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書籍

さまよう霊魂

沈黙の司祭アムン・ドロ著

アカ。最初の猫であり、道を探す者、および嘆かれざる者として知られている。オーナールとファドマイがまだ愛し合っていた最も早い時代、彼は天空を探検し、その辿った跡が多くの道になった。アカはオーナールが愛した息子であり、オーナールは自分がファドマイを見つけたように、愛する者を見つけよとアカに言った。アカは東の翼をもつ蛇、西の砂丘の女王、そして北の母なるマンモスなどと結婚したことが知られている。彼はそれから南へ行き、二度と戻らなかった。その代わりにアルコシュが現れ、アカが多くの道の途上で作り出したものについて警告を発した。それ以来、アルコシュとその忠実な部下たちはアカの多くの子供を見守っている。彼らは恐ろしく、また優しいからである。

アルコシュ。竜王。高きたてがみ。彼は多くの道の途上にあるアカの無数の王国の支配を譲られた。時が経ち、アカの子供たちはアルコシュを打倒し、その体を西風に乗せてばらまいた。ケナーシはこのことを知ると、空を飛んで多くの道を通り、アルコシュを元に戻したと言われている。その際、ケナーシはアカが作った全てのものを見て、その中には作るべきでなかったものも含まれていたことを見た。今、アルコシュとケナーシは多くの道をアカの道を外れた子供たちから守っている。アルコシュの力やその強烈な咆哮のためではなく、義務と目的のため彼に祈るべきである。

アルカン。鱗公。炎と影の悪魔と交わったアカの第一子。彼は殺した者の魂を貪り、大変な大きさに育った。歌によれば、彼はローカジュとその仲間に殺されたが、アカの不死身の息子として、時が来れば多くの道から戻ってくるという。アルカンはアルコシュ、ケナーシ、ローカジュの敵であり、常に王冠に飢えている。

ボエスラ。東と西の戦士。彼女はマファラの伴侶であり、マファラはオーナールがボエスラをその反抗的な性質のため追放に処してからも、彼女への愛を忘れなかった。ボエスラは追放されて多くの道を歩き、戻ってきた。マグルスから目を引き抜いたのはボエスラであり、これを理由として、カジートは爪と共に剣も大切にする。真の猫はボエスラに祈る必要はない。ただ道を歩み、飛び掛かるために身を隠すことによって、この霊魂を称えられる。亡霊の月の夜に彼女の名を呼ぶことは禁じられている。この時期のボエスラはローカジュの死衣をまとい、ラティスの彼方へ向けた争いを始めるからである。

マファラ。教える母。古代の霊魂であり、ファドマイの古い秘密の番人である。それは彼女の子供たちが最初の時にのみ必要とした秘密であり、それを伝えたのはマファラである。彼女は多くの道のうち8つを見守り、カジートは時が来れば、それぞれを歩まねばならない。マファラはカジートを道へ案内するクランマザーを助け、我々の秘密を他者から守る。彼女はアズラー、ボエスラ、ローカジュの味方である。彼女の数字は8と16であり、これらはマファラの二本の鍵である。

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