書籍

竜神の崇拝

「アカトシュの神よ、力をお貸しください! アカトシュの神よ、光をお与えください!」
――竜神アカトシュに対する一般的な祈り

もしもゴールドコーストで信じられる神を一柱選ぶとするなら、それは時の竜神、アカトシュだろう。クヴァッチにある壮大なアカトシュ大聖堂を中心地として、アカトシュの言葉とその召使は竜神の光と真実をあらゆる者へ広めている。

八大神の中でも最初かつ最高の神であると言われ、始まりの場所を築いた最初の神とも言われているアカトシュは、並外れた強さを持って地上と人々を見守り、帝国の守り神の役目を引き受けている。それは帝国が崩壊している状態であっても変わりはない。クヴァッチの大司教が事あるごとに言うように、「竜神は日々の懸念の先を見ており、長期的な視点から熟考している。現在の状況は取るに足らない流れの乱れでしかなく、すべてはアカトシュの制御下にある」のだ。

アカトシュは自身が司る3つの重要な性質として、耐久、無敵、永劫に続く正当性を奨励している。帝国が竜神とその教義をあれほど早く受け入れたのはそのためかもしれない。クヴァッチ大司教の言葉によれば、アカトシュはその3つの重要な性質を次の方法で具現化している。

耐久: 「この性質は、アカトシュの継続し耐える能力と強さを表していて、時の神としての役割と直結している。アカトシュは耐え忍ぶ。彼の言葉を受け入れて彼の教えに身を捧げて真の信者も同じである。疲労に負けず、ストレスや逆境にも影響されず、アカトシュと信徒たちは継続する。それが、竜神が持つ耐久性である」

無敵: 「アカトシュは征服されることも、倒されることも支配されることもない。それは竜神を信じて敬意を示す者たちも同様である。それが、竜神の無敵の性質である」

永劫に続く正当性: 「この性質はあらゆる面で調べられなくてはならない。アカトシュの恒久性だけでなく、掟、道理、そして相続の方針に対する敬意も表すものである。アカトシュから祝福を受けて認められたものは、偽りもしくは不当とされることはない。それが、竜神の継続的な正当性である」

こうした基本的な教義以外に、クヴァッチ大司教と司祭たちは、忠実な信者と信仰心のない者の両者にアカトシュの訓示を5項目説いている。

「皇帝に仕えて従うこと」。帝国とアカトシュ崇拝は当初から密接な関係にあり、この訓示がそのよい例である。

「合意について学ぶこと」。アカトシュと、アレッシアやその子孫のような定命の者である信徒との間で交わされた合意は、結ばれた血と誓約の象徴という役割を果たしている。すべての信徒には、こうした永遠なる契約を理解することが強く求められている。

「八大神を崇拝すること」。しかしアカトシュは嫉妬深い神ではない。信徒たちには彼自身だけでなく、他の神々も称えることを求めている。

「自らの本分を尽くすこと」。義務と責任は、規則を好む竜神の教えにおいて特に重要な位置を占める。責務を果たさないことは、アカトシュの目から見れば罪なのだ。

「聖者と司祭の指令に注意を払うこと」。アカトシュは階級と組織を好む。自分の信徒たちが聖者と司祭による命令に従うことを求めるのは当然だろう。

クヴァッチ大司教はよく、「アカトシュの意志を実現すべし」と宣言している。過去、現在、未来を具体化する時の竜神として、彼は秩序ある厳格な世界を保つ規則を受け入れる。献身と崇拝によってアカトシュに敬意を示すことで、信徒たちも同じことを受け入れるのである。

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