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書籍

ヴァレンウッドとその先のヴァシャバー

ウィルダーホールの学者、メルボラ著

紡ぎ手へ。要請通りこちらのメモを用意しました。私たちのクランの歴史は何本も巻物を書けるほどなので、できるだけ簡単にまとめています。

ヴァシャバーの村はわずか数ヶ月前に築かれたばかりですが、私たちのクランの歴史はアイレイド帝国の滅亡後、アレッシア帝国の崩壊前にまでさかのぼります。それほど昔にヴァレンウッドへ移住したのに、親族がバラバラになっていないことには少し驚かされます。常に小さな共同体ではあったものの、歴史の道が血に流れているのがわかります。

初期の共同体において特に重要なメンバーの多くはハートランド・エルフの離散に関わっていましたが、そうした元征服者の多くはグリーンパクトの教えを取り入れました。

森を形作る技術を極める緑の代弁者の伝統は、第二紀初頭に始まりました。私たちと同族であるネドリルの先人が、(後に)ヴァレンウッド全土におけるさやの家の進展につながる技術を開発したのです。

後に暁の道の動きにつながるドーンウォークの伝統は比較的最近の発展ですが、その根は私たちのアイレイドの先人にあります。ナンサリオン王はその動きを順応させ、私たちの共同体へ明確に焦点を合わせ始めました。緑がストリッド川を越えて戻る道を見せた時、私たちには行動する準備が整っていたのです。

新しい森は、まるで私たちがアイレイドの先人の遺産を取り返すため特別に育てられたようでした。私たちは荷物をまとめ、ナンサリオン王に従ってこの神聖な場所へ移動し、緑の代弁者は仕事を始めました。ヴァシャバーの最初の蔓が育ったのは、それから間もなくのことでした。

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