スポンサーリンク
書籍

連続した真実 第7巻

「巻かれ続けるメインスプリング」の第四トゥールビヨン、デルドライズ・モーヴァインの説話からの抜粋

私は言葉で歯車を巻く。

車輪のことを思え。全てと関連している。

車輪ほど神聖なものが他にあるだろうか? 最後のタムリエルのように、車輪は動き、そして動かない。アヌヴァナシ。車軸は眠り、スポークは急いで回る、反射する円を描いて。さあ、ここに名のない秘密、トリビュナルの子がいる。回っている時、それは動くのか?

動きは後のニルンの中心にあるが、全ての動きに名がないわけでない。全ての動きが彼の祝福を得るわけではない。

聖なるメトロノームは、最初の動きを「線の動き」と呼んだ。線の動きとは単純な思考の動きで、弱い意志と学者のうぬぼれの動きだ。「前へ!」そう叫ぶ! 安っぽい野望の果実に向かって。永遠に続く王国の約束に向かって。賢者たちが「進歩」と呼ぶ幻影に向かって。このせいで、開拓者たちの冒険が荒れた未来へと誤って導かれてしまった。その後の価値、ある程度価値がないとは言わない、美徳の未来へ。だが、人間やエルフが単一の未来を深く見つめることに、何の得があるのだろうか? 定命の者の目的は狭い。狭すぎる! 前に進む時、無数にある方向を無視して一つを選ぶ。これは獣か子供のやり方だ。クロックワークの神は、勇気の姿をした虚栄を否定した。この探求者たちの旅は、最後のタムリエルよりももっと先へ進めるだろう。アヌヴァナシ。

セトは第二の動きを囁きでしか語らない。「振り子」、あるいは「名のある揺れはカチカチとした動きだ。混乱と、偽りの動きだ。クロックワークの神だけが、その闇の力を求められる。大きく揺れるたびに、ロルカーンの嘘が聞こえる。「おい、意志が別れたぞ! おい、呪われた多数よ!」灰の子供よ、振り子の道の邪魔をしてはならない。巻かれ続けるメインスプリングだけが、その重みに耐えられる。

最後は往復の動き。「荘厳なピストン」だ。恋人たちの抱擁だ。まるで謎の父のように、同じ量だけ与え奪う。紐についた蝶結びのように、第四の思考を呼び覚ます。大工のノコギリのように前後へ動き、劣ったエルフたちの名のある探究を切り裂く。名のない心臓だけが、その力を抑制できる。芸術家、星数え、技師たちは、これを「ミューズ」と呼んでいる。真実を隠された多数は「破壊者」と呼んでいる。

理解できたかな、トリビュナルの子たちよ。あらゆる動きは意図を隠す。車輪から離れることは、クロックワークの神を捨てることと同じだ。最後のタムリエルでは、すべてが回転する。回転するだけだ。アヌヴァナシ。

私は言葉で歯車を巻く。

コメント

スポンサーリンク