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書籍

アッライの日記

薄明の月2日――
なんと素晴らしい日だ! 学業の完遂にこれほど近づいたことはない。何年も猛勉強した甲斐あって、今日、指導教官からクラスの首席で試験に合格したと言われた。

今日は友達と祝杯をあげよう! 夜通し飲むぞ!

薄明の月4日――
今日、シンギルと一緒に出発する。彼女の両親を訪ね、結婚前の挨拶をするためだ。僕は受けがよくない。学者は狩人のようには重んじられないからだ。彼女の両親が考えを変えてくれるといいが。

遺跡を突っ切る近道で行こうと思う。一月か、せいぜい二月で戻ってくる予定だ。

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