スポンサーリンク
書籍

荷物の準備完了

荷物を確保し、前金も受け取った。手はずは整った。港でラウディ・グアル号を見かけたら、真夜中過ぎに埠頭へ来てくれ。荷物を渡す。

封のされた樽を探せ。青い炎を上げる杖が目印だ。金の入った袋を私から見えるように樽の上に置くんだ。そこで、お互いに持ってきた物の受け渡しをする。

金を数え終わったら、樽の横腹を叩く。そうしたらリンゴや魚を運ぶように、樽を家まで持ち帰ってくれ。倉庫長には話を通してある。だからレッドセイルに呼び止められることはないはずだ。もし何か言われたら、「ネズミの肉」を運んでいると答えろ。それで通じるはずだ。

樽の中から音や叫び声が聞こえてくるんじゃないかと心配しているかもしれないが、その点は大丈夫だ。上陸する前に、私の作った特別な薬でそうならないようにしておく。そちらの荷物は、家に持ち帰るまで間違いなくおとなしくしているはずだ。たとえ転がしているときに倒したとしてもだ。その効果を和らげるための薬も渡す。

この荷物であれば絶対に満足させられるはずだ。だが、飽きてしまったら、お望みとあらば、また他をすぐに用意することもできる。金さえあれば、いつでもブツは手に入れられる。

コメント

スポンサーリンク