上級王デュラクの側近、ヴィルマリルの日記より
あの男が私を拒絶するとは!
長年デュラクの友として、そして側近として側についていたというのに、それに対する彼の返礼がこれか?
私と娘であるサラディンとの結婚を拒絶したばかりでなく、その娘をあの森林地域の愚か者であるケスティックに差し出すとは。
それもこれも私がネードではないからときた。
あの男にとってハイエルフは、自分の愛娘の相手にふさわしくないと思っているのか?
今に見ていろ!
全員に思い知らせてやる!
* * *
王の議会は会合し、私の提案を検討することに同意した。
いいぞ、いいぞ!愚か者どもめ!
デュラクさえも、私が奴らをヨクダの侵略者と戦う手助けをすると思い込んでいる。
奴らの思い上がりがその身の破滅となるとも知らずに!
地下墓地内には死霊術を行うための準備が整っている。
あと必要なのは、上級王とその手下どもの協力だけだ。
* * *
すべては計画通りになった!
今や私はアンデッドとなり、王の議会も私のものとなった!
そして残りの地下墓地の死者が私の軍団の兵となる!
さて、どのような新たな命令を下したらいいものか?
やはりヨクダを掃討してみるか。
もう少し考えてみよう。
* * *
何ということだ、ネードが私と戦うとは!
私を倒すために精兵の軍勢を派遣してくるとはいい度胸だ。
私を倒す?
すでに生きていない者をどうやって殺すつもりなのだ?
嵐の中に飛び込もうとするネッチのように、不可能なことに挑戦するつもりらしい。
まあ、やってみるがいい!
せいぜい楽しませてもらおうか。
* * *
ネードの魂魔法は嫌いだ!
番人どもは私が殺せないと理解し、私をこの地下墓地内に封じ込める作戦に出た。
生意気な!
だが不死の身になったことで、奴らは私の影響と力を受けるようになった。
奴らを支配してやる!
少し…休んだ…後…すぐ…にな…
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