不穏な同盟

来たわね

急いで聖域に戻って。ドラゴンがあなたと話をしたいそうよ。待たせないほうがいいわね

どうも、ドラゴンの友達を誘いたいらしいの。シデュラに言わせれば、聖域にいるドラゴンは1匹で十分だと思うけどね

ナーファーラールは、そいつを探すためにあなたの力を必要としてる。だからあなたと話したいのよ

聖域に戻って、ドラゴンと話して。ドラゴンを怒らせたくはないでしょう？

我と組むとはよい選択だ。ラートヴロンはタムリエルを破壊し尽くすまで止まらぬだろう。奴はドラゴンたちに参加を強制し、今や群れを率いている

奴を止めねばな。ドラゴンのためにも、お前たちのためにも、だ

ヤーグロンデュを見つけるためには、単なる勇気だけではなく技が必要だ。お前と仲間たちの手並を拝見しよう

ドラゴンガードたちの時代より前に、ヤーグロンデュは強力なドラゴンハンターと戦った。傷つき、追い詰められたところを我が見つけ、対価と引き換えに助力を申し出た

彼は渋々承諾した、死を間近に感じていたからな

ドラゴンの間ではソスミルと言う。血の同盟を指す言葉だ。お前たち定命の者たちが立てるどの誓いよりも強く、違えることなどできぬ

この、お前が知るどんなものより古い約定に則り、ヤーグロンデュは借りを返さねばならぬ。見つけさえれば、異もなく協力するだろう

このドラゴンを見つけるのは、簡単なことではない

おそらくザジならば、より正確な居場所がわかるだろう。彼は長い間、船長として方々に航海をしてきた。少なくとも、話を聞ける相手を知っているかもしれない

我々もドラゴンガードなんだ！ これは盗みじゃない

やっぱり、着る前に聞いたほうがいいんじゃない？

だがとても似合ってるぞ！

あら、こんにちは

ザジと一緒に制服を見つけて、我慢できなくなって着てみたの。新しいドラゴンガードを作るのよね？ 試してみようと思って。問題ないといいんだけど

これを見ろ、歩き手！ ザジは認めざるを得ないが、ドラゴンガードのセンスはなかなかのものだ。この者はもう少し手を加えたいが

さて、次はどうする？ 我々のドラゴンは、鱗の袖に何を隠しているんだ？

ドラゴン探しか？ なら、ケナーシズブレス聖堂に行くといい

そこの司祭は、正当な理由さえあれば何でも探してくれる。ドラゴンガードが大いなる悪を倒すためなら、協力してくれるだろう

ザジが子供の頃に育った、ブラックハイツ村の南だ。鐘の鳴る方向へ行けばいい。すぐに見つかる

ザジとそこで会うって？ ああ、そうだな！ 何と言っても、この者はその地に詳しいからな

ドラゴンガードの最初の任務でブラックハイツに戻ることになるなんて思ってもいなかった。ザジが来たのは… いや、一度もないな

ケナーシは風の女神だ。船が無事に港へ着き、魂が星の裏の砂場を見つけられるようカジートを導いてくれる

司祭はケナーシの力で、探し物を見つけてくれるんだ

鐘で何かをするんだろう

当然だが、ザジは儀式を見たことがない。どうしても必要な時にしか行われないんだ。勇敢なドラゴンガードがドラゴンを探している時とかな

ブラックハイツについて特筆すべき点は、特筆すべき点がないことだ

そこでは何も起こらない。村人は生命の壁を塗り、司祭はケナーシに祈って導きを求める。とてもつまらない

大きな壁画だ。村人は死ぬ前にそこに描き足して、自分の物語を後世に語り継ぐ

ザジはジャ・カジートの頃にそれを眺めたことを覚えている。先人たちの物語を見て思ったんだ… それだけか？ とな

商人、機織り、漁師、農民！ 英雄の話も壮大な冒険の物語もなかった。あの壁画に描かれていたのは、見ていられないほど退屈な人生だけだった

だからザジは、振り返らずに逃げたんだ

ザジが一緒にいるの？ それなら、私も行くわ。ザジは正式にドラゴンガードの一員になった。問題に巻き込まれてほしくないのよ

決まりだ。ブラックハイツへ行くぞ！

私も行くから

何だって？ ザジを信用していないのか？

もう、どこがよ

着いたぞ！ ケナーシズブレス聖堂だ。甘い風と、美しい鐘の地だ

ザジ、喋り方が変よ。何か私たちに隠してない？

ああ、まあな。この者はあまり… 円満に故郷を出てきたわけじゃない

ごめんなさい、詮索するつもりはなかったの。外で待ってる？

愛しのアエリア、君の言葉は爽やかな香油のようだ！ 君が味方してくれれば、ザジは何でもできる。さあ進もう

ああ、今しかないだろう？ 聖堂へ向かおう

これもドラゴン狩りと言えるの？ ドラゴンを攻撃しないんだから… むしろ救出作戦じゃない？ でも、ドラゴンが助けを求める状況なんて、恐ろしくて考えたくもないわね

ダメ！ ダメダメダメ！

お袋！ 久しぶりだな

出ていきなさい！ この聖堂から出て行って！ あなたがいるだけで、ケナーシへの冒涜だわ！

頼むよ、大事な問題なんだ。全エルスウェアを救おうっていうんだよ

では、あなたの仲間と話しましょう。あなたは出ていきなさい！

ザジは、その… 外にいよう

ザジは母がここまで怒るとは思っていなかった。たかが小さい鐘だぞ！ 後は、小さな宝石もいくつかあったが…

ああ、間違いなく事態がややこしくなるわね。クランマザーが今でも頼みを聞いてくれるといいんだけど

ザジはあなたがエルスウェアを救うと主張しています。タダリはあの生意気な子が言うことを何も信じないようにしていますが、あの子の失敗だけであなたを測るべきではないこともわかります

なぜここに来たのですか？

崇高な冒険ね。残念ながら、この聖堂はあまり役に立てないの。何年も前に聖なる鐘の1つがなくなってしまった。それ以降、ケナーシの導きを得られていません

タダリのろくでもない息子に盗まれたの。だから、この聖堂は金輪際ザジを歓迎することはありません

けれど、ケナーシは裏切り者にも慈悲深い。鐘を取り戻せば、探しているドラゴンを見つけてくれるでしょう

鐘を取り戻してくれれば、タダリはケナーシの風を呼び出し、あなたを目的の場所へと導きましょう。すべてがうまくいけば、このドラゴンの元へ行けるでしょう

ここは風の女神、ケナーシに捧げられた崇拝の地

ケナーシはカジートの帆を膨らませ、安全な港へ船を案内します。死者の魂を星の裏の砂場へと運び、我々の英雄を栄光へと導くのです

我々は、知識を分けて欲しいとケナーシに祈ります。タムリエルの全ては、ケナーシの風に包まれていますから

我々は聖なる鐘を鳴らし、ケナーシの言葉を聞く訓練をします。そしてその言葉から、失われた物を見つける。だからザジに、鐘を返させてください

なぜザジがあんな冒涜行為に至ったのか、この者には理解できません

タダリが驚いたのは、彼が去ったからではありません。旅に出たくて足がむずむずしていたのは、誰の目にも明らかでした。でも、聖堂から盗みを働くなんて

タダリは、私怨を抱えながらブラックハイツのクランマザーになったわけではありません

恐ろしいドラゴンに立ち向かい、エルスウェアを助けようと思う者は誰でも、我々の支援を受ける資格があります。たとえタダリを裏切った息子であっても

信じられない、ザジが聖堂から鐘を盗むなんて！ 確かに密売人だけど、恥は知ってると思ってたのに

鐘を探してきて。その間に、クランマザー・タダリをとりなしておくから

神々にすべてを捧げた人生を送ってるんなら、少しくらい心が広くなると思わないか？

それで、母親は何と言っていた？ ザジは門の反対側にいたから、何を話しているかよく聞き取れなかった

盗んだ？ ザジはそう思わないな。いずれにしろ… 取り戻すのは難しい

その鐘は、パーフェクトパウンスを買うために、ザジが雄牛のバーザハルというスクゥーマ王に売ったんだ。取引には… いくつかの約束も含まれていた

ザジは鐘に物を見つける力があると言った。もちろん本当だ！ だが、この者はその方法を知らなかった

それを知って、バーザハルは機嫌を損ねたんだ

相当な！ だから、鉢合わせしないように、バーザハルの動きは追っている。例えば、今奴は月光の入江に潜んでいるんだ

鐘が欲しければ、忍び込んで奪い返すしかない

月光の入江はここからすぐ南、海岸にある。美しい場所だ。スクゥーマの売人や海賊がうろついているのを別にすればな

入江の水は月光で満ちている。その水を飲む者も多い。神聖な目的でな。少なくとも昔は

今や入江はスクゥーマ王のもので、聖水を牛耳っている。入ろうとすれば攻撃されるんだ

バーザハルは、愚かな悪巧みをしている。おそらく月光を浴びた水を使って、より強いムーンシュガーが作れると思っているんだ。そこからより強いスクゥーマが作れるとな

だが、ザジがスクゥーマについて何を知っている？ 意外かもしれないが、詳しくないんだ

さあな。あの辺りにいることはわかっているが、実際見に行ったことはない

ザジの得意分野だ！ 適当に探そう

言い訳をさせてもらえば、ザジはその夜、他の物もたくさん盗んだ

それに、鐘がそんなに重要だなんて思わないだろう？ 聖堂にはたくさん鐘がある！ また新しい鐘を置くと思ったんだ

母親はそう言うが、あの小さな鐘がそんなに特別か？

ザジは、母親が罰を与えたいだけなんだと思う。反省の証として、南エルスウェア中を走り回らせたいんだ！ ドラゴンガードのためならやるさ。気に入らないがな

ザジは子猫の時、散々探検したんだ。バーザハルの居場所を嗅ぎだしてやる

バーザハルはこの辺りにいるはずだ。歯が腐ったパフマーを探してくれ

うげっ、ひどい臭いだ！ ここにバーザハルが隠れているに違いない。来い、話がある

バーザハルの臭いは間違いようがない。奴はこの部屋にいる。おそらく、盗んだものも一緒だ。そこに鐘もあればいいが

とにかく、中に入る方法を探さないと

ザジがここで暮らしていたときは、母親の絶え間ない小言から逃れるためにこの洞窟を使っていた。甘い菓子を持ってくるのにもいい場所だった

その頃のことだ。ザジが眠っている月の司祭から、奥の部屋の鍵を盗んだのは

当時は奴の隠れ家じゃなかったが、持っていた。いや、今は持っていないが、ザジは鍵を置いた場所を覚えている！

来い、歩き手！ ザジは近くに、施錠箱を隠しているんだ

ハシゴだ。この辺りにあるはずだが

窪みがあったぞ。だがハシゴはどこだ？ ふーむ。歩き手、話がある

先にある窪みが見えるか？ バーザハルの手下が入り江に溢れる前は、ザジの秘密の場所だった！ そこに鍵がある

ふむ、昔使っていたハシゴがないな。あれがないと… 待て！ ザジは役に立つものを持っているぞ！

このグラップリングボウを使うんだ！ ザジがブラックハイツを出る前に、聖域で見つけた。便利かもしれないと思ったんだ

使い方は簡単そうだな。ただ狙いをつけて引くんだ。クロスボウみたいに。そうすれば、ロープが上に伸びていく

いいか、施錠箱を探すんだ。ザジは子供の頃、そこに一番大事なものを隠していた。まあ、パーフェクトパウンス号を手に入れる前の話だ

ザジはここから見張っている。グラップリングボウの矢は一つだからな？

ザジはずっと、聖堂で過ごすのに飽きていた。祈って、掃除して、詠唱して、その繰り返しだった

それでザジはここに来ることにしたんだ。月の司祭に見つからないように壁の窪みの高いところに隠れた。そして、奥の部屋を調べられるように、鍵を盗んだんだ

怒らなかったと思うか？ 家に帰るたび、雑用を放置したことを咎め、金切り声を上げて睨んだものだ

結局母親は、互いに顔を合わさないほうがいいということを理解した

ザジは冒険の人生を歩むために飛び出した。広い海は、ブラックハイツのような小さな街より、ずっと多くのことを見せてくれる

母親との関係がぎくしゃくしていたおかげで、心を痛めずに出てこられたのは認めよう

いいぞ！ ザジの思った通りだ！

誰か来る！ 扉の側で会おう！

鐘を手に入れてここから出よう

バーザハルの風上を取れよ。奴の息は、船についたフジツボも剥がしちまうんだ！

あいつが雄牛のバーザハルだ！ やってくれ、歩き手！

よし、五つ爪！ あいつらに見せてやれ！

見ろ！ あいつ、本当に鐘を残していた

中に入るべきか？ もちろん入るべきだ！ ザジは鐘を見つけたんだからな

鐘を見つけたぞ、お袋！ 命と手足を大きな危険にさらしつつ、我々は英雄のように戦い…

自慢は止めて、お友達に鐘を架けてもらいなさい。タダリは鐘が見たい

鐘を持っているな？ 落としたなんて、ザジは聞きたくないぞ

聞こえる？ 鐘が曲を奏でているようね。音は小さいけど… あそこだわ。間違いない

鐘をフックに戻してくれれば、この者が確認しましょう

ああ、これじゃダメ。鐘が汚されているじゃない。儀式にならないわ

母親は、いつも物事を大げさにするんだ。鐘はちょっと汚れているが、それだけだ

タダリはこれを心配していました

聖なる鐘は、月の周期ごとに浄化する必要があるのです。でもあなたが持ち帰った鐘は、何年も持ち去られたままだった。浄化の儀式を行わなくてはなりません

力を貸してくれるなら、この者が浄化の儀式へ案内するわ。ただし、黙って、指示をよーく聞くこと

まず、ケナーシの息吹に耳を傾けなさい。言っておくけれど、風だけではなくて聖なる吐息を聴くのよ

一体どれぐらいかかるんだ？

必要なだけ長く。聖なる儀式は時間に追われてやるものではないわ

エルスウェアを救うんだ！ もっと早い方法があるだろ

よろしい。鐘をもっと早く浄化できるなら、どうぞそうして。でもこの者は手伝わないわよ

ザジがお母さんにあそこまで無礼になるなんて、信じられない。聖域に戻ったら、きちんと話し合いましょう

ザジは… 自分の責任だと認めよう。失敗した

母親は昔から邪魔をされるのが嫌いだった。もう我々を助ける気はないかもしれない

ザジの得意分野だ！ 適当にやろう

鐘は鳴らさないと意味がないだろう？ で、鳴らし始めたら後は勝手にやってくれるかもしれない。そんな感じでどうだ

ザジは、子供の頃にかなり母親を怒らせた。機嫌が悪くなると、落ち着くまでにかなり時間がかかる

だからそれまで、ザジのやり方を試してみよう

よし、ザジはお袋が鐘を鳴らすのを何度も見ている。ここを押せば…

おや。これは意外だな。待て待て。この中庭の大きな鐘には、同じ色のランターンが付いているぞ！

鐘は、曲の冒頭を奏でているようね。一緒に演奏するよう誘ってるのかも

あいにく、私のパンフルートでは無理ね。代わりに使えるものが、きっと近くにあるはずよ

やったぞ！ 鐘を浄化した！

はいはい、よくやったわ。さあ、歩き手、こちらへ。タダリと話しましょう

歩き手？ ああ！ お前のことか

ザジのお母さんが、とても心が広くてよかった。ザジがあんなことをしたのに、聖堂から私たちを放り出さないなんて驚きよ

ザジの無礼はともかく、あなたは鐘を浄化してくれました。タダリはこれから儀式を行い、約束通りドラゴンのヤーグロンデュを見つけましょう

そうすれば、あなたと仲間はこの聖堂から出ていくのですね？

ケナーシは、風が見つけられるものしか教えてくれません。景色や匂い、だいたいの方角程度。それも、運がよければ

より正確な場所を割り出すのは、あなたの仕事よ

ケナーシの甘い風、そして鐘の音を通じて、ヤーグロンデュの居所をどうか我らに教えたまえ！

風は南へ旅し、石灰色の崖をさすらう。そして塩水の匂いがする洞窟の中へ沈んでいく。風はドラゴンの力を通り、恐ろしい光の中に溶けていく

狩人よ、時は残り僅かだ。何が分かった？

ラートヴロンの手下が空に溢れている。長くとどまれば、我が見つかる可能性も高まる

どうだ、ヤーグロンデュは見つかったか？

南に大きな石灰岩の採石場がある。ラートヴロンたちはそこを掌握した。理由はわからぬ

ヤーグロンデュが時を同じくしてあそこにいるのは奇妙だ

それは考えにくい。ヤーグロンデュは誓いを立て、我と結び付けられている。我が最大の敵と合流するはずがない

石灰岩の採石場に向かい、捜索してほしい。向こうで会おう

ラートヴロンに遭遇しても、決して戦おうとするな。お前が倒れれば、その瞬間に我らの同盟は終わるのだから

サイに私たちの行き先を伝えて。彼の助けが要るかも

もちろんだ！ この者は立派に使者の役目を果たそう

ザジはあまりこんなことを言わないんだが… 気を付けろよ。状況はあまりよくないようだ

アエリアはうまくやったようだな！ 月光の入江での冒険の後だから、今度は彼女が輝く番だとザジは思う

聖域で会おう

この鉱山に入って、ヤーグロンデュを探しましょう。ここから南の、海岸沿いにいるはずよ。そこで会いましょう

あなたが探しているドラゴンは、ここから南、石灰岩の崖と沿岸の水域近くにいます。洞窟か炭鉱があるはずです。そこに入れば、ヤーグロンデュを見つけられるでしょう

ナーファーラールの言う通り。採石場は信者だらけよ

ナーファーラールの姿は見ていないけど、この採石場に近づけるとは思えない。教団にすぐ見つかってしまう

今回は、私たちだけでやるしかないわね

ドラゴンの気配はないけど、信者が大勢いる。採掘してるのと、見張ってるのと

全然わからない。竜教団が、石灰岩で何をしようっていうの？

鉱山の入口は西のはずよ。先に行って

竜教団は石灰岩より重要なものを探してるようだけど… いったい何を？

ヤーグロンデュはこの鉱山にいるはず。行きましょう

ここが鉱山の入口ね。中に入って、ヤーグロンデュを探しましょう

我に付け、兄弟。我が主の力は無限、忠誠を誓えば恩恵に与れよう

貴様や貴様の主に服するくらいなら、自ら死を選ぶわ… ラートヴロン

ほう、そうか

ラートヴロン！ もう1体の… あれはヤーグロンデュ？

まずいわね。降りてヤーグロンデュを守らないと！

自業自得だな、ヤーグロンデュ！

くっ、手遅れでないといいけど

虫けらどもが入り込んだか。ラカジン！ 始末しておけ

幸甚に存じます！ 目覚めよ、ヤーグロンデュ。忠誠を示せ！

あいつは、ヤーグロンデュを怪物に変えようとしてる！ 止めないと！

しつこい奴らめ！ もうすぐエルスウェア全土が我が主に跪く。お前たちもラートヴロンに仕えるのだ。たとえ死んでいてもな！

計画通りにはいかなかったわね

危ない！

ディー・ゼイマー。お前の戦いは終わった

ドラゴンが目の前に降りる光景には、絶対慣れないわね

ラートヴロンに逆らう者はこうなる。死した後、亡骸を思い通りに操られる

パークロク。恥知らずにして傲慢、それがラートヴロンだ

ラートヴロンが去るのを待っている。今戦えば圧倒されてしまうだろう

狩人よ、我が奴をやり過ごすことを誇りに思っているとは考えるな。ラートヴロンは何らかの方法で力を増した。まだ奴と戦う準備ができておらぬ

ドラゴンを蘇生させるには、高い技術と大がかりな準備を要する。ラカジンは死霊術の力を増幅させるため、あの緑の石を使った

ラートヴロンの教団がこの採石場を奪った理由は、あの石にある

ラートヴロンがお前の勝利を聞けば、この採石場を取り戻しにやってくるだろう。その前に聖域へ戻るぞ

その後、次の行動を決めればよい

ラートヴロンはお前を甘く見ていたようだな。次は奴も油断するまい

うーん、ひどいことになったわね

何が起きたのか、サイ・サハーンに知らせましょう。この状況を立て直す考えが、何かあるかもしれない

できることはなかった

分かってる。でも、もっと早く着いてたら…

悪い知らせは伝えたくないわね

でも、サイ・サハーンには考えがあるようよ。彼と話して

今日はよくやった。ヤーグロンデュを仲間にはできなかったが、死体をラートヴロンに利用されることもない。小さな勝利だが、勝利には違いない

他に何か見つかったか？

力を増幅できる術を持っているのか？ 手こずりそうだな

未知の相手と戦いたくはない。ラートヴロンとその教団については、知らないことが多すぎる。情報が必要だ

ああ。だが、まずは渡したいものがある。聖域の宝物庫で手に入れた

だが、このことは秘密にしておいてくれ。密売人の船員たちが知れば、ザジがプラムブランデーを飲み干すより早く、宝物庫が空になってしまうだろう

信じられない。サイ・サハーンがドラゴンガードを再結成するとは！ できるのか？

無理だと彼に言える者がいるか？

クランマザー・タダリの息子がなくなってた鐘を返したわ。恥さらしの子猫ね

ザジが、ブラックハイツに戻ったの？ 私のこと… 何か言ってた？

どうして？

あら、理由なんてないわ。全然ないわよ。私の話をする理由なんて、どこにもないわよね