!
では作られたものを破壊する時だ。
さあ早く、その槌で記念碑を叩き壊してくれ!
ニッソ・ウアクサルは作ったばかりの記念碑を壊すように促します。
ウアクサル
なぜためらう?
動揺する前に、やりとげろ!
なぜ自分の芸術を壊すよう願う?
ウアクサル
シシスは始まりであり終わりでもある。
新たに作り出すだめにすべてを滅ぼす繰り返しだ。
この瞬間も繰り返されている。
しかし、なぜこうも早く壊す?
ウアクサル
変わるべきものは変わる。
躊躇すれば停滞をもたらすだけだ。
それはシシスの意思に反する。
グズグズするな!さあ壊せ!
早く真実をもたらすんだ!
記念碑を破壊する
シシスに捧げる記念碑を破壊しましょう。
ウアクサル
なんと輝かしい!
混沌、そして破壊!
今日、真にシシスの栄光を称えた。
報酬は?
ウアクサル
もちろん支払う。
司祭ではあるが、施しは期待していない。
それに、素晴らしい働きをしてくれた。
新たなものを作り出し、古きものを破壊した。
それが変化というものだ。
それこそがシシスの意思だ。
クエストを完了する。
ウアクサル
他に尋ねたいことはあるか?
私はシシスについて知りたがる、全ての者に答える名誉を持つ。
シシスについて教えてくれ。
ウアクサル
想像の前には虚無があった。
何もなかった。
しかし、無も変わる必要がある。
シシスは無を切り離し、存在の可能性を生み出した。
この考えはすべてのものと同様に栄え、衰える。
すべてのものはそうなる。
なぜアルゴニアンはシシスを崇拝する?
ウアクサル
我々は未来に起こる変化を崇拝している!
かつては石になり、この祝福から身を守ることを考えたこともあった。
畏敬の念からではなく、恐怖からシシスの記念碑を建てた。
「変えないでください!」と叫んだ。
「死にたくない!」とな。
それから?
ウアクサル
それは誰にもわからない。
おそらく、我々の石の心を粉々に砕いたのはシシスだろう。
根の端で足をばたつかせたため、関わりを求めたのはヒストだろう。
しかし、すべてのものが終わるように、石の巣の時代は終わった。
すべてのものは終わる。
だから記念碑を破壊させたのか?
ウアクサル
過去の愚行の木霊を今日の平穏な畏敬の念に変えたいと望んでいた。
しかしある日、その気持ちさえも変わった。
信仰、文化、民。すべては変わる。
変わらなければならないのだから。
そして、すべては再び無に帰る。
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