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書籍

モアウィタの宝物庫の時空の書

遺物第445号: 忌まわしきスカーフ

状態: 懸念あり: 身につけなければ無害

管理上のメモ: 常にきちんとたたんで黒いベルベットの布の下に置いておくこと。現在の遺物マスターの厳重な監視下でなければ、観察も、スケッチも、触れることもしてはならない。

説明: 緑と金の糸で織ったシルクで作られた透けるように薄い衣料品。その当初の美しさが不穏な真実を隠している。スカーフの表面には、デイドラのルーンが水面の油のようにのたうちながらきらめき、長く見つめた者に不健康で悲惨な要素をもたらす。

忌まわしきスカーフは、第一紀後半のいずれかの時期に活動したハイロックのペライト教団のあまり重要ではない遺物と考えられている。この遺物の発見は、当時の治癒師や錬金術師に知られていなかった、いくつかの疫病の大流行と直接結びついている。身に付けると、着用者はペライトのもっとも祝福された流行り病の聖なる大釜となる。着用者の周囲数フィート以内に踏み込むと、ほぼすべての人や動物が魔法のようにさまざまな疫病に感染したということだ。

新たな着用者は、知られざる手法により、それぞれ新たな組み合わせの疫病を宿したらしい。さらなる研究が望まれる。

このスカーフは第二紀の初期に起きた「グレナンブラ掃討」の原因になったと言われている。これは、大規模な死霊術絡みの事件を巻き起こした伝染病の大流行で、この事件によりグレナンブラの多くの領域が現在も居住不能となっている。

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