我らの民の最初の記憶よりも前の時代、しかしアズラーの薪が誇り高き獅子ローカジュの肉を奪ってから遥か後、我らが偉大なる母は泣いてため息をついた。兄弟の暗き心臓の運命に悩まされて。自分の広大な領地の丘と峡谷を歩き回りながら、彼女は鼓動から逃れることができなかった。渦巻く海の向こうからやって来る、微かだが止まることなく打ち続ける音から。大いなる闇の中のどこかで、月の獣の獰猛なリズムは加速し、激しさを増していった。
様々な姿形の子供たちが月の獣の冒涜によって倒れることを知っていた彼女は、星に向かって喉を鳴らし、ジョーンとジョーデのランターンを説得して空のガーディアンを呼び寄せた。この第三の月にしてラティスの盾は、その光をアズラーの砂の中でも最も純粋な心と従順なところへ投げかけた。彼女はそこの猫たちを隠された月の寝床と呼び、彼らに月の二つに分かれた道と慈悲深き剣の秘密を教えた。その時以来、彼らは偉大なる母を他のどんなカジートよりも愛するようになった。その愛の中に、心臓の鼓動によって歪められた全ての猫への同情を見出した。
愛されしアデプトたちよ。この言葉を心に抱き、我々がアズラーの戒律を守り続ける理由を知るがよい。我らは皆、隠された月の子供なのだから。
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