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書籍

ここに来た者へ

私はドゥゼイル。オブリビオンの職人である。そしてこれらは我が狂気の地下室である。括目せよ。そして怯えよ。

これらは我が敵どもを閉じ込めるために設計された。私に苦痛を与えるためだけに生きていた悪党でもである。あの邪悪な連中は何年もの間私を嘲り、せかし、挑発した挙句、最後にウェイレストの貴族たちを私に手向かわせた。連中は西方における卓越した建築家としての私のキャリアを台無しにしてしまった。

こうしたことに対する怒りのために、私はデイドラを探し求めた。デイドラはやって来て私の才能を活かせる契約を提示した。彼らは私を苦しめていた者たちを捕まえ、ここに投獄する。その見返りとして、私は彼らのために建築を行う。私は喜んで引き受けた。

ウェイレストでは、私は法の執行のための逃亡不可能な牢獄や、庭園区画の貴族たちのためのオパールの城を設計した。私の仕事は芸術的追求と建築学的機能性との融合として歓迎された。しかし私がオブリビオンの次元のために作り上げたものはそれよりも遥かに上である。陰謀を練るコールドハーバーの王のための黒い尖塔は、彼の偉大さに対する記念碑であると同時に、拷問の器具でもある。デッドランドのカミソリ穴は決して鈍ることがなく、破壊の公のために肉、骨、そして霊的エキスも切り裂くことができる――最も強力な治癒師にも治せないような仕方で。

とはいえ、こうした作品のすべて――モラグ・バルの身ごもる胞子の塔から火花を放つウェイレストのペリンゲール邸まで――は、この地下室に比べれば子供のおもちゃでしかない。これらは我がデイドラの三日月であり、我がアカヴィリの戦刀であり、我が技術の結集、私の最高傑作である。

それにこれらは時とともにさらに特別なものに成長する。かつては私の定命の生を台無しにした3人のイカサマ師のための永遠の苦悶の場所だったものが、今ではタムリエルのあらゆる種類の魂のための拷問の中枢になったのである。私がこれらの地下室に注いだ労力はあまりに優れたものなので、デイドラ公でさえ私に魂を送って監視させてくれているほどである。

そして親愛なる来客のあなた――ここであなたが経験する痛みは生涯を尽くした改良と反復の賜物だということを知るがよい。ありがたく受け入れ、のたうち回り、そして恐れるのだ。

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