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古遺物

古遺物装備の書

エルダー・スクロールズ・オンライン(ESO)の古遺物装備の書をまとめているページです。

古遺物装備の効果はこちらのページ、古遺物装備の手掛かりはこちらのページに記載しています。

ワイルドハントの指輪

古代の石を刻み、粗金属と混ぜて作ったこのウッドエルフの指輪は、より残酷な時代の産物だ。狩人と獲物の恐るべき姿は装着者の夢見を悪くするが、イフレの俊敏さを得られるなら眠れぬ夜も悪くない。

水のバンド

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

指輪にしては小さすぎますね。おかしな言い方ですが、まるで指輪の指輪のようです。この地域の他の装飾と同じ材料から作られているようです。ワイルドハントと関係あるのでしょうか?

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

ワイルドハントの儀式に巻き込まれたウッドエルフは奇妙な動物に姿を変えるようだけど、一部では水にも変身できると言われている。これは…液体化したボズマーを表しているのかもしれない。

アマリエン
アマリエン

そうよ!動物じゃなくて大量の血に変身するボズマーの話を聞いたことがある!きっと素晴らしい光景でしょうね。じゃなくて…恐ろしい光景でしょうね。とにかく、壮観よ!

大蛇の顔

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

この恐ろしい顔がマオマーだと思う者もいるかもしれないが、これは間違いなくワイルドハントを表している。ワイルドハントで、ウッドエルフはあらゆる怪物に姿を変えられる。これは蛇にも魚にも見えるな。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

ウッドエルフの工芸品に大蛇はあまり登場しないけど、私もウグロンと同じ意見よ。ワイルドハントで呼び出された獣を特定することはできない。蛇に見えたと思ったら、次の瞬間には魚のような姿になっている。恐ろしいわ。

アマリエン
アマリエン

ワイルドハントから生まれた怪物の話を読んだことがある。大蛇の体と鮫の顎を持ってたって。ヴァレンウッド周辺の浅瀬にまだいると言われてるわ。昔はウッドエルフだったのかも!

イフレのシンボル

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

このお守りは小さいが、ウッドエルフの森神イフレの猫写と酷似している。頭の両側に空洞があるので、他にもこれとセットになるお守りがあると思う。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

確かにイフレのように見える。でもイフレの顔つきはこんなに冷たくない。まるで唸っているか、生い茂った葉の後ろで怒鳴っているみたい。ずいぶん不吉な表情だわ。

アマリエン
アマリエン

ウッドエルフのワイルドハントの力を解き放ってるのかも!イフレはウッドエルフに、グリーンパクトの一員として姿を保つよう命じた。でも皮肉なことに、困難に陥ると再び変身を許した。そういう意味じゃ、神々も変わってるわよね。

狼の顔

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

小さな彫刻ですが、それでも恐ろしい。怪物的であることは確かですが、正体は一切不明です。これほど不気味なものは、ワイルドハントと無関係ですよね?

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

このお守りには注意しろ。古いが、牙はまだ鋭い。ワイルドハントでは、瞬く間に骨から肉が引き剥がされるらしい…これは、そのことを語り継ぐための品かもしれない。

アマリエン
アマリエン

狼に見えるけど、それじゃ単純すぎるわ。ワイルドハントの獣は様々な恐ろしい特徴を持っている。これは死した狼鹿の王を表してるのかも!半分狼で半分ワニの怪物よ。噂ではまだヴァレンウッドをうろついてるって!

姿なき者のお守り

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

正直に言うわ…これが何なのかまったくわからない。目を細めたら顔に見えなくもないけど、形が妙で金属が緑っぽいことを考慮すると、ワイルドハントの遺物と言えそうね。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

私の記憶が正しければ、ハントでは形のはっきりしない存在が出現するそうです。ボズマーの歴史書によると、儀式で変身させられたウッドエルフは「偉大な苦悶する舌は、唇や歯に囚われない」そうです。不気味ですね。

アマリエン
アマリエン

巨大な舌に追いかけられるなんて想像できる? 残念ながら、ワイルドハントでは誰一人生き残れない。望んで参加した人さえも。またウッドエルフが怒って、召喚するまで待つしかなさそうね!

マラキャスの残忍なバンド

この重い鉄の指輪は、持てる者の拳にぴったりとはまる。装着者は遠い太鼓と剣戟の音が聞こえるようになり、オーク族の厳しさとマラキャスの力が手に入る。

マラキャスの残忍な災厄のフープ

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

大発見だ!なんと複雑な編み目だ。これは明らかに、マラキャスの残忍なバンドの上フープだ!フープとコアとループが揃えば完全な指輪となる。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

初代オルシニウムの略奪の後に台頭したマラキャス教団のものですか?本当に?把握している限り、ごく少数しか存在していないはずですが。それに、呪いがかかっていませんか?元の場所に戻した方がいいような…

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

くだらない! 呪いの噂が出る度に学者が尻込みしていては、何も達成できないぞ! それにこの上フープは、災厄に対するマラキャスの加護の象徴だ。装着者を守ってくれるさ。

マラキャスの残忍な儀式の油

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

この儀式用の壷には「残忍なる種族」の印が付いている。ボラグ・グロー・バシュナルズというオークが設立した教団だ。伝説では「残忍なバンド」をマラキャスその人から受け取ったと言われている。オークでさえ信じがたい。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

ええ。その話は覚えています。オルシニウムの書によればマラキャスが彼の前に現れ、教団の全員分の指輪を授けたとか。ブレトンの村を全員アッシュピットに捧げた褒美だったと聞いています。恐ろしい話ですね。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この壺には残忍なバンドに塗るための儀式用油が入っているはずだ。全信者が指輪に塗るため、この油を持ち運んでいたと信じられている。果てしない逆境を耐え忍べるよう、祈り求めていたのだ。

マラキャスの残忍な儀式の埃

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

マラキャスの残忍なる種族という教団が使っていた、儀式用の埃が入った袋だ。まさか現存していたとは。そして保存状態が良好だ。革の保管とも関係があるはずだ。あるいは、本当にアッシュピットの埃だ入っているのか?

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

そう伝えられていますね。これも、マラキャスが最も献身的な信者たちに授けたと。つまり狂信的だったということですが。信仰のためなら死を誓った暴力的な狂信者です。そして、本当に命を捨てました。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

彼らは寝ている間、残忍なバンドを埃の中に保管していた。そうすることでマラキャスの領域の力を取り込めると考えたのだ。この埃が本当にオブリビオンのものかどうか、魔術師ギルドが検査してくれないか?

マラキャスの残忍な力のループ

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

見て、これはマラキャスの残忍なバンドの一部よ!明らかに「マラキャスの残忍なる種族」の中心メンバーのものでしょう。第一紀1000年頃、オルシニウムの残骸から台頭した教団よ。魅力的な集団だわ!

アマリエン
アマリエン

魅力的?私の研究によればブレトンとレッドガードの一掃に余念がなかったマラキャスの狂信者で、オークに対する侮辱を一切許さなかった被害妄想の強い連中よ。この指輪は、単なる復讐の象徴に過ぎないわ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

立派なことを言っているが、侮辱や復讐について君に何がわかる?「残忍なる種族」の理念に賛同したオークも多く、教団の掃討は悲しまれた。私は別だが、そういうオークもいるのだ。

マラキャスの残忍なルーンコア

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

また大発見よ!マラキャスの残忍なバンドのコアに間違いないわ。見て、この精妙な彫刻とルーン細工。教団はこれがアッシュピットで作られ、マラキャスその人によって授けられた指輪だと主張していた。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

あらゆる伝説と同様、その話にも真実の一部が含まれているはずだ。模造品は長年目にしてきたが、本物の指輪はごく少数しか知られていなかった。だがこれは間違いなく本物だ。オークにはわかる。

アマリエン
アマリエン

そうね。それどころか、これは指導者のバンドのコアと言ってしまっていいと思う!シンボルを見て。斜線と角が書かれてるでしょう。マラキャスの真名の一部よ!前に見たことがあるの。信じて!

音調平準化のトルク

伝説によると、このしっかり結ばれたドワーフのネックレスをつける者は、神に近い視点を得るという。世界の欠陥全てを厳格な焦点に合わせる、冷たく論理的で正確な思考をもたらす。

愛のトルク

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

妙だな。この金属バンドは首輪ほどの大きさだが、不完全な状態のような印象を受ける。ドワーフの品であることは間違いない。幾何学模様はドゥエマーの技の特徴だ。これがトルクだとして、残りの部分はどこだ?

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

不完全に見えるのは実際に不完全な状態だからです。ドワーフは複数の糸を編み合わせてこのような品を作っていたのでしょう。だとすれば辻褄が合います。冶金学者によると、ドゥエマーは異なる金属を組み合わせてドゥエマー合金を作っていたそうですから。

アマリエン
アマリエン

それで、どんな魔法がかかってるの?この小さな刻み目は、どう考えてもドゥエマー文字と一致してるわ。きっと知識を表してるのよ。これを編むと、トルクにドゥエマーの伝承の魔法が生まれて結びつけられる。知識が基礎になるのね。

歌のトルク

アマリエン
アマリエン

この綺麗な刻み目は…見覚えがあるわ。音や音楽を表すドゥエマーの記号よ。知っての通りドワーフの生活や魔術において、音は重要な役割を担ってた。歌も含まれてたのかな。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

歌?ハイエルフが喜ぶようなものではないと思うぞ。ドワーフは美よりも冷徹な論理を重視した。歌より非論理的なものは思いつかない。道具に喋らせていただけだろう。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

これはある冶金学者が言っていたことだけど、合金における金属は和音における音調のようなものだって。的確な例えでしょう?正直、ドワーフが曲と音を区別していたとは思えない。魔法の音も古代の曲も、何らかの叡智に繋がるわ。

音調集中のトルク

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

使われているのは普通のクオーツ。技術や設計も凡庸だ。この魔法のトルクの他の部品の職人技を考慮すれば、二流の職人によって元のフォーカスストーンが安物と取り替えられたと考えざるを得ない。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

確かに普通のクオーツだが、この魔法トルクにおいては話が違う。クオーツとはクリスタルだ。クリスタルは音の伝達に関して多くの特殊な性質を持っている。少しでも石を彫るか削ってしまえば、元の共鳴が失われていたかもしれない。少なくとも私はそう思う。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

さすがはレジナスです。ご自分で認めている以上に的確なことを言われる。音の伝達特性はクリスタルによって様々です。このトルクの部品はすべて精密に形作られ、クリスタルの共鳴力を増幅させているのでしょう。完璧です!

力のトルク

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ドワーフの金属の糸に、力を示すドゥエマーの刻み目が入っている。これ自体は何の用途も持たない。だが別の部品と組み合わせれば…例えば編んで首輪にすれば、この糸によって全体の力が増幅されるだろう。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ドワーフは、様々な用途のために首輪を…正確に言えばトルクを作り出していたのだろう。ネックレスは強力な付呪を秘めていることが多い。対象の魔法を増幅させるトルクが見つかっても不思議はない。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

この印には気をつけて。ドワーフの装飾は例え娯楽目的の安物であっても、扱いを誤れば命を落としかねない! トルクが揃えば、この用途を突き止められるはずよ。

喉覆いのトルク

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

変ね。こんな盾のような物が取り付けられているドゥエマーのトルクは初めてだわ。声を増幅させるため?それとも装着者の喉を守るため?一体何のために?鎧の首当ての方が役に立ちそうなものだけど。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

わかりましたよ!このトルクは、「音建築」のために作られたのです。音を使って現実を作り出すドワーフの技術です。とても強力な魔法…か、機械です。ドワーフが魔法と機械を区別していたかどうかはわかりませんが。

アマリエン
アマリエン

音建築!?ドワーフが音建築で作った物はもちろん見たことがあるけど、まさか実際に音建築家が使っていた装置を見られるとは思わなかった。一体このトルクで、どんな建築が作られたの?

サラシアのストラングラー

この手袋にはスロードの奇怪な力が脈動している。この海の怪物に手を差し込めば、装着者はアルケインの力に満たされる。しかしサラシアの魔術全てと同様、この力には代償が伴う

浮かぶ鋼

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

スラスに金属はあったのか?なかったなら、なぜ彼らが所有していたのか。タムリエルと交易はそれほど行なっていなかったのに、妙な話だ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

海底から収集したのだろう。沈没船などからね。迷い込んできたマオマーか、あるいはヨクダ人やレフトハンド・エルフか。それにしてもこの金属は妙に軽い。水に浮かぶようだ。

アマリエン
アマリエン

わかった! 蛙鋼よ! シラベインは第一紀中期に錬金術の合金を発見し、エルフの海兵隊に鎧を提供したの。おかげで船から転落しても、海底に沈まなくて済んだのよ。スロードなら興味を持ってもおかしくないわ!

力を失ったアネモネの象眼細工

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

私はスロードやアネモネの専門家じゃないが、沼地で生息するアネモネは汽水地域に生えることが多いのは確かだ。ちょうどスラシア列島中央部の湿地帯のような。おそらくあそこで見つかったのだろう。

アマリエン
アマリエン

スロードが死霊術に使った可能性はある?アネモネの粘着性が特定の魔術を強化したせいで、スロードの技術があれほど洗練されているのかもしれない!

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

どこかに縫い付けられてたんじゃない? 革紐を通すのにちょうどいい間隔に見える。あるいはボルトやネジか。私たちが今見てるのは、全体の一部に過ぎないわ。組み合わせればすべてが繋がるはずよ!

オウムガイの殻の防具

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

真珠海の島は、海岸に無数の貝殻が打ち上げられることで有名だ。オウムガイのような渦巻き模様の貝殻が多く、軽量だがとても耐久性が高い。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

スロードはあまり貝を活用していなかった。聞くところによると、ほぼすべての道具を忌み嫌っていたようだ。しかし全旗艦隊の記録を信じるとすれば、鎧は時折使用していたらしい。あのたるんだ体では攻撃を防ぎきれなかったのだろう。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

アゴニオ島の周辺に生息しているオウムガイは特に大きいようです。諸島で一番大きな島だったため資源が豊富で、オウムガイも普通より大きく成長できたのかもしれません。

ネバネバした革

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

これはスロード自身の革か?獣を殺さなくても手には入るが、痛みは相当なものだろう。自分の皮を剥ぐのはな。

アマリエン
アマリエン

きっと脱皮したのよ!海の生物は脱皮して成長するんでしょう?カニとかも。ピンクの臭い獣が、脱皮してる姿が目に浮かぶようだわ!

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

生々しい説明をありがとう、アマリエン。確かに、自然な老廃物の可能性はある。あるいは、幼体から採取された可能性も。スロードに関する数少ない研究結果によると、彼らは子供の扱いがよくないようだから。

サンゴのプレート

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

スラス全体をサンゴ礁が支えていたと読んだことがあります。私たちが鉄や岩を掘り出すように、彼らもサンゴを採掘していたのでは?

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

間違いない。スロードは入り組んだサンゴ層を利用して移動していただけでなく、採取方法も開発したのよ。方法は想像もつかないけどね。このサンゴはまるで岩みたいに硬い。つるはしで掘り出せるとは思えないわ!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

よく見るんだ。色や空洞のパターンが微妙に違っている。軽いサンゴや頑丈なサンゴなど、戦いに応じて使い分けたのだろう。何より、海底に沈むことは絶対にない。

血の王の抱擁

長く忘れられた吸血鬼の鍛冶が、この悪しき胸当てを数百年前に作成した。この冒涜の鍛冶場がどこにあるのかは謎のままだが、この不吉な鎧は吸血鬼の闇の力を示し続けている。

ゴブレットの首当て

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

普通の首当ては、喉付近に取り付けられて首を完全に覆っている。だがこの大きな穴のせいで、鎧に当たって上に跳ね返った矢くらいしか防御できないだろう。分厚い兜を被っても、かなりの隙間ができてしまう。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

専門分野ではないのに口出ししてすまないが、金属板と首の装着部分に、わざと開けられた隙間があるようだ。正直に言うが、排水口を思い出すような隙間だ。用途は一体何だ?

アマリエン
アマリエン

レジナス。さっきその穴の錆を掃除したんだけど、錆だと思ったのは乾いた血だった。古い防具の一部に血がついてることは割とあるけど、本当に液体を排出していたのかもしれない。持ち主が吸血鬼だったら、戦いながら血を吸うのは厄介な仕事だったでしょう。

餓えたガードル

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

一見したところ何の変哲もない単なる革のベルトだが、見た目に騙されてはいけない。内にはまるで血管のようだとしか言い表せない溝が隠され、あちこちに歯が生えている!

アマリエン
アマリエン

その鋭い歯で指を刺してみたわ。何かに傷口を吸われているような感じがしたから、すぐに手を離したの!吸血ベルトを作りたかったのなら、どうして内側に歯をつけるの?拷問の道具か何かだったのかも。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

血を吸われるのは間違いないようですね。吸われている間はバンドが脈打っています。付呪を増幅しているようです。誰かが試着を申し出てくれるまで、私に言えることはこのくらいです。生命力を吸い取られる下着を買うとしたら、コルセットを選びたいですね。

牙の付いた胸当て

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

変わった構造だ。背と胸は前後から守られているが、脇腹と腹は完全に露出している。機動性が上がるとはいえ、防御力を犠牲にする価値があるとは思えない。それに分厚い棘は完全に飾りだ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

エナメル塗装が剥がれていた部分の金属を分析してみた。デイドラの金属だったよ。露出部分に関しては金属の希少性で説明がつくかもしれないが、ではなぜ飾りの棘に使用した?これほど熟練した鎧職人が、ここまで非実用的な品を作るとは思えない…儀式用の胸当てに違いない。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

私はそう思いませんよ、ウグロン。この金属には強力な魔法が込められています。復元力の高さが理由でこの強力な物質が選ばれたか、付呪との相性のよさで選ばれたのかもしれません。実際、恐ろしい外見ですしね。

サングインのダブレット

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

見たことのない様式のダブレットだ。裕福な人物が発注した特注品だろうか。革は申し分ないほどしなやかだ。伸ばしても音が立たず、ゴムのように元の状態へ戻る。羽織ると、暖かく抱きしめられているようだ。

アマリエン
アマリエン

これを触ってると、二度と思い出したくなかった嫌な記憶が蘇ったわ。ヴァレンウッドで会ったボズマーのなめし職人が作った服だった。グリーンパクトを熱心に実践してる職人だったの。まるで生きてるような感じで、ゾッとした。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

アマリエンの疑いは正しい。私は邪悪な死霊術師の相手をしてきたので、エルフの革の感触も知っています。この革は厳密に言うと生きてはいませんが、まだ生きているように機能しています。切り傷やすり傷を治癒さえしているようです。

生贄のタセット

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

妙だな。デザインに統一感がない。包み込む防具は普通、胸の下に革紐で固定して腹を保護し、脚の下まで伸びる。これはどちらにも当てはまらない。腎臓と腰、骨盤程度しか保護できないぞ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

腰の周囲に穴がいくつも開いている。おそらく締め付けるためだろう。だが個人的な意見を言わせてもらえば、やりすぎだ。これほど接触点が多くては安定性が上がらない上に、曲がってしまいやすくなる。他の機能も特になさそうだ。

アマリエン
アマリエン

どこかに縫い付けられてたんじゃない? 革紐を通すのにちょうどいい間隔に見える。あるいはボルトやネジか。私たちが今見てるのは、全体の一部に過ぎないわ。組み合わせればすべてが繋がるはずよ!

雪歩き

この裏毛のブーツは、北の足装備の実用性とエルフ鍛冶の精度を組み合わせて作られた。磨かれた金属には魔法がかかっており、装着者をあらゆる足止めから守る。

アーリエルの金属彫刻

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この彫刻はアーリエルを崇めるためのものだ。私の研究によると、アーリエルはスノーエルフにとって重要な存在だった。そしてこの金属は柔軟だ。本来の用途が何だったのかはわからないが。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

当時はアーリエルの崇拝が盛んだった。今も同じだけどね! 崇拝していたのはスノーエルフだけじゃない。彼らの歴史は謎だらけだから、それさえ議論の余地はあるだろうけど。でもこれが発見されたってことは、その仮説を裏付けるわね。

アマリエン
アマリエン

これだけ時間が経ってもこんなに柔らかい。普段から身につけて、信仰を示してたのかもね。鎧とか盾とか、いろんな所に飾ってた可能性はある。普段着に付けていたかも!

雪サーベルキャットの毛皮

アマリエン
アマリエン

芸術家たちは長年、スノーエルフが頭から爪先までファッショナブルな毛皮をまとっていたと考えてきた。長い毛皮のマント、凝った帽子、モコモコのブーツ…両端に縫い目があるから、服のために作られたのでしょうね。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

当時は、スノーエルフの貴族居住区周辺に多数のユキサーベルキャットが生息していたのだろう。衣服の主な材料や、その他の資材として使われていた可能性はある。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

私は仕立屋じゃないけど、服にはうるさい。裁断から判断するに、帽子か手袋の裏地かもしれない。よく見れば、剥がされた縫い目の箇所がはっきりわかるはずよ。

雪杉の化石

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

雪杉はとても頑丈だ。どうやら極寒と栄養不足を生き延びるためにスノーエルフが繁殖させたようだが、木から切り離されたものを見るのは初めてだ!

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

数時間で木を化石化できる錬金術があります。ほぼ壊れない頑丈な物質となり、様々な用途に使うことができるのです。これが何に使われていたのかは、何とも言えませんが。

アマリエン
アマリエン

間違いなくスノーエルフが作ったのよ! きっと木を固めて活用してたのね。鎧を作ってたかもしれない。頑丈だもの。それに深い傷跡までついてる。きっと剣の傷よ!

マジカに染められた金属プレート

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

今は力を失っていますが、金属自体にマジカが込められていた形跡が見られます。焦げ跡から判断すると炎魔法ですか。最低限のものだったかもしれませんが。魔法の使用によるもので、一度熱風を受けたような焦げ方ではありません。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

形状がわかりにくいな。靴底のように見えなくもない。これがスノーエルフのものだとする説に基づくと、アルトマーの足の長さとも一致している。あるいは単に調理器具かもしれない。

アマリエン
アマリエン

もしくは、スノーエルフが雪の中を楽に歩く方法を編み出したのかも! 歩いてる間に、金属の靴底が雪を溶かしてくれるのよ! あるいは気晴らし? 溶けたばかりの雪の上で滑るなんて、すごく楽しそうじゃない。

氷河の金属鋲

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

極めて小さいな。細部まで驚くほど作りこまれている! 何を接合していたのか想像すらできない。こんなエルフの衣服の留め具は見たこともない。構造的にはドワーフ製にすら見えなくもない。

アマリエン
アマリエン

そんなにおかしな話? スノーエルフとドワーフは、スカイリムができる前から長く共存してたのよ。この鋲は異文化交流の証拠かもしれないじゃない。お互いの文明を高め合ってたのよ!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

どこからの物にしろ、卓越した鍛治技術だ。現代のエルフの仕立屋ですら、これほど微細なものは作れないだろう。宝飾職人並の集中力が必要だ。これがあれば、見た目を損なわずに頑丈な品を作り出せるだろう。さすがはエルフだ。

ペイル騎士団の指輪

この騎士の印章の表面には、不吉な紋章が記されている。これを嵌めた者は冷たい力の奔流を感じる…そして深くつきまとう不安を。

騎士団の標語が刻まれたギャラリーレイル

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

これは貴石と印章のための宝石台に見える。ブレトンの様式のようだな。第一紀400年代後半のものか。しかし、何かが刻まれているな。「血によって力を。」ううむ。落ち着かない気分になる。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

「血によって力を」とはペイル騎士団の標語の中で、比較的知名度が低いものです。有名な方は「助けられず勝ち、歌われずに死ぬ」ですね。どちらも禍々しいものですが、吸血症に関する非難を避けることができました。スペナード朝の家臣は、吸血鬼だと非難されることがとても多かったのです。

アマリエン
アマリエン

でも、本当に吸血鬼だったかもしれないわよ、ガブリエル! ペイル騎士団が血を浴びて強くなったとする目撃情報も見つけた。吸血鬼ではなかったとしても、闇の魔法を使っていたのかもしれない!

ディレニ哀歌の輪飾り

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

この金属の輪は、装備するには薄すぎる。大きな指輪、おそらく印章の内側にあったものだろう。何かが刻まれているな。エルフの名前に見えるが、エルフ様式にしては鋭角的過ぎる。

アマリエン
アマリエン

刻まれているのはシロディール語よ。追伸に気づかなかった?「我が手で殺した」とある!恐ろしい話ね。ペイル騎士団は殺したディレニの戦士と賢者の一覧を保持していた。これは敵の記録だと思う。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

その通りですね、アマリエン。しかし、ペイル騎士団はディレニに対する勝利を数えただけではありません。盾や鞘に、助けられぬ勝利はすべて刻んだのです。エルフ、トロール、オーク、ゴブリン… 一騎打ちで殺した相手の名をすべて。

アウルミンの先祖の印章

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

何らかの印章に見えるわね。印章は古代ブレトンのものよ。盾には猪と罠がある。もしかしたら鼻かな?何とも言えない。こんなに…不吉な紋章は見たことがないから。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

これはアウルミン家のものです。彼らは暴君だったフェストリエン・スペナード一世の忠臣でした。彼らについてわかっていることは、ペイル騎士団と呼ばれる騎士団を後援していたことくらいです。

アマリエン
アマリエン

これはペイル騎士団のものなの?イフレの骨にかけて!バルフィエラ島でその名をささやいたら、アダマンチンの塔から放り出されるわよ。伝説によれば、奴らは荷車でエルフを飽かずに轢き殺したという。不気味な連中だわ!

オニキスのアクセント石

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

磨かれたオニキス石がハイロック風にカットされている。指輪やネックレスの中央に添えるには小さすぎる。アクセント石か?先端の傷が見えるだろう?より大きな貴石か、もしかすると印章の一部を飾っていたものだろう。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

もっとよく見て、ウグロン。文章が書いてあるわ!小さいけどね。見間違いでなければ、と書いてある。質素。自立。八大神にかけて。この人たちは宮廷にいたのでしょう。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

ペイル騎士団が宮廷で時間を過ごしていたとは思えません。騎士団の仲間同士でさえ、社交があったかどうか!系図の記録によれば、騎士団の者は独身を貫いたようです。彼らは他と交わらず、旅と食事と単独の戦闘を好んだらしいですね。

ペイル騎士団の黄金のバンド

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

美しい品だな。ブレトンのものだろう。しかし、このバンドは単なる装飾としては幅が広く重すぎる。虚飾が足りない。何かが欠けているとは思わないか?もっと大きなものの一部かもしれない。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ああ、おそらく何かを見落としている。中には溝があって、上には空洞があるだろう?重さからすると騎士の指輪だ。ハイロック騎士団に所属していることを示すものだろう。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

その通りです、ウグロン。このような指輪をアラード・ドレルのコレクションで見たことがあります。これはペイル騎士団のものです!今では消滅していますが、ハイロックからディレニ家が脱出した時代にはとても恐れられていました。

エルノフェイの真珠

完全な闇の中でも、この虹色の真珠は凪いた海の陽光のように光る。装備すると、アース・ボーンズの静かな力を知ることができる。

エセルクォーツの祈りのビーズ

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

磨かれた祈りのビーズね。タムリエルの一部の文化では、このようなビーズを宗教行事に用いている。特にハイエルフとカジートね。ただ、よく見るとクオーツでもなんでもない。

アマリエン
アマリエン

エセルクオーツ! ハイエルフはこれをあらゆる用途に使う。特にカリアンスフィアと高位の宝石ね。司祭と魔術師は軽石と海の砂で磨く。これは素晴らしい出来よ。今まで見た中で最高かもしれない!

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

放出しているアルケインの力からして、ハイエルフよりも古いビーズかもしれませんよ、アマリエン。穴と形状の統一性からして、魔法のネックレスの一部でしょう。現代のものより、はっきりと強力です。

ニルミン川の真珠

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

たくさんの真珠があるな。興味深い形とピンクの色合いからして、淡水の貝だろう。誰でも採れたはずだが、ポーチはハイエルフ風だ。由来がとてもはっきりするな。

アマリエン
アマリエン

ただの淡水真珠じゃないわ、レジナス。ニルミン川の真珠よ! アルドマーの真珠採りは「エルノフェイの涙」と呼んでいる。古代の錬金術師はこれを粉薬にした。アルドヘシアの治療師は護符にまでしたらしいわ。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

エルフがこの真珠を追いかけていたことは確かですが、治癒のためだけではありません。ファンダモリエンの「活力論」では、魔術師と運動選手の双方を強化する真珠の力について丸々一章を割いています。本当にエルノフェイの加護かもしれませんね。

サンゴの留め具

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

うーん。エルフの品であることは間違いない。宝石の留め具のようだが、完全にサンゴで作られている。サマーセット諸島の外でこのような品を見ることは稀だ。細工の出来からして、重要人物のものだろう。司祭だろうか。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

その留め具は魔法のネックレスのものですね。粗い魔法ですが。原初の力です。まだアース・ボーンズが沈黙していない古い場所、川やサンゴ礁のような場所でしか、このような魔法は見つかりません。エルノフェイに触れたような感覚があります。

アマリエン
アマリエン

双子のメイラーや海王スリリオンのようなアルドマーの魔法使いは、あらゆる水石や真珠の力を取り込んだネックレスを身に着けていたという。魔術師と同じように、ネックレスにもそれぞれ名前があった。でも、総称してエルノフェイの真珠と呼ぶのよ。

大エルセリックの真珠

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

ここまで大きく光る真珠は見たことがないわ。帝都の貴族地区では、何度も夜会に出たんだけどね。私は自然に詳しくないけど、深海で採れたに違いないでしょう。

アマリエン
アマリエン

アウスターの吟遊詩人はスラス近くで見つかる大エルセリックの貝と、真珠の心臓を持つ海棲のエルノフェイの歌を歌っているわ。レジナスは下品な比喩だと言うでしょうけど、こういう真珠には本当にオウルビクの力があるかもしれない!

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

真珠にアルケインの潜在力があることは否定しない。ほとんどの石と異なり、生命に起源を持つからな。これは付呪の世界で固有の意味を持つ。それでも、これが物理法則と特別な関係を持つという主張はかなり的外れだ。

シラベインの銀紐

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この銀紐は薄く光沢があるので、スパイダーシルクと見間違えるところでした。銀の糸のようですね! このような宝飾品は、ハイエルフのサピアルチが持っているものしか知りません。

アマリエン
アマリエン

これはハイエルフの仕事じゃないわ、ガブリエル。アルドマーの職人技よ。シラベインは私たちの祖先に、護符や魔法のペンダントを作るため銀を加工する方法を伝えた。その技は失われてしまったけどね。アルトマーらしいでしょう? 大事なことはみんな忘れるのよ!

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

これだけでも素敵だけど、よく見て。断続的な汚れがあるでしょう? ビーズか真珠があったのだと思う。あるいは真珠のビーズか。アマリエンが言ったシラベインの影響が正しいなら。魔法の真珠の可能性は高いでしょうね。

デスディーラーの運命

この指輪は夜に語りかけることが多い。笑い声、ガラス食器が鳴る音、苦痛の叫びなどが聞こえる。

加重スパイクブリッジ

アマリエン
アマリエン

うわ、不気味!これは絶対に指輪の宝石がはめられてたブリッジね。でもこの空いた部分は、まるで牙のある口がニヤニヤ笑ってるようだわ!デイドラみたいじゃない?

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この品に明確な恐怖は感じはしないが、不可解な印象は受ける。以前は指輪についていたものだということには同意する。しかし何かは分からない。素材の状態からすると、第一紀中頃のものだろうか?

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

私もかなり嫌な印象を受けます。でもこれに宝石がついて無傷な状態であれば恐ろしさも薄れ、より豪華に見える気がします。デイドラに関してはアマリエンの判断を尊重しますが、私は悪意のない起源も検討しています。

幅広のトゲ付きの輪

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

誰かこの輪の内側にあるフックに気づいたか?極めて小さいが、こんなものを指に着けたらさぞかし痛いだろう。試さないことをお勧めする。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この指輪を身に着けていた人は、何があっても飛んでいかないようにしたかったんですね。確かに飛びそうにありません。私は宝飾品にそこまでこだわりませんが、人それぞれですね。

アマリエン
アマリエン

デイドラ公サングインは、定命の者が自分のパーティーに参加する時にこういった指輪を与えるという話がある。パーティーに拘束された人が消耗に屈することを避けるため、突然きつく締まると言う話も。絶対に着けたらだめよ!

頑丈な銀の立て爪

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

一見しただけでは見逃してしまいそうですが、この何らかの宝石を固定するために作られたと推測される立て爪は、マジカの導管です。たとえ強力な魔法を扱う時でも、立て爪が完全に保たれるよう、特別な作られ方をしています。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

明らかにとても古いものだが、かつて支えていたものから切り離されたこの立て爪を見ると、興味をそそられる。第一紀中期の指輪の多くが、この種の強引な鍛冶による粗削りな固定方式で、立て爪がほとんど壊れないようになっていた。

アマリエン
アマリエン

戦闘のためのもの? それとも何らかの過酷な活動のため? 元はデイドラと関係がありそう。自分の花に一瞬の休みも与えないデイドラ公が、一人思い浮かぶわね。サングインよ。

彫刻入り印章の基部

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この銘文はほぼ完全に消えている。削られて滑らかになったらしい。まるで所有者が、時間をかけてこすり落としたかのように見える。それが意図的なものか、単に印章の機能によるものなのかは分からない。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

ある種の不安を解消する護符や、幸運の印だったとは考えにくい。この銘文は消えかかっているけど、極めて高価なものだったことを示唆するほど細かく彫られている。貴族の家のもの?

アマリエン
アマリエン

これを持ってると、無謀なことをしたくなるのは私だけ? 見てると何でもできるような気分になる! この品物自体に魔法は一切感じないけど、強力な存在に触れられた感じはする。おそらくデイドラの何かに!

温かく非対称なルビー

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

さて!私と同じように、この石に妙なものを感じる人はいますか?必ずしも邪悪さを感じるわけではないですが…恐ろしく強力です。私ならこれでジャグリングはしません。

アマリエン
アマリエン

血を思わせるような色。それに大きい。度を超してる。どう見てもサングイン絡みのものね。すごく豪華だけど、不気味でもある。触ると温かい! それともこれは想像によるもの?

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

興味深い形状だ。確かに凹凸があるが、平坦な面があることに気づいた。様々な理由が考えられるが、最も妥当なのはかつて何かに固定されていたという説だと思う。ネックレスか? あるいは指輪?

シェイプシフターの鎖

野獣が近づくと、この重い魔法の鎖は微かに震える。まるで装着者を狩りに誘っているかのように。

尖らせた長いスパイク

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

一体どんな人がこんな悪趣味な宝飾品を身に着けるのか知らないけど、誰かが首に巻いていた鎖の一部であることは間違いない。こんなものを身に着けるのは死んでもお断り。でも、アイレイドには前衛的な趣味があったわ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

長年を経て、なおこれだけの鋭さがある。明確に威嚇を意図したデザインであることを示している。こういったスパイクに実用的な用途はない…自分が無力な小動物ではないことを、周囲に示す以外にはな。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

私はこの品の魔法を軽視しません。この材料にはかなりの量の変性魔法が潜在しています。そしてこれは、全体のごく一部にすぎません。これを身に着けた人は、威圧に助けを必要としなかったでしょう。

骨の巨人の鎖

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この彫刻が何か分かる人はいますか?とても小さいのでしばらく気付きませんでした。この鎖は強力なマジカを放っている。しかしこの象徴が何か分からなければ、どういったものか推測できません。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

以前より目が衰えてしまってな。だがある種の骸骨のモチーフのように見える。見極めるのは困難だが、横に傾ければ体を構成する骨の一部が見える。足、腕、顔だろうか?

アマリエン
アマリエン

ああ、これはきっと死霊術師の護符の一部よ!山ほどの骨で試して、どうなるか見てみましょう!

ウェアウルフの鎖

アマリエン
アマリエン

これは間違いなくハーシーンの象徴ね!色々な可能性があるけど、この鎖に彫られてることから、これは首飾りか、特定のデイドラ公を称賛する専用の鎧のものじゃないかと思う。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

アマリエンの主張はある程度認めるが、何らかの鎧の付属品かどうかは疑問に思う。接続部の金属のヒビを見てくれ。間違いなくかつて宝飾品だったはずだ。この金属では、大した防御にならない。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

ハーシーンについては同意しますが、より多くのことを示していると思います。象徴の角度とスタイルは、かつてライカンスロープ症の人々が集まっていた遺跡の外でよく見られます。これは警告と同時に招待でもあったのです。

吸血鬼の鎖

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

インペリアルのデザインのようね。アレッシア帝国に遡るものかも。確実により大きなセットの一部でしょう。壊れた両端の環が、過去には完全な鎖だったものの一部であることを示唆している。

アマリエン
アマリエン

どうかしてると思うでしょうけど、金属に彫られた小さな象徴はどう見ても…「ラマエ・バル」と読める。かなり薄れてるから、「レモン・バット」かも!でもこの持ち主か…作者は吸血鬼じゃないかと思う。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

吸血鬼は専門分野ではありませんが、この品からは変性魔法の臭いがします。これが吸血鬼に関わるものなら、コウモリに変身する能力と関係があるのかもしれません。

強化した留め具のアンカー

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

この種の留め具は第一紀に流行し始めた。具体的に言うと第一紀100年頃、エンドゥイン芸術運動の間よ。わずかに輝いた一瞬で、ファッションの中に機能があった。宝飾品収集家として白状すると、羨ましいわ。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

留め具制作の進化はまったく素晴らしい!これのように固定された留め具は宝飾品や鎖をしっかりと安定させられる上、現代でも完全な形で発見できる。事実上、不変の品だ。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

魔術師たちは今もこの種の留め具を、より強力な装飾品に使うことを好んでいます。呪文をかけた銀がダンジョンの中で行方不明にならないよう、力のアミュレットや魔法の腕輪など、あらゆるものにこの種の留め具が付いています。

シシスの凝視

この不気味な仮面の空虚な眼窩は、最も勇敢な魂さえも震えさせる。

ニッソの聖骸用布

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

細長い布ね。革ではなく。珍しい。アルゴニアンの布で見られるのはほとんど包帯か湿布になっているけど、これは元の状態よ。おそらく身分の高いアルゴニアンのベルトか装飾品として使われていたものでしょう。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

葬儀用の布を彷彿とさせる。ボグブライトの頭に固定されている仮面の類のものだ。これも仮面を固定していたのだろう。問題はどういった種類のものかということだ。織りはきつく頑丈だ。司祭が着けるとは思われない。

アマリエン
アマリエン

そうね、ウグロン。この文様はカジートの交差織りを思わせるけど、アルゴニアンの武術道具で最もよく見られるものよ。ツォジェイのバンデージとか、鎧や盾のストラップとか。裕福な戦士は、何らかの兜と一緒に使ったかもしれないわね!

パド・サ鮫の歯

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

歯!死を連想させる私のお気に入りです!ほとんどの場合、アルゴニアンの古遺物から発見される歯は陸生か半水生種のものですが、これは鮫の歯のようです。古代の海洋作業のものでしょうか。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

どうかな。これはパド・サの歯だ。パド・サ鮫は淡水から海水に至るまであらゆる水域を生息範囲にする、肝の据わった鮫だ。通常はニベン川の河口からトパル湾の海岸沿いに、はるか上流でも見つけられる。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

アルゴニアンのニスの見極めを試みるのは数年前に諦めたが、この歯はとてもよく保存されている。単なる道具にしては保存状態が良すぎる。何らかの儀式用の服装に使われていたものと推測する。鮫の回復力を導くため? あるいは食欲か?

儀式用サークレット

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

アルゴニアンの遺物でこれほど重たいものは滅多に見ない。鋼鉄にしては重すぎる。何の合金であれ、私なら身に着けない。レジナスはよく私を頭でっかちだと非難するけど、その私の首ぐらい強くて優雅な首でも、この重量では苦悶する!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ヴェリタの言うとおりだ。これは沼鉄鉱とニッケル、それと他の何か…おそらく輸入品との混合物だ。この象徴は興味を引かれる。あらゆるザンミーア時代の品に見られるような鋭角が豊富にあるが、いくつかの文様には見覚えがない。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

我々はよくヘルストロームをアルゴニアンの不滅の首都だと考えるが、ソウルレストで地域の支配権に対する闘争の証拠を見つけたことがある。ソウルレストは優れた沿岸の交通の便のおかげで、より多くの外国製品や美術品の輸入が可能だったのだ。

ガラスの骸骨の容貌

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

我々墓所を研究してきた者たちは、こういうものを「複雑な祝福」と呼ぶ。手彫りのガラス、完璧に左右対称の曲線、その他諸々。これは傑作だ。つまり、ほぼ呪われていると断言できる。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

あらあら、ウグロン。迷信家とは知らなかったわ。美的視点からすれば頭蓋骨のモチーフは穏やかならぬものよ。でもアルゴニアンは、よく骸骨のイメージをシシスの肖像や像に使う。これは間違いなくザンミーア時代に遡るものね。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

私はウグロンの懸念を無視しません、ヴェリタ。ガラスの中に混沌の力の深い貯蔵層を見つけました。これは、ある種の取引を意図したものだと思います。魔法のかかったアルゴニアンの遺物では珍しくありませんが、それでも不気味ですね。

保存されたラクスの羽

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

完璧に保存された大量の羽?実に興味深い発見だ。人がそこまでして、こういったものを維持することはあまりない。種類をはっきりと識別できないが、しばしばナヒーシュが身に着けるベトヴァ雌鶏の羽と似ている。

アマリエン
アマリエン

ラクスの羽!エルスウェアの恐ろしい鳥の絶滅した近縁種よ!「ヴァリドの特異な鳥類のガイド」によれば、高さはマンモスくらいで、尾は荷馬車の馬をつなぐ棒ぐらい長く育つんですって!残念ながら第一紀2830年代、レマンの侵略による「大炎上」の時、死に絶えてしまったのよね。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ソウルレストの近くのザンミーアでこういう鳥の浅浮彫りを見た。太陽を背に卵を貪る姿が描いてあった。アルゴニアンの生まれ変わりを示していると考えていたが、今はこの鳥にシシスとの文化的なつながりがあると思っている。

銛打ちの水避けキルト

コスリンギは姿を消したかもしれないが、その比類なき職人技はこの狩人の装備として残されている。

銀織りの紐

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

これは個人用コレクションにしたい遺物だ。今まで訪れた市場で、これほど強い紐は買えなかった。船舶の何かのようだ。索具か、銛の紐か。美しい。ただただ美しい。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ロープの織りは固いが、強さの源はそれだけではない。紐の中に金属のより糸が織り込んであるのが見える。コスリンギの鍛冶屋にはこのような技があったのだろう。だが、ここまで継ぎ目なく行われているのは見たことがない。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

レジナスが正しいと思う。裕福なコスリンギはきっとこれを船で使い、腰に巻いていたのでしょう。ここの着色は、何かが通してあったことを示している。ガラスのビーズか護符ね。どちらも機能的で素敵だわ。

潮流ガラスのビーズ

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

このガラスのビーズはコスリンギの埋葬塚で数多く見つかる。通常は紐に通してあるか、小さな袋に入っている。通貨として使用していたのではなく、よく手首や足首につけていた。彼らが好んだ、数少ない衣類だ。

アマリエン
アマリエン

コスリンギはこのビーズを衣類だとは考えてなかった。着用できる楽器よ! コスリンギはほとんどのものの価値を音で計ってたのよ。お金を欲しがった唯一の理由はチャリンと音を立てるからだって、アルゴニアンの友人リー・テイが教えてくれたわ。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

誇張はやめましょう、アマリエン。コスリンギはブラック・マーシュの外でのお金の価値を十分に承知していたわ。だけど彼らの文化的表現において、音楽が大きすぎる役割を果たしたのは確かね。大きさから判断すると、おそらく胴に巻かれていた。

ボグ・ブルーの碧玉の呪物

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

ブラック・マーシュではなかなか貴重な石に出会えないけど、それでもこの地域に入り込んで来るものはある。アルゴニアンはこういう磨いた碧玉を宝飾品に使う。でもこれはカットされている。珍しいわ。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

私の研究によれば、コスリンギはカットされた石が魚鱗のように光を散乱させるため、好んでいたらしい。この石は獲物の羽と組み合わせることで、狩人や銛打ちの強力な呪物になったのだろう。

アマリエン
アマリエン

実に強力な呪物だわ! コスリンギの民話によれば、ボグ・ブルーの碧玉は肉食ウナギの「ギールス・ハ」、ハジ・モタを丸ごと飲み込む、川の巨大な肉食獣の砂嚢から取れるらしい。この石は計り知れないほどの文化的な重要性と、おそらく魔法の力を帯びているのよ。

狼の尾のサッシュ

アマリエン
アマリエン

本物のリルモシートのサッシュ!ただ、本物のリルモシートの尾じゃないわよ。少なくとも私はそう思わない。大体リルモシートに尻尾なんてあったの?その疑問はまた今度。これは狼の毛皮で作られたようね。ブラック・マーシュで狼なんか見たことないけど。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

第二紀10年代に絶滅した足長沼狼という種がいた。「大炎上」で大量に死んでしまい、その後復活しなかった。彼らの特徴のいくつかはブラックウッドのダイアウルフに見られるがな。少し交配したんだろう。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

元が何であれ、この尾には厳重に呪文がかけられている。コスリンギの魔法は珍しいので危うく見過ごすところでした。これは着用者の感覚か反射神経を高めるようです。両方かもしれません。いずれにせよ、より大きな衣類の一部です。それでも素晴らしい!

コスリンギカットの革

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

完璧に一巻きの革が保存されている。これほどの年代物にしては、驚くほどしなやかだ。模様から判断すると、何か大きい爬虫類のものだろう。ワマスかハジ・モタあたりか?

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

そうね、レジナス。私は素材よりもスタイルに興味があるけど。曲線を描く縁と羊皮紙のような薄さのカットを見て。アルゴニアンの革細工職人ではない。これはコスリンギの職人技よ!少なくとも第二紀200年代の初頭あたりまでは遡る!

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

コスリンギの洋服嫌いは有名ですが、これは間違いなく誰かが着ています。ローブかキルトとしてでしょうか。アルケインの力を帯びているのは確かです。何か原始的な… 着用者の狩りを助けるようなものだと思います。

マーキンの壮麗なる指輪

モルフォリスから削りだされ、灼熱石を配したこのデイドラの輪は、手に持つとかなり重い。この無数の輪の中にはキンの悪意と、高位の戦士たちの栄光が込められている。

ファイアスカージのバンド

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

指輪の一部らしいな。特に派手なものじゃない。装飾品でないことは間違いない。階級を示すための宝飾品だろう。内側のシンボルは間違いなくデイドラのものだ。

アマリエン
アマリエン

確かにデイドラのものだわ! これはファイアスカージ・クランのシンボルよ。彼らはメエルーンズ・デイゴンに仕える歩兵のような存在なの。想像力はあまりないけど、強大な軍団よ。ファイアスカージの一員が身に着けていたのかもね?

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

連中のリーダーかもしれないな。マーキンだったか? 奴らの階級はいつもこんがらがるしてしまう。細工からすると、少なくとも一般兵より上の者に作られたようだ。自分より位の低い相手や同僚に、階級を見せびらかすためのものだな。

マインドクリーバーの輪飾り

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

これはきっと大きなセットの一部のようだ。帯に付いているシンボルには見覚えがない。知らないな。それに少し汚れているようだ。まるで何者かが、シンボルを引っかいて消そうとしたかのようだ。

アマリエン
アマリエン

判別が難しいけど、ドレモラのマインドクリーバー・クランのシンボルに見える。私の知る限り、彼らはどこかの時点でファイアスカージとルインブラッドに倒された。これはそれよりも前の品なの?

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

私はドレモラの専門家じゃないが、2つのクランが協力して別のクランを倒したとなれば、重大な事件であることは専門家でなくても分かる。このシンボルが消されているのも、そのことを示唆しているのだろう。

モルフォリスの輪

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

明らかに指輪だけど、とても奇妙な素材ね。金属ではない。少なくとも、私が見たことのある金属じゃない。かなり古いけど、輪自体が削られている部分がある。ここに宝石を入れるの?

アマリエン
アマリエン

これは多分モルフォリス製よ! とても希少な鉱石で、普通はオブリビオンの孤立した領域でしか見つからない。デイドラにしか収穫できない! 大抵の場合は不安定なんだけど、なぜかこれは安定している… と思う。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

不安定だったら、今ごろそれと分かっているだろう。この指輪は不安定に程遠いと思うぞ。細密な作りだからな。デイドラが金に興味を持っているかどうかは知らないが、こいつはかなり高価な品ではないかな。

ルインブラッドのコイル

アマリエン
アマリエン

ルインブラッド・クランはメエルーンズ・デイゴンに仕えるクランの中でも屈指の強力なクランよ。あの悪党どもと関わり合いになっちゃいけない! このコイルには、確かに彼らのシンボルがある。でも、上と下に何かが重ねられていたようね。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

確かルインブラッド・クランの魔術師は、血を用いる魔術が専門でしょう? 色はそれで説明がつくかもしれません。装飾か、それとも本物でしょうか? ドレモラのことですから、おそらく確かめようがないですね。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

このコイルの重さと重要性は指摘に値すると思う。これは明らかに、とても位の高いドレモラが身に着けていたものだ。あるいは他の者たちに階級を示す装備か? このコイルの周囲には、他のクランのものもあったかもしれないな。

灼熱石

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ルビーだろうか?あるいはより暗いものか。デイドラはあらゆる種類の外来の宝石を作品に用いる。こいつは多分、ニルンに存在しないものだろう。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

レジナスの言うとおり、この石は異界のものです。これは灼熱石、つまりデイドラの動力が結晶化した欠片です。採掘されたのか、加工されたものかは分かりません。魔術師ギルドのメンバーで、これを調査した者はいませんから。

アマリエン
アマリエン

いや、採掘されたのよ。知っているわ! これはデッドランドで「自然発生する」鉱石よ。あそこで何が自然なのかは分からないけど。面白いわ。デッドランドで自然発生するものは全て、デイゴンの欲求の何らかの側面が物質化したものよ。驚くべき品ね!

ベルハルザのバンド

このインペリアルの指輪の中心に配された牛の角には、敵を叩き潰し、指輪の怒りを解放するよう装着者を駆り立てる力があるようだ。

アレッシアの聖油

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

これは驚異的に保存状態がいいわね。聖別された油の一種?魔術的な起源を持つもの?こんな器が、アルケインの保護もなくデッドランドの過酷な環境を生き延びられるとは想像もつかないけど。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この物質にアルケインの特性があるのは間違いないと思います。でも、起源は謎ですね。この器には王のアミュレットらしきものが刻印されていますが、側面に描かれているものは分かりません。角でしょうか?

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ああ、モリハウスの角だと思う。それとも息子のベルハルザか。モリハウスとベルハルザが本物の牛人間だったという話は、まことしやかな嘘だとずっと思っていたが、これで分からなくなってきたな! アレッシア初期の司祭たちは、この油で彼らを称えていたのかもしれない。

クリムゾン・ダイヤモンド

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ふむ、こいつは美しいな。この断面からすると、カットの技術は比較的古いものだ。第一帝国かな。ギャラリーレイルがないと判別が難しい。最初はルビーかと思ったが、改めて見ると… ダイヤモンドの可能性があるか?

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ほぼ間違いなく、インペリアルのダイヤモンドだ。形ではっきりと分かる。問題は、この真紅の輝きがどこから生まれているのか、そもそもなぜデッドランドにあったのかだ。アレッシアの魔術師があえてベールを破ったのか?

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

マボレルの儀式の書に、ダイヤモンドを主要なフォーカスに用いる召喚の儀式が載っていました。当然ながらニベンの呪文なので、ダイヤモンドの真紅の輝きは偶然ではないでしょう。これが何を召喚したにせよ、聖アレッシアと何らかの形で関係しているはずです。

ステンレスのインペリアルバンド

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

発見された状況を考えると、腐食が見られないのはすごいな。デッドランドはタムリエルの物品に強い負荷を与えると聞いているのに!この指輪は明らかにインペリアル製だ。それも安物じゃない。偶然オブリビオンに来たとは思えないな。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

これは丈夫なバンドだ。インペリアル製だな。だが帝国軍の指輪ではない。鍛冶師の妻が結婚前に自分で作るものに似ている。重く、豪華で、よく磨かれている。重要人物が身に着けていたのだろう。場所から考えると、魔闘士かな。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

帝国の魔闘士が持っていたという説が正しいと思います、ウグロン。内側に付いている模様を見て下さい。これはイサンドル留めといって、指輪が滑り落ちるのを防ぐためのものです。指を振動させるような、活発な魔法の指輪に付けるものです。

牛頭のギャラリーレイル

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

指輪の一部のように見えるな。これだけで全体の姿は分からないが、こいつの作りは平均的な宝石細工より頑丈だ。この指輪はかなりの衝撃に耐えられるように作ってある。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

このシンボルは興味深いな。最初に見た時、この意匠はただの2本の角だと思ったが、よく見るとニベン人が描くモリハウスに似ている。例は少ないが、もしかすると人牛ベルハルザかもしれない。

アマリエン
アマリエン

なるほど、それは面白いわ、レジナス! でもそれが本当なら、デッドランドにどうしてこんなものがあったの? インペリアルの魔術師がたまたまデイゴンの領域に入ってしまったとか? それとも、ベルハルザの伝説に関心を持つドレモラがいるの?

刻まれた銀の角

アマリエン
アマリエン

可愛い!小さなズィヴィライの角?小さな像か、宝石細工から取れたものかもしれない。デッドランドに住む定命の彫刻師が作ったの?

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ズィヴィライには大きすぎると思う。コロヴィアのミノタウロスの方が近いな。ミノタウロスがデッドランドに行ったという話はあまり聞かない。そんなことが可能かどうかも分からない。モリハウスやベルハルザと関係があるのだろうか?

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

角の曲がり方を見て。ねじれた傾斜は、第一紀1300年代のテルティア・ガルスによる異教のベルハルザ画に対応しているわ。この特徴的な角の形は、ベルハルザを彼の有名な父親から区別するほぼ唯一の特徴なのよ。

破滅の肩当て

熟練の技術で刻み込まれた虚無の合金が、この威圧的なポールドロンの大部分を構成している。仲間が近くに来ると軋んで締めつける。装着者の力を吸収して、血に飢えた仲間に与えようと必死になるのだ。

オレアルの鎧釉

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

なんと興味深い物質だ。軟膏か研磨剤の一種に見えるな。デイドラは怪我の手当てにあまり関心を持たないから、研磨剤だろう。さらに面白いことに、とてもいい匂いがする。これまでに見てきたドレモラの作品とは違うな。

アマリエン
アマリエン

いい匂いがするのは、ドレモラが作ったものじゃないからよ!勘違いじゃなければ、これはゴールデンセイント、つまクオレアルが作ったものね。私の研究によれば、彼らは憑かれたように鎧を磨いていたらしい。なゼそれがデッドランドにあるのかは、見当もつかないけど。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

魔術師ギルドのオブリビオン調査によると、想定されていたよりもはるかに多くの虚無の移動が行われているようです。ドレモラとオレアルの社会はどちらも統制されていて、好戦的です。ファーグレイブの存在を考えれば、彼らが交易している可能性は十分にあるでしょう。

クランフィアの革ストラップ

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

でこぼこで、ちょっと節がある。きっとクランフィアの背中から取ったものだろう。あの獣は人々が考えているよりもずっと賢い。彼らは仲間の皮を被った者を見つけたら容赦しないだろう。しかし、それでもこいつは上等を革ひものようだ。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

そのうち、これをもっとしっかりと調べてみたいですね。デイドラ素材の弾力性や耐久性、信頼性はギルド内でも真剣な議論の的になっています。デイドラの死体のどの要素が残存し、どの要素が解体されるのかには、一見すると何の法則性もないように思えます。

アマリエン
アマリエン

ああ、ガブリエル。デイドラの遺体には無数の仮説があるのよ! いずれお茶でも飲みながら議論したいかな。私は動力が凝縮することで、長期保存が可能になるって考えてる。だからドレモラの心臓は、あれだけ長持ちなのよ!

虚無の合金のレイムプレート

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

認めましょう。この金属プレートのシルエットは魅力的よ。なめらかな線に、鋭い角、簡素だけど丈夫な線細工。おそらく、血に飢えたドレモラの作品なのが残念ね。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

このプレートは一般的なデイドラの鎧兜に比べると、確かに簡素ですね。デイドラには想像力がないとよく言われますが、こういう一風変わった品は、学者が考えるよりデイドラが独創的であることを証明していると思います。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

それはこの品に利用価値があるからだ。デイドラは利用価値のないものを作れない。誇張じゃないぞ。物作りのための物作りができるのは、エドラ起源の被造物だけだ。デイドラの静物画があるなら、意見を変えるがな!

虚無の合金の鋲

アマリエン
アマリエン

小さな鋲ね。デイドラはこういうファスナーが好みなのよ。デイドラの防具で鋲やピン、針に覆われてないものを見つけるのが大変なくらい。でも、これは特別製のようね。これはウグロンの専門だけど、虚無の鉄でできているように見える。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ああ、こいつを打ち出した鍛冶師は虚無石を使っている。だが虚無の鉄じゃないと思う。これは何か特注の合金のようだ。デイドラの領域にしかないようなやつだな。黄土色で、仕上がりにマットが入っている。これでは判別が付かないな。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

オブリビオンの鉱物は分類が難しいですね。どのデイドラの領域も独自の奇妙な法則に従って機能しているし、デイドラ公の領域の素材は、その主の気質を模していることが多いんです。デッドランド鉱石の組成は、1時間ごとに変化してしまうかもしれません!

石化したデイドロスの角

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この角の傾斜は自然のものじゃなさそうだ。底にある穴を見てくれ。おそらく何者かがこいつを、武器か防具のようなものに取り付けたんだ。攻撃用か、打撃を弾き返すためのものかはわからない。

アマリエン
アマリエン

この角は間違いなく生物のものね。あえて推測するなら、デイドロスの角でしょう。あのワニ顔の野獣はデッドランドで大量に生息している。ゼクセラクスの下級デイドラガイドによれば、デイドロスの頭の角は最も鋭い剣も弾けるそうだし!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ゼクセラクスのガイドは読んだが、あの半分は全くの虚構だ。確かにデイドロスの角は斬撃を何度か弾くだろう。だが錬金術で強化しなければ、激しい攻撃に耐えることはできない。デイドラの付呪師は、こいつにかなり手を加えたみたいだな。

モラの囁き

ハルメアス・モラのマントを装備すると、四肢に激しい感覚が走り抜ける。蓄積された知識は稲妻のように輝く。結局のところ、知識は力なのだ。

うごめく眼球

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

とても悲惨な遺物だと言うしかありません。まだ眼液が漏れ出ているんでしょうか? 定命の種族の眼球ではないことは断言できます。より詳しい検査は、胃が丈夫な同僚にお任せします。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

この異質な遺物はニルンの獣のものではないと断言できる。デイドラウォッチャーのものかもしれないが、全くの推測にすぎない。とても不快な悪臭がするだろうな。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

通常は柔らかくしなやかな強膜が、ほぼケラチン質の固さになっている。素手で扱わないことを勧める。このような物体は、洗い落とせない染みを残すことがよくある

強膜触手

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

これまで分類した中でも、一番おぞましい古遺物かもしれません。まだピクピク動いています。この触手はニルンのいかなる生物の記述とも一致しない。明らかに、何らかのデイドラの遺物でしょう。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

柔らかい肉へ巧みにルーンが刻まれている。ふーむ。これらの文字の意味は理解しがたいが、ヘケムとメートは判読できる。試験的な検査の結果は、デイドラウォッチャーのものであることを示唆しているぞ。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

こんなものは全く見たことがない。何らかの隠された目的があって採取されたようだ。実際、今にも顔の上を這って鼻の穴に押し入って来そうに見える。警戒することを強く勧める。

シーカーの腱糸

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

何重にも連なるこのらせん状の糸は、デイドラの腱から作られたものでしょう。遺物から発せられる不快な熱がまだ感じられます。シーカーの死骸がなぜこのような形で使われるのか、まったく理解できません

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

魔術師ギルドの同僚に連絡してこれを見てもらった。作成時に膨大な量のマジカが費やされている。同僚によると遺物を詳細に検査した場合、割れるような頭痛と長期の失語症に見舞われる可能性があるそうだ。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

エリザネフによる異世界の衣類に関する論文を、少し時間をかけて読み返した。どうやら針に糸を通してリネンの布に縫い付けると、この糸がリネンを動かし、おぞましくも有機的に波打たせるらしい。恐ろしい!

ラーカーの皮膚の覆い

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この鎧の覆いはラーカーと呼ばれる獣の皮膚にかなり似ています。ラーカーはデイドラ公ハルメアス・モラに仕え、アポクリファの外で見られることはあまりありません。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

覆いの縁を調べたが、この皮膚はどうやら生物から採取されたようだ。自発的に行われたのかどうかは何とも言えない。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

いい指摘だがな、ウグロン。この皮膚はまだ生きている。調査してみたが、ある種の錬金術的な処理によって、この覆いが生命に準じた状態で保たれている可能性がある。さらに調査が必要だ。残念ながら。

充血した眼

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この眼球はこちらが見ていない時にピクピクと動いて見つめている。控えめに言っても気味が悪い。デイドラ起源だと思うが、どのデイドラかは分からない。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

棚からデイドラの奇妙さに関する書物を取り出すと、あの眼は手を追ってまっすぐ本文に向かった。モーロッチにかけて。まるで読んでいるかのようだ。ウォッチャーの眼球に違いない。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

これは間違いなく自発的に動いています。それが生命の兆候なのか、不気味な魔力なのかは分かりません。この眼が我々の行動を認識しているのか、反対側で誰かが見ているのか。あれこれ考えずにはいられませんね。

レフトハンダーのアイギスベルト

盗まれたたオリハルコンがはめ込まれ、特定のルーン結界で補強されたこのベルトは、恐ろしく勇敢なソードシンガーに対抗して作られたものだ。刃を避けられないなら、立ち止まって戦えばいい。

アスプ革ストラップ

アマリエン
アマリエン

物騒な見た目のアクセサリーね! 明らかに何らかの蛇皮だけど、この模様は見たことがない。ヒューズベインの周辺で見かけるセプ・アダーに少し似ている。あれよりずっと大きいけど! 巨大な蛇の親戚かもしれない

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

私は動物学者じゃないけど、これはヤス・アスプのものだと思う。連中がタムリエルまで来られなかったのは幸いよ。クラウンによれば彼らは巨大で、マルークのように怒りっぽく、ペットとしてレフトハンド・エルフに仕えていたそうよ。見た目からして、衣服かもしれない

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ヨクダの歴史によると、レフトハンダーにとってペットと家畜の境界は曖昧だった。ヤス・アスプの革は丈夫で、斬撃や刺突に耐性があったらしい。洗練された戦闘用ガードルにはちょうどいい素材だ

金縁の円盤

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

金の円盤? 他の部分がないと、何に属するものか判断しがたいわね。ある種の宝石だと思うけど、王冠やネックレスにはあまりに大きい。象眼はどことなくヨクダっぽいけど、違う。レフトハンダー?

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この形は見たことがあります。構造は防御魔法に適していますね。一般的には盾に型押しされていますが、この大きさだとベルトのものでしょうか? 中央には巨大な宝石があったはずです!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ベルトだな。レフトハンダーのシールドガードルだ。ジラドのヨクダへの案内によると、レフトハンド・エルフは腹を守ることに熱心だった。魂の宿る場所だったからだ。それに、腹を切られるのは誰だっていやだからな

グランドハッツのオニキス

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

このようなオニキスの宝石は二回だけ見たことがある。ハンマーフェルのナ・トタンブの墓だった。大きさだけでも驚きだが、起源はさらに心躍るものだ。私の知る限り、このようなオニキスはヨクダにしかない!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

センチネルで会ったレッドガードから聞いたが、ハッツ山の山頂の鉱床にはこういう宝石がゴロゴロあるそうだ。問題は手に入れる方法だな。フンディング狂信者のせいで、あそこで何かを手に入れるのは困難だ。残念な話さ。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

私の研究によると、ラ・ガーダ以前のヨクダのオニキス鉱山の大半は、戦利品としてレフトハンド・エルフから奪ったものよ。レッドガードの祖先はこの種の宝石をカットする技を見出せなかった。これはレフトハンダーの遺物だと思う

トタンプのクリソコラス

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

この独特な宝石は、ナ・トタンブが台頭する以前からヨクダ王家の象徴として捉えられていた。金の含有と何らかの関係があると思う。ヨクダの敵、レフトハンド・エルフは多くの武器にこれを埋め込んだの。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

左利きのエルフの物語は全く説得力がないと思う。そもそもレフトハンド・エルフとはどういう意味なんだ? いずれにしても、クリソコラスは単なる王家の象徴ではなく、戦闘における無敵の象徴でもあった。読んだ話によると、しばしば魔法をかけられていた

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

クリソコラスは防御と強い関連があるが、ヨク語で防御という単語は攻撃と時制が異なるだけだ。レフトハンダーに比べると、彼らは防御という概念をほとんど重視していなかった。これは間違いなくエルフのものだ

歌う鋼の留め具

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

なんと奇妙な遺物だ。ベルトの留め具なのだが、使われている金属と構造が独特だ。左から締めるようになっているのが分かるか? 古代ヨクダの、レフトハンダー貴族の所持品だったかもしれない!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

この金属は合金のようだ。9対1の割合で鋼鉄とオリハルコンが混じっている。レッドガードは歌う鋼と呼んでいる。神話によるとヨクダ人はエルフを追い払うためにオリハルコンを使った。レフトハンダーも、いくらかオリハルコンを手に入れたんじゃないか?

アマリエン
アマリエン

フンディングの鐘にまつわる話がある。ダイアグナが拳を叩きつけると、オリハルコンの塔の壁から枯れた松葉のように剣が落ちたって! レフトハンダーが聖なる金属からベルトを作ったことは、クラウンに言わないでおきましょう!

ドヴ・ルハのサバトン

遠い昔、ドラゴンと定命の者が戦友として空を共に飛んでいた時代があった。この鎧はドヴから人への魔法を今に伝え、武術の戦闘に驚くべき速度を加える。

ドヴ・ルハのサバトンガード

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

こんなものは見たことがない。明らかに最高品質のサバトンガードだが、そもそも鋼鉄かどうかさえ分からない。重なっている鱗のような部分は、ドラゴンの皮かもしれない!

アマリエン
アマリエン

間違いなくドラゴン皮よ。心が躍るわ! ドラゴンの牙や爪が武器に使われるのは聞いたことがあるけど、ドラゴン皮で作られた武器や防具はとても珍しい。これを身につけた者は、強力な英雄か偉大な王だったに違いない!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

第一紀ノルド帝国の、ドヴ・ルハ斧従士の所持品だ。スカイリムの王たちは、ドラゴンから作られた防具を最も勇敢な戦士へ褒美として与えた。何世代にもわたって引き継がれた末、全旗海軍のノルドの英雄がハイ・アイルに持ち込んだのだろう。

ドヴ・ルハのサバトンポレイン

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

何という発見だ! これは装甲サバトンのポレイン、つまり膝当てだ。鋼鉄は第一紀のノルド製のようだ。しかしモチーフは識別できない。ドラゴンの顔を表しているようだな?

アマリエン
アマリエン

これがノルド製かどうかは請け合えない。第一紀の初期、ドラゴンは時に幸運な定命の者と同盟を結び、味方となって戦う者へ贈り物として武器や防具を授けることがあった

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

確かに。古代ノルドの年代記にはドヴ・ルハ戦士、ドヴ・ルハ従士について時折言及されている… ドヴ・ルハはノルド語でドラゴンを意味する。しかしこの種の防具を装備するのは、偉大な勇者か敬愛された族長だけだ。

ドヴ・ルハのサバトンヒール

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

第一紀ノルド時代の、デザインが珍しいサバトンに付随したものだ。ドラゴンの装飾は、持ち主が尊敬される英雄だったことを示唆している。しかし、これがどうしてシストレスに辿り着いたのかは分からない。

アマリエン
アマリエン

このサバトンは第一紀、全旗海軍とハイ・アイルに来た英雄の所持品だったのよ。スロードの脅威に立ち向かうため、タムリエル全土から人々がこの遠征に加わった。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

アマリエンが正しい。ドヴ・ルハ斧従士と呼ばれる隊を含め、多くのノルドが全旗海軍に加わった。彼らは精鋭の戦士で、第一紀の末期に衛兵や勇者としてスカイリムの王に仕えた。

ドヴ・ルハのサバトンラメ

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この古代の鋼鉄は、紐によって連結している。恐らくノルド起源だ。サバトンか、足防具のためのラメだと思う。この紐は装着者の足を守ったはずだ。

アマリエン
アマリエン

このサバトンは一般の兵士が装備できるようなものじゃない。ドラゴンをモチーフにした鎧を身につけられるのは、最高位のノルドの勇者だけだった。持ち主は、これまで知られていないドラゴンボーンだと思う!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

声を習得した全ての者がドラゴンボーンだったわけじゃない。舌は偉大な勇者で、ドラゴンに似た力を行使する。しかしスカイリムの王たちは、しばしばそういった英雄を精鋭の衛兵や隊長に選んでいた。

ドヴ・ルハのサバトントゥーキャップ

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

驚くべき発見だ。これはサバトンか、それに類する脚防具の一部だ。ノルド起源のようだが、ドラゴンの装飾はとても珍しい。第一紀の4世紀から5世紀に存在したノルド帝国のものと思われる。

アマリエン
アマリエン

ドラゴンは時に定命の者と同盟を結び、味方に強力な贈り物を与えた。ドラゴンのナーファーラールはかつて自分の角をカジートの英雄ジャダッリに与えた。この防具もドラゴンの贈り物だったんじゃないかな。でも、誰へ?

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

贈り物か貢ぎ物かわからんぞ。隻眼のオラフ王はその当時、ヌミネックスというドラゴンを捕らえた。ドラゴンは解放される代わりに、スカイリムの王たちへドラゴンの鎧を与えた。偉大な勇者への報酬としてな。

オークの魂の指輪

ファイアソングの火山岩、エルダータイドの宝石、ストーンロアの職人が揃ってこの指輪を作り上げた。ドラオイフェの象徴である。ドルイドの力を手にしたようなものだ。

ラリマーの宝石

アマリエン
アマリエン

ハイロックで、ごく稀にこんな石を見た。ターコイズに似ているけどより明るく、クリーム色が濃い。トパル海の青のよう。素敵ね! でもそれだけじゃない。このエッチングが見える? 見たことのない形よ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

この石はラリマーだ。ダガーフォールの商人たちは色からシーストーンと呼んでいる。知っている限り、シストレス諸島にしか存在しない。そのせいでとても高価で、ものすごく希少だ。エッチングについては全く分からない。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

エッチングはドラオイフォグリフ、ドルイドのルーンです。私の専門外だけど、根付かせるとか握るというようなことが書かれていると思います。石が少し重い気がしませんか? 何かを支えるためのものかもしれません。

火成岩の象眼細工

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

この火成岩の薄片はとても繊細よ。大きさと模様から、古代の宝石職人が指輪かネックレスのアクセントとして用いたのだと思う。虹色がとても魅力的ね

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

シストレスでは、火山性の宝石をしばしば見かけます。ドルイドの伝統の一部だと聞きました。彼らはファイアソング山を崇めています。この薄片を埋め込んだ指輪を身につけていたのは、きっと重要人物でしょう。

アマリエン
アマリエン

ダークエルフも火山を愛しているけど、確かにドルイドのサークル全体がファイアソング周辺を宗教の拠点としている。揺るぎない強さの象徴だって話よ。この薄片に込められた魔法と何か関係がない?

聖なる樹脂

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この袋の古さからして、この樹脂が粘度を保っているのは奇跡だ。このやり方で保存される樹脂には様々な用途があり、大半は薬用だが、美的な目的でも使われる。ヴァレンウッド国境のカジートは、時にこれを防具用の塗料として使う。

アマリエン
アマリエン

この匂いは分かる? 芳しい樫の樹脂。イフレの涙とも呼ばれる。ウッドエルフはグリーンパクトが使用を許すかどうかで議論しているけど、サマーセットとハイロックの自然崇拝者はジェフレの崇拝儀式で常に使っている。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

ハイロックでは、ウィルドの姉妹が魔女の調合にイフレの涙を使っているという噂を良く聞きます。ただ、ドルイドの呪文作成にも大きな役割を果たしたという説を読みました。杖に塗り、髭を整えるために。面白いですね!

石化した樫の輪飾り

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

これは滅多に見かけない代物だ。明らかに指輪の一部のようだが、金属じゃない。蔓や貝殻から作られた指輪は見たことがあるが、こんなものは見たことがない。ある種の石だな。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

いつもながら真実に近づくわね、レジナス。これはある種の石化した木材みたい。このサイズでは種類まで推し量るのは難しいけど、地勢から言って樫だと思う。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

ウッドエルフは石化した木材を好んで扱いますが、エルフの職人技の痕跡が全くありません。ブレトン製です。放射されている魔法から、少なくとも800年前にドルイドが作ったものでしょう。おそらくもっと古い!

石輪の枠

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

私は金の宝飾品が大好きだけど、この石の構造には素朴な魅力がある。中央の溝は二つ目の輪のために削られたようね。しかし中央の要素がなくても素敵よ。少なくとも、1000年は前のものだと思う

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この研削法はディレニ以前のハイロックの遺物に見られますが、大半は調理器具で、宝石ではありません。誰が作ったにせよ、石工と魔法のどちらに関しても真の達人の仕事です。守りの力を放射しています。シールド呪文に近いものです。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

まさに掘り出し物だ。ネードの石細工と初期ディレニの美意識との隔たりを埋める構造で、両者の伝統における最良の部分を引き出している。ドルイドは優れた石工で、魔法も得意だった。これを作ったのは彼らだろう。

シーサーペントのとぐろ

希少な鋼とニルン外の金属、素晴らしいカットの宝石から作られたこのネックレスは、秘術の力が籠っている。妖術王の命令があったなら、最高の品が作られなければならない。

エルセリックの黒真珠

アマリエン
アマリエン

ああ、黒真珠! ボーワエリエルの寝物語によると、トリニマクがハルメアス・モラのつぶらな瞳を切り落として、エルセリックにばらまいた結果だそうよ、だから、取り扱いは慎重にね!

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

おとぎ話はさておき、このように深い色の黒真珠には魅力的な起源がある。自然発生する場合もあるが、大半はマオマーの真珠養殖場でサーフピーラーが蛇の鱗をピャンドニアのスナップマッセルに挿入して作られている。やや不気味だが、興味深い行程だ。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

十代の頃に、シーエルフの真珠養殖に関する論文を読みました。自由な時間がたっぷりありましたからね! それはさておき、エルフ製の真珠は天然の真珠と同じように錬金術で使えるのかという議論がありました。この発見に基づけば、可能性はありますね!

シーシルバーの鎖

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

何と繊細な品だ! ここまで小さな輪を作るのは骨の折れる工程だが、その成果は見事だな。間違いなくエルフのものだ。模様と青がかった銀の色合いから見て、マオマーだと思う。

アマリエン
アマリエン

そうね、レジナス。これはシーエルフ製よ。伝説によると、オルグヌム王はタムリエルで初めて銀細工を手がけた。傷口から破片を抜くように、地面から引き出したって。不気味な吸血鬼の魔道師にしては、奇妙な話ね!

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この鎖の魔力は途方もないものです! 危険があろうと、集中を最優先にしているようですね。サイジックの時間操作のようなものです。選択肢を減らすのは危険なことですが、これには何らかの実用性があるはずです。

鋼鉄の大蛇の牙

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この金属片は大蛇の牙に似せて鍛造されたようですね。いい兆候ではありません。むらのある仕上げとひっかき傷から見て、少なくとも数百年前のものだと思います。おそらく第一紀半ばから後半にかけてのものです。

アマリエン
アマリエン

こういう装飾はいやというほど見た。シーエルフのお守りよ。船乗りは忌まわしい蛇王オルグヌムに敬意を表して、これを足首のブレスレット、ネックレス、イヤリングにつける。警告するけど、ほぼ間違いなく呪われているわ!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

シーエルフ製だが、今の海賊が身につける装身具とは違う。この帯が見えるか? 毒で鍛えた鋼鉄だ。素材に費用がかかりすぎるから、シーエルフは作るのをやめた。邪悪な金属ではあるが、優れた技による作品だ。

凍ったサファイア

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この石は触ると冷たい! 氷結に関連した魔法は何も見当たらないのに、奇妙です。神秘的な魔法を注入された宝石は時に冷たくなります。理由は誰にも分かりません。知覚や自然の限界を超えた力を持っているのでしょう。

アマリエン
アマリエン

サピアルチ大学でこういう宝石を見たわ。儀式の最中に知覚を拡大し、手に負えない現象を抑制させる焦点遺物よ。これは集中力を強化するものかもしれない。役に立ちそう!

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

その力よりも起源が興味深い。この宝石のカッティング技術は見慣れないわ。仕上げのカットをした後に、宝石職人が砂の桶に投げ込んだかのよう。シーエルフは普通と違うカットを好む。これはピャンドニア起源でしょう。

流星のビーズ

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

流星硝子から切り出されたビーズを見かけることは珍しい。経験上、この硝子のアルケイン的な効力はその大きさと相関している。この穴を見ると、鎖か糸を通してネックレスのようなものにしたのだろう。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

流星硝子の小さなかけらが協調して働くかどうかを研究したことはありません。しかしこのビーズを魔力を持たせた鎖のような魔法の導体に通せば、より大きく損傷のないかけらと匹敵する力を発揮するかもしれません!

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

流星のビーズが本当に魔法の効力を持つなら、身につける魔術師があまりいないのは妙な話ね。 バルケルガード近くで難破したシーエルフの船で、これに似たビーズを見つけた。これを作れるのはピャンドニア人だけなのかもしれない。

ストームウィーバーの騒乱

エルダータイドの尖兵は、シストレス諸島の奥深くを流れる力の泉を大いに利用している。真の道の力は彼らの跳躍力を向上させ、勇猛な騎士にも負けないほどの離れ業を可能にする。

祝福された茨編み

アマリエン
アマリエン

ふむ、フォレストレイスの枝みたいなものとよく似ているわね。ドルイドのサークルがレイスと繋がりを持っていることを考えると、殺したレイスから取ったか、自由にもらえたのかな。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ドルイドがレイスを殺す? アマリエン、ドルイドのことは知ってるはずだ。彼らが自然の獣と戦うなんて本気で思ってるのか? 違う。この茨は一種の草に違いない。きっと保護に役立つんだろう。

アマリエン
アマリエン

そう言われてみると、サマーセットにあったお墓の草に似てるわね。きっとそこから来たのよ。ドルイドは大切な故人の生命力を近くに置いておくため、これを身に着けるんだと思う。

アースボーンのパネル

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この模様は聞いたことがある。翻訳するとアースボーンの結び目だ。イフレの体が、ニルンの基礎そのものになったという話はたくさんある。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

結び目ができた骨や、結び目が出てくるエドラの神話なんてまったく聞いたことがない。レジナス、あなたの翻訳が正しくない可能性は? 絡まった根じゃないの? それならもっと意味が通じるんだけど。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

レジナスの翻訳は正しいものですが、ドルイドはそれほど言葉どおりに考えていません。ドルイドはこの編まれたシンボルをアースボーンの結び目と考えていますが、アースボーンのことを土の中で流れる自然の力のように考えているんですよ。

サークルの革の約束

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

飾り房や、革を編んだ鎖が多い。一部のドルイドは神の恵みや祈りを革細工に編み込むと聞いたことがある。三つの束、三つのサークル。何か関係があるのかもしれない。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

ウグロンの説が正しければ、こういう革の紐に編み込まれているのは調和を表わす約束ね。一部の編み紐は四本で編まれているから、ファイアソングよりもひっそりと存在する四つ目のサークルがあるのかもしれない。

アマリエン
アマリエン

四つ目のサークル? 素敵ね。まあ、さすがの私でさえ信じがたいけど。四本目はイフレを象徴していると考えるほうがもっと筋が通っていると思う。サークル間の調和の約束は、どのサークルも崇めている神にまで及んでいるのよ。

真の道の粘土目盛り

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

結び目やねじれた線はドルイドにとって他の種族よりも深い意味がありますが、このシンボルはあまり使われません。真の道を表わすものだと思います。ドルイドが真の道に従えばイフレを喜ばせる。だからこのシンボルを身に着けるのでしょうか。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

粘土の円盤のうち、一つだけに重要なシンボルがある理由は? ドルイドのサークルは三つあって、円盤も三つある。真の道がそのドルイドのサークルを示す円盤に現れると考えるのが筋だろう。

アマリエン
アマリエン

対象を絞った衣類を見ただけで、その者がどのグループに属しているかしか示さないと思う? レイヴンの緑のネックレスに関する話を読んだことない? この目盛りにある真の道は、イフレの道へ実際に従っているサークルが一つだけだって示してるのよ。

二重収穫結びのロープ

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

ドルイドは結び目やねじれた紐を、ニルンの他の者よりも重要視する。ロープに明らかな結び目が二つあるのは、人間とエルフの両方をルーツに持つブレトンの歴史に注目しているのだと思う。

アマリエン
アマリエン

ヴェリタ、結び目が人間とエルフを象徴してると決められる? ブレトンとドルイドを象徴してたら? もしくは文明と自然とか? ドルイドはいろいろな両極を尊重するのよ。ああ! イフレとエルノフェイかもしれない!

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

結び目が何を象徴しているのかはさておき、二人とも紐そのものは見たのか? どうやら綿と麻でできているようだ。おそらくそれを象徴してるんだろう。衣類を作るために使う二つの素材だ。

ファウンの悪戯覆い

数百年に渡って、ハイ・アイルの鹿族は旅人たちを苦しませることを楽しんできた。その行為はほとんどが無害だったが、ファウンが滑稽と感じることと、街の住人が面白いと感じることでは大違いな場合がある。

ハートロードの皮の下着

アマリエン
アマリエン

あれ、この素材は何だろう! 普通のなめし革や皮とはずいぶんと違う手触りね。硬さがあるけど、同時にとてもしなやかでもある。この世のものとは思えないくらい! デイドラのものだと思う?

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

似たようなものを前にも見たことがある。残念ながらデイドラのものではないと思うわ、アマリエン。でも確かに珍しい。シストレス諸島にいる、半人半獣のファウンの皮だと思う。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

興味深い。歴史的に見て、ファウンはシストレス諸島の他の住人といつもいさかいを起こしてきたが、必ずしも暴力的ではなかった。これを作った人は、ファウンとよほど不仲だったに違いない。

光沢のある角の留め具

アマリエン
アマリエン

ずいぶんとピカピカな留め具ね! 最初は銀とか何かの磨かれた金属に違いないと思ってたけど、手に取ったらすぐに違うとわかった。すごく軽くて、空洞みたいな感じがする! 複雑な彫刻が施されてるのに、この素材は弱くなってない。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

よく見て。彫刻以外に注目して調べると、それぞれに輪が見える。これが骨であることを示してると思う。枝角から作られたものね。構造的に骨が取れやすい場所を考慮すると、元の骨はかなり大きなものだったでしょう。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この感じからして、ファウンの枝角だと思う。特に古いものではなく、抜け替わったものだろう。そして才能ある職人がシストレス諸島を冒険中、幸運にもそれを見つけたわけだ。

ファウンの王の印

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この布にあるシンボルはルーンのように見えます。どれも私が知らないものばかりですが。何らかの言語でしょうか? ただ私たちは五人います。誰かはほんのわずかでも、関係しそうなものを知っていそうですね。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

シストレス諸島の猟師の古い話を読んだことがある。こういう印は他の者たちにファウンロードの縄張りを知らせるためのものだったという話だ。彼らの言葉についてはあまり知られておらず、近寄るなという以外、具体的に何を意味するシンボルなのかはわからない。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

まあ、これが何にせよ、ファウンロードが装備するものではなかったのは確かだ。誰かがわざわざ布に縫い込んだことを考えれば、ただの警告という以上の力を持っていたのかもしれない。

冬の生皮裏地

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この毛皮はかなりごわごわしている。馬の尻尾のような感じがするが、重なり方が狼や北の獣のものよりも詰まってる。粗さが鎧にも似た役割を果たしている。

アマリエン
アマリエン

ああ! これは知ってる! シストレス諸島に住む半人半獣のファウンが、こういう毛を… すね?に生やしてた。すねでいいのかな? 古い描写では、ひづめから繋がって生えてるものが多かった。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

私も聞いたことがある。ファウンがいつどうしてこの毛を生やしていたのか、いつ消えたのかは誰にもわからないけど、昔の職人が衣類を作るため、こういう素材を欲しがった理由はよくわかる。頑丈なのは間違いない…

枯れたニンニクの首当て

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

これは… ニンニク? ほとんど石化してるけど、よく形が残ってる。他に考えられない。そうすると、他の部分は何らかの辛子か根かもしれない。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

大きなものに繋がっていたみたいだが、実用的なものだったとは思えない。少なくともこれでは普通の意味で、鉄の胸当てのように身を守れない。魔法の防護か? 可能性はあるが、得意分野ではないのでわからないな。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ファウンの集団が男を縛りつけた後、口にニンニクを詰め込んだという恐ろしい話を読んだことがある。強烈な匂いがするニンニクを身に着けることで知られてるから、これもファウンのものかもしれないな

シラベインの結界

アークメイジのシラベインは高齢になってから、秘術という世に知られていない技術を極めようとした。この留具の中には保護用の格子が無数に重ねられ、アルケインの力で低い音を立てる。

蛙鋼のバックル

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

珍しい。浮かぶ鋼で作られたベルトバックルよ。船員のベルト用に作られたとか? 蛙鋼の特性については記録が多く残されてるけど、その起源はまだはっきりしていない。

アマリエン
アマリエン

本当にね。こういう品を扱う時は、錬金術で直接作られたものかどうかを見極めることが重要よ。またも古代シラベインのものなのか、スラシアの素材を再利用して作られたものなのかがわかれば役に立つ。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

どう考えてもこれは直接作られたものだ。もし記録が正しければ、シラベイン自身が人工的に金属を作り出す方法を開発したらしい。これは彼自身が作った可能性がある。そうであってもおかしくないほど古いのは確かだ。

インドリク皮のストラップ

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

このブラケットは複数の異なる金属でできていて、何らかのベルト用のサイズになってる。興味深いが、少しやりすぎという感じもする。ズボンが下がらないようにするもののために、どうして複数鍛造の技術が必要なんだ?

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

この素材もよ! 金、蛙鋼、銀、スタルリム。無駄に複雑だけど、神秘的であることは間違いない。推測だけど、これらの金属は象徴的な意味があって選ばれたんだと思う。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

答えがわかったかもしれません。ある留具に、作り手を示す小さな印が押されています。全旗海軍の時代のシラベインです。ヴェリタが言ったように、もしかしたら大艦隊を象徴的に表わすため、こうして多彩な金属を使ったのでしょう。

玉虫色の真珠水

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

なんとも興味深い。この器にはおそらくエルセリックの海水とすり潰された真珠を混ぜたものが入っている。そのため、これを塗った素材は美しい輝きを帯びる。儀式用か、秘術的な意味を持つものだったのだろうか?

アマリエン
アマリエン

儀式でよく真珠水を使うような文化は聞いたことがないけど、海に出るグループはたいてい海の副産物を活用するものよ。見た目の効果はとても美しい。ヴェリタ、霊的な影響はあるの?

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

象徴することを考えると、真珠は固い二枚貝と繋がりがある。何らかの防備かもしれない。真珠水を防御魔法に取り込む方法はいくつか考えられるけど、こういう試薬は初めて見る。

ルーンが刻まれた留具

アマリエン
アマリエン

どこから話したらいいのかわからない。使われた獣を突き止めるのでさえかなりの研究が要った。インドリクの皮だとわかってとても驚いたな。高級な衣料でもめったに見ないし。ましてただのベルトのストラップに使われるなんて。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

インドリクが使われたことは、これがアルドメリ信仰の神聖な遺物に関係していたか、単に職人が死んだインドリクを使える状況にあったかを示してる。どちらにしても、インドリクの皮の特性を研究する貴重な機会だ。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

私は前者だと思います。少なくとも、職人はサマーセットの社会的規範を少しくらいは尊重していたようです。すでにしばらく死んでいたところで切られたのでしょう。その方が、あれほど見事な動物にふさわしい。

銀糸のステッチ

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

銀で作られた糸自体は、魔法を使う職人の工房でそれほど珍しくない。でもこれを紡いだ技術には目を張るものがある。サピアルチが身に着ける宝飾品を思い起こさせるくらいよ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

そうだな。それに、アルドメリ文化における銀織物は幅広い影響を与えたはずだ。その純度は、タムリエルの一般的な規範からかけ離れている。このステッチが何に使われるものだったにせよ、職人に大切にされていたのは間違いない。

アマリエン
アマリエン

タムリエルの一般的な規範からかけ離れている、か。その論評はともかく、美しいわね。話が本当なら、シラベインはこの技術を人々に教えたそうよ。感謝してもしきれない贈り物になる。今でもコツが伝わっていればよかったのに。

クリプトカノンのベスト

ダークエルフの宗教で、カノンは先人の知恵という、複雑かつ繊細な力の源を解釈する方法を学ばなければならない。彼らはどんな生きた魂よりも、数千の死者を尊重しなければならない。伝統の重みは少数よりも多数の者を重視する。

スクリブキチンのパッド

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

クワマーの自然な素材があらゆる方法で用いられるのを見てきたが、この古遺物に使われているスクリブキチンは熟練の職人によって作られたものだ。サルセのアッシュランド素材形成学派ではないかと思う。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ダークエルフはあの小さな虫をとても見事に使う。この衣服は明らかに儀礼的なものだが、アッシュランドの他のすべての服と同じように、ある程度は身を守る鎧としても機能する。危険な場所で働く聖職者用だろう。

アマリエン
アマリエン

不死についてのダークエルフの考え方のせいで忘れがちだけど、先人の世話をすることは危険を伴うかもしれない。この衣服を着ていた人物はきっと、自分の仕事を長く続けるためにこのパッドを使ったんでしょう。

先人のサミテ肌着

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

きわめて装飾豊かな下着だ。初期トリビュナルの織布でこれほど細かく丹念に作られたものは見たことがない。この地域でとてつもなく大きな影響力を持つ人物のために作られたに違いない。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ダークエルフの司祭職は謎だ。特にトリビュナルの時代以前の文化規範はな。だがこれは以前に見た、初期ネクロム地域の衣服にかなり似ていると思う。それに、これまで見たダンマーの服の中では一番ましな出来だ。

アマリエン
アマリエン

審美的な評価はともかくとして、美しい服は先人の司祭を称えるためのものよ。ダークエルフ文化で死者が果たす役割を理解するのは難しいけど、この服のために費やされた時間と労力を見れば一目瞭然ね。

先人のサミテ法衣

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ヴェロシ様式の簡素な聖職者用法衣だが、独特の象形文字と極めて高度な技術が使われている。この手の衣服は数百も見てきたが、まったくの特製だ。とても位の高い司祭のはずだ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ダークエルフは我々と似ても似つかない。オークの装飾とは機能性を高めるためのものだ。死への崇拝がこの法衣の細部に縫い込まれているから、真っ先にネクロムが思い浮かぶ。しかしより小さな、別の死者の街へ関係している可能性もある。

アマリエン
アマリエン

正しいわ、スモグ。多くの巡礼者の最終目的地、広大なネクロムの衣服よ。この先人の司祭たちが身に帯びていた礼服は、多くの家族の心を落ち着かせる役に立ったでしょう。愛する者が手厚い世話を受けている証拠だから。

ネッチのくちばしの留め具

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

自然の素材を見事に利用しているものだ。この留め具はネッチのくちばしから削り出し、一式ずつ作られている。小さな背面がフック付きのファスナーを抑えているな。素晴らしい。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

ネッチを見て、あの部位が服に使えるとは思わなかった。想像力が足りていなかったようだ。この留め具に刻まれた極小のルーンは、ダークエルフの死の文化と繋がりを示しているようだ。面白い。

アマリエン
アマリエン

この種の発明品は書かれた記録より遥か以前に遡る、モロウウィンド文化の特徴よ。上質の服に添えられるはずのものなのに、素材自体は質素な二面が興味深い。生と死を象徴しているの?

先人のサミテサッシュ

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

これまで目にしたサッシュの中で最も派手な代物だ。伝統的なヴェロシ様式で作られたものだが、単なる聖職者の衣服としては考えられないほど、素材と労力がつぎ込まれている。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

レジナスの言うとおり、こいつは単なる聖職者じゃないぞ。ダークエルフの先人崇拝教団が、アークカノンに用意したものだと思う。この極小ルーンの一部には見覚えがある。モロウウィンドのエルフが死について持つ考え方は、実に興味深い。

アマリエン
アマリエン

先立った人々とつながっていたいという、ダークエルフ巡礼者の欲求がこの華美な装身具を生み出したのは確かね。これがロウソク百本の光で照らされて、崇拝の儀式に集まった人々に平穏と静寂をもたらすところを想像して。

秘伝の環境グリーヴ

ドゥエマー研究者の熱意は伝説的である。踵に沿って刻まれたルーンには次のようにある。「溶岩、冷気、イコル、毒、エーテルの残骸、死霊術、高気圧、足を引きずること、時間的な遷移、デイドラの腐敗を無効化する」

収穫者の鱗プレート

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

こんなものは見たことがないぞ。デイドラの鱗を剥いで、見たところニルンの技術で保存してあるのか? 皮膚を使うためにデイドラを育て、それをグリーヴに使うなんて、そんな文化があるのか?

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

こいつは収穫者から取ったものだと思う。鱗が蛇の体についていた部分が見て取れる。だが困惑しているのは同じだ。今は失われた文化だろうか? アイレイドか?

アマリエン
アマリエン

みんな私が何でもドゥエマー文化に結びつけて考えるといって馬鹿にするけど… これはディープエルフの仕業よ。でも、ドゥエマーがデイドラを育成していたという証拠はほとんど見たことがない。だからドゥエマーの実践としても、極めて異例ね。

スラスで作られたパンツ

アマリエン
アマリエン

これはすごいわ。スラスのスロードにとって一般的な素材と技術で作られたパンツのようね。でも象徴や用いられ方、状況はドゥエマーのものであることを示している。このような文化の協調を、ここまで明白に示している証拠は見たことがない。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

「協調」という言葉は少し強いと思います。スラシアに関する記録には、他の文化の強大な魔術師が契約労働をしていたことを示唆するものもありますから。それでも、唯一無二の発見ですね。

アマリエン
アマリエン

私たちがこれまでに証明できた以上のことは示している。ドゥエマーがより高度な作業を行うため、他の地域に支援を求めたとは興味深い考えね。これは一般的な実践だったのか、それとも特定の職人に対する返礼のようなものだったのか。どちらでしょうね?

音響支点関節

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この支点は伝統的なドゥエマー地域で見かけたコンストラクトを強く思い起こさせる。だがこれは血肉を持つ者が装着するサイズに作られている。何かの防具の一部か? 彼らの文化からすると珍しい品だな。

アマリエン
アマリエン

ドゥエマーが定命の体と統合させる目的で様々なコンストラクトを作ったことは知られているけど、彼らの消失後、残されたものが見つかることは稀よ。この関節はおそらく、装着者が重い荷物を運び、足場の悪い地形を移動するのを助けたでしょう。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

それに、これは危険な環境からもよく保護されていますね。最近、他のいくつかの古遺物で見たものと同じです。こんなグリーヴを付けていれば、かなりの危険に耐えられるでしょう。

環境耐性のプレート

アマリエン
アマリエン

まず私の机に届けられた理由はわかった。これは明らかにドゥエマー起源ね。一般的な作りだけど、表面の肌触りがかなり違う。実験好きな同僚に性質を試験してもらいましょう。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

様々なものに放り込んでみたが、傷一つ付かない。炎、氷、毒、酸、圧迫、衝撃、斬撃… この表面は試験したすべてのものに対して保護されている。強靭な防具なのはわかるが、なぜこんなものを?

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ドゥエマーの学者たちはニルンの隅々と、その向こうまで探検した。このプレートはエセリウスの真理を探している際に彼らが出会う、極限状況から守るためのものかもしれない。探検に行くことはあまり多くないが、その際には役立つだろう。

非反応性の帯

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

変わった特性を持つベルトだ。保管室で事故があり、いくつかの遺物が燃えてしまった。この簡素な帯は灰にまみれていたが、まったく無傷だった。あの事故がなかったら、こいつは「収集品」のファイルに入れていただろう。面白い。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

大切な機会を逃すところだったな。こいつは複雑な繊維の組み合わせで織られていて、性質を試験するために学生たちが考えた様々な物質に抵抗力があるようだ。少なくとも、楽しい講義にはなった。

アマリエン
アマリエン

ドゥエマーの離散以後の技術と、高度な繊維技法がいくつかのアーティファクトに使われているのを見たことがある。職人の名前は失われてしまったけど、作成者を示す割れた鉄床は、とても品質が高い他の作品で見たことがある。

ヴェロシのウルの魔術師のアミュレット

ヴェロスの信者の中には、比類なき技を持つ魔術師や呪文製作者がいた。彼らが思い描く圧倒的なアルケインの力は、無数のラティスの形でこの護符に刻み込まれている。

黄金のショークの留め具

アマリエン
アマリエン

なんて美しく巧妙なの! このショークの鎖付き留め具の口は閉じて、鎖を止められるようになっている。ショークは美しい赤みを帯びた金で描かれている。モロウウィンド由来のものだと思うわ。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

赤みを帯びた金は初期モロウウィンドにまで遡る、チャイマーの合金だ。第一公会議戦争によって使われなくなった。だがこの様式美の技法は、古代アルトマーの作品を思わせる。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

モロウウィンドで見られる合金で作られた古代アルトマーの意匠となると、上ヴェロシ文化に行き着くな。するとこいつは、レッドマウンテンの戦いやアズラの呪いより数百年も前のものか!

黄金の口の揺り籠

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この面白い突起は大型昆虫の口を表している。おそらくショークだな。ダークエルフの宝飾品では一般的なデザインだ。この揺り籠には、ペンダントかアミュレットの宝石がはめられていたんだろう。

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

確かに一般的なデザインかもしれん。だが技術のほうは一般的と程遠いぞ。こいつは典型的な金じゃない。古代モロウウィンドの宝石細工師によって発明された、希少な黄金の合金だ。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

モロウウィンドで昆虫のモチーフは、上ヴェロシの魔術師を思わせますね。ヴェロスがチャイマーを新たな故郷に導いた時、彼らはそこで見られる生物に着想を得たといいます。甲虫は知識を象徴するようになったのです。

黒檀の騎乗ショーク

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

ほう、黒檀製のショークの形をしたアミュレットだな。しかし宝石も、固定する突起や連結部も欠けている。明らかにダークエルフの作品だが、古いものだな。とても古い。

アマリエン
アマリエン

甲虫は古代チャイマーにとって知識の象徴よ。そして鋭い口と燃える唾液を持つショークは、危険な知識である魔術を象徴していた。このアミュレットは危険な呪文を遠ざける意味を持っていたのよ。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

そうとも言えません。古代チャイマーの文書には「ショークを身に帯びし者」とあります。どうやら、上ヴェロスで最も強大な魔術師は黒檀製のショーク型アミュレットを持ち、「ウルの魔術師」の肩書きを与えられていたようです。

黒檀製の交差する剣の鎖

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

黒檀は加工が難しい素材として悪名高い。だがこれの宝石細工師は数百もの精巧な結び目を作り、小さな交差する剣で軍隊のような模様にしてつなぎ合わせている。古代ダークエルフの作品だと思う。

アマリエン
アマリエン

素晴らしい職人技だわ! 鋼鉄のように強靭で柔軟。剣のモチーフは、これが貴族の軍司令官のネックレスかペンダントだったことを示唆している。きっと、古代のホーテーターよ!

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

二人とも違うぞ。この鎖は上ヴェロシ文化に遡るものだ。剣の模様は古代チャイマーの主だったデイドラ、ボエシアを称えている。ホーテーターが現れたのはその後だ。

半球形のルーセント

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

これまで見たことがない、不思議な光を放つ宝石よ。丸い表面と平らな裏面からすると、元はペンダントかアミュレットのようなものにはめられていた可能性がある。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

この宝石はわかります。オブリビオンの次元に見られる、ルーセントと呼ばれるクリスタルです。マジカを貯蔵し、放出する不思議な性質を持っていますね。デイドラの装置にはルーセントを利用するものもあります。

アマリエン
アマリエン

上ヴェロシのウルの魔術師、古代チャイマー最強の妖術師たちは、デイドラの相手をする時身を守るため「胸に光を」帯びたとされている。このルーセントがその石だったのかもしれない!

最後のアイレイド王のトルク

「威厳に満ちたエルフ」は信じられないほど傲慢だった。最後の王が身に着けていたと噂されるこのシンボルは強力だ。しかし強烈な魔法には耐えられない。

先人のシルクのリボン

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

幅広のシルクリボンだ。メダルに付けるようなものだな。微かな模様がシルクに編み込まれている。飛ぶ鳥だな。先人のシルクのようだが、こういうものは見たことがない。

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

そう思うのは先人のシルクで、このリボンほど状態の良いものが少ないからだ。適切な処置をほどこせば、先人のシルクはこれだけ長く保持される。ただ、この模様を見たことはないな。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

これは思っているより古い物よ。そもそもニベネイのシルクではないわね。この鳥の模様はアイレイド、第一紀初期のものよ。先人のシルクをハートランドエルフが最初に織ったのは、みんな知っているでしょう。

羽根がついたパラジウムのゆりかご

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

これはアイレイド宝飾の最高峰だ。これは大きな石を備え付けるものだが、残念ながら石は失われている。隕鉄をアイレイドの召使とすれば、パラジウムはアイレイドの喜びだ

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

なくなった石を止める突起が、見事に繊細な翼の形にされている。これはペンダントかアミュレットの一部のように思えるが、ベースも宝石も見当たらない

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

ああ。「羽根がついた宝石」は長く失われたネナラータの王家、ダイナー家に関連したものよ。古代の書でこのフレーズを見ると、いつもどういうことなのか不思議だった。

隕鉄のトリケッタ

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

いい金属だ。アイレイドは隕鉄の加工に長けていて、多くの刃を作った。しかし、これは武器の一部には見えない。この組み合わせられた輪に、どういう意味がある?

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

この三つの輪はトリケッタだ。陸、海、空を意味する。これは黄金時代のアミュレットかメダルだな。中央の石が欠けているが。

ヴェリタ・ヌミダ
ヴェリタ・ヌミダ

このトリケッタは前にも見たことがある。ネナラータでね。あれは王家の紋章だった。このメダルはアレッシア教団が街を略奪した時に、王の墓から奪われたものでしょう。

パラジウムのかぎ爪

アマリエン
アマリエン

面白い。これはアミュレットを鎖に留めるフックかリングのように見える。見た通り、鷲のかぎ爪のような形ね。アルトマーでしょう。しかし、この金属に見覚えはない

ウグロン・グロー・スモグ
ウグロン・グロー・スモグ

パラジウムだな。アイレイドの宝飾職人が大好きな、希少な鉱石だ。光沢も耐久性も悪くない。鳥を好んだのは、古代のハイエルフだけじゃない。

アマリエン
アマリエン

ああ! なるほどね。推論しないといけなかった。アイレイドは、確かに羽根とかぎ爪をモチーフにしていたわね。このメダルの他の部分も見たかった。きっと印象的だったでしょう。

ウェルキンドの宝石

レジナス・ブーカ
レジナス・ブーカ

サイズとカットからして、この宝石はメダルや王冠など、より大きなものの一部だったと思われる。内に秘めたマジカが素晴らしい色を生み出している。アイレイドのウェルキンド・クリスタルか?

アマリエン
アマリエン

ウェルキンド石? 素晴らしいわね! ウェルキンドは元々空から降って来たと言われている。想像してみて。エセリウスの一部があなたの手に! アイレイドはこれを珍重していた。

ガブリエル・ベネレ
ガブリエル・ベネレ

エセリアルの宝石は、魔術師の手に渡ると強力な道具になります。これはアイレイドの妖術王のものでしょう。古代の文章で、ネナラータ王の「青い宝石」に関する記述を呼んだことがあります。これがその宝石でしょうか?

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