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書籍

空の牙のジュン・ジョーへ

空の牙のジュン・ジョーよ、お前の時は来た。お前の体は十分に弱く、魂は十分に強く、心は十分に冴えている。

空の牙のジュン・ジョーよ、今登らなければならぬ。神々がかつてお前の祖先を呼び、お前の後の人々を呼ぶように。

山頂へ行け。風がお前の毛皮をなびかせ、太陽が顔へ降り注ぐに任せよ。木々のみを支えとせよ。その針と種、樹脂を。形なき地をさまようため、肉体は拒絶せねばならない。お前の形は縮小するが、心と魂は大きくなるだろう。

お前は渇きで水を求めるだろう。飲め。そして1日ごとに、飲む量を減らすのだ。残された毛は抜け落ちるだろう。残された心臓は遅くなるだろう。呼吸は止みつつある風のようになるだろう。

そして体が用意を整えたら、天は霊と化したお前の魂を待ち受け、その秘密で満たすだろう。体は魂の帰還を、双子月とラティスの雄大さに見守られながら待ち受けるだろう。

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