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書籍

水浸しの日記

今日市場では、皆が沿岸からの噂話をしていた。
彼らが言うには、侵略者で一杯の船が見つかったという。
噂によれば、同じ侵略者たちが最近死の地の南に来たらしい。
どうやら毎日新たな侵略者が来るようだ。
我らは前回の攻撃に耐え抜いた。
水は砂漠で切望されているが、岩と砂が我らを守ってもいる。
そして、それはネレイドも同じだ。
今回も同じだと思う。

侵略者は手を緩めないと言われている。
彼らの指導者はタリシュ・ツィと言うらしい。
私に言わせれば醜い名前だが、メリーナは名前が醜いとして何か問題があるのかといぶかっている。
その醜い名前の将軍に征服されることは心配していない。

今日ザリク将軍が宣言を行なった。
タリシュ・ツィとその軍隊が来るが、ネレイドが我々を守ると約束をした。
彼は心配しないよう言った。
だが私はどちらにせよ心配だ。

街は混乱している。
接近する敵と戦うため派遣された、ザリクの部隊が殺されたのだ。
兵士は負傷し、タリシュ・ツィが来るという知らせを持って来た副隊長を除いてすべて死んでしまった。
敵軍は不死だという。
タリシュ・ツィ自身も不死身らしい。
それは信じられないが、初めてこの迫りくる攻撃に不安を覚えた。

ザリク将軍は、街を守るために武器を取るよう皆に命令した。
だから私はほうきの柄と古いハンマーから戦棍風のものを作った(鍛冶屋は大変な仕事量をこなしているが、全員に行き渡るには武器が足りない)

どこにも、これで本当に終わりだという予感が漂っている。
我々の街は多くの侵略を経験して来たが、ついに陥落する。
だが同時に、深い友情のようなものも感じる。
市場を多くの騒音で満たして来た小さな言い争いは、友情と勇気を与える言葉にとってかわった。
死ぬ時は、みな同じだ。

ザリク将軍がネレイドに支援を求めたという噂だ。
皆がシャダとその娘の介入を願っている。
最後の望みには、奇跡が必要だ。

[日誌の残ったページは、水浸しになっていて読めない]

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