スポンサーリンク
書籍

引き返せ!

プーナラへ、

すまない。ここに来るべきではなかった。呪いに耳を傾けるべきだった。ここにいるものはエルフに似ているが、獣のような連中だ。奴らは暗がりから我々に飛びかかり、墓地のようなところに引きずっていった。そこに奴らのリーダーがいた。普通の人間のように見えたが、口を開くまでの間だった。奴が大穴について語るのを聞いていると、世界の終わりだという感じがする。奴は救い主たちの期待に背くわけにはいかないが、我々が彼らの親切に報いる助けになるだろうと言い続けていた。

他の者たちも捕われていた。まだ生きていたが青ざめていた。切開された傷があり、ほとんど治療されていなかった。私はお前が見せてくれたように、牢屋の鍵を外せた。だが他の者にその力はなかった。私は戻ってくると約束したが、今どこにいるのか分からない。トンネルは家、家は道、道はトンネルに続いている。追い詰められた。足音が聞こえる。

私を見つけたら、逃げてくれ。このトンネルを海で塞ぎ、二度と戻ってくるな。ここに埋まっているのが何であろうと、埋めたままにしておくべきだ。

カーンハル

コメント

スポンサーリンク