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クエスト

大蛇の牙

ESOクラグローン > ストーリークエスト

前回クエスト

「大蛇の牙」と「ヘビの繁殖」は、どちらからも開始できます。

先に「ヘビの繁殖」を完了した場合、「風に舞う葉」の後に、当クエストを開始できます。

物語内容

リトルリーフの話を聞く

傷の渓谷の旅の祠の近くにいる、リトルリーフと会話しましょう。

「風に舞う葉」を完了している場合

リトルリーフ
リトルリーフ

戦いに来た訳じゃないわ。
あなたはカッシを助けた人よね?
彼女からあなたのことを全て聞いたの。

今は用事があるの?
ちょっと手伝ってくれる?
大事なことなのよ。

続けてくれ。

リトルリーフと会話を続けましょう。

※以降の会話は、「風に舞う葉」の完了・未完了に関係なく、同じ内容です。

リトルリーフ
リトルリーフ

アイアンオークを何としても止めないと!
奴ら、トロールの軍隊を作り上げているのよ!

その軍隊を解体するよう説得するというのが、カシピア摂政から課された私の任務。
でも、彼らはお金だけ取って私を追い出したの!
だけど、あなたが現れてくれたからもっといい案がある。

そのいい案とは?

リトルリーフ
リトルリーフ

あなたのことよ!
私の明るい楽観的な思考と、あなたの暴力的な性格があれば、負けることなんてないわ。

とにかく、手伝ってくれるわよね?
近くの丘にある荒廃した塔で待ち合わせましょう。

分かった。
その荒廃した塔で落ち合おう。

リトルリーフ
リトルリーフ

アイアンオークはトロールを軍隊にする方法を見つけたの。
それは訓練と鎧、魔法のルーンをトロールの皮に刻むことが関わっているわ。

イルサグの塔地下で会いましょう。
まずはトロールの訓練士に対処するの。

イルサグの塔地下について何か知っておくことはあるか?

リトルリーフ
リトルリーフ

古い塔の下にある遺跡の中にある。
あそこは悪臭がすごいの!
あんな狭いところにトロールやアイアンオークを詰め込むからよ。

それはさておき、イルサグはあの遺跡をトロールの訓練アリーナとして使ってるの。

なぜアイアンオークはトロールの軍隊を作ってる?

リトルリーフ
リトルリーフ

大蛇がそうしろと命じたからよ!
でもトロールに鎧を着せて、武器を持たせるのは良くないわ。

とにかく、トロールを止めるのはカッシが〈スケールドコート〉を救う案の一部よ。

だがスケールドコートは悪だ。

リトルリーフ
リトルリーフ

何人かはそうかもしれないけど、私とカッシはそうではない!
世界を変えるために〈スケールドコート〉に加入したのよ。
破滅なんて望んでない。

私たちは何とかするわ。
正直、あのエグザーチ・ブラードスは何を考えていたのか分からない。

エグザーチ・ブラードスとは誰だ?

リトルリーフ
リトルリーフ

ブラードスはアイアンオークの族長よ。
石頭で、強情。
オークが〈スケールドコート〉に加わった時、ブラードスは〈破壊にうねるオフィディアのエグザーチ〉という名をもらったの。

長ったらしい名前だけど、私はそういうのが好き!

本当にトロールを訓練できるのか?

リトルリーフ
リトルリーフ

イルサグはなんでも訓練できるのよ!
だけど秘密はレッド・ブリットルにあるの。
ええと、ニルンクラッツのこと。
どういうわけか、トロールがぐっと強くなる。

彼らを止めなければ、クラグローン全体が破滅する。
そしてカシピア摂政は、そんなことを起こしたくない。

「風に舞う葉」を完了している場合

摂政カシピアとかなり親密な仲のようだ。

リトルリーフ
リトルリーフ

どういう意味?

そんなに驚かないで!
冗談よ。
カッシと私は大親友なの。

「風に舞う葉」を完了していない場合

摂政カシピアとは誰だ?

リトルリーフ
リトルリーフ

カシピア摂政?
〈スケールドコート〉のリーダー?
あなたは聞いたことがあるはずよ!

カシピアはとても強く、自信に満ち溢れているの。
そして美しい。
彼女のことを考えただけで、胸が踊るわ。

スケールドコートのメンバーなのか?

リトルリーフ
リトルリーフ

ただのメンバーじゃないわ。
私はカシピア摂政の執事長で、外交もちょっと得意よ。
私はやむを得ない暴力に秀でていると言われたこともある。

だから彼女は私をこっちに送ったの。

トロール訓練師イルサグを倒す

トロールの訓練を止めるため、イルサグの塔地下に行きましょう。

イルサグの塔地下
「イルサグの塔地下」と呼ばれるこの遺跡は、増員中のアイアンオークのトロール軍団が訓練施設として使用している。
トロール達を指導するのはイルサグ・アイアンブラッドだ。

イルサグの塔地下に入ったら、リトルリーフと会話しましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

イルサグ・アイアンブラッドにトロールの訓練をやめさせようとして、カッシから貰ったお金で説得してみたの。

ダメだったから、私の綺麗な杖で倒すしかないよね。

イルサグ・アイアンブラッドについてもっと教えてくれ。

リトルリーフ
リトルリーフ

イルサグはアイアンオークの中で一番のオークよ!
そして良い先生なの。
イルサグ・アイアンブラッドほど、うまくトロールを訓練できる者はいない。

だから彼を殺さないといけないの。

アイアンオークがどうやって野蛮なトロールを訓練する?

リトルリーフ
リトルリーフ

トロールが魔法にかかっていることによって、やりやすくなってるの。
それは後で話すね。
まず、アイアンオークの訓練士を倒しに行きましょう。

どうしてアイアンオークについてそんなに詳しい?

リトルリーフ
リトルリーフ

私は専門家ではないけど、晩餐や会議などには全て出席していたの。
これは摂政カシピアの友達と、執事長として重要な仕事ね。

私は見た。聞いた。
そしてメモをたくさん取った!

リトルリーフと一緒に、イルサグの塔地下を進んでいきましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

アイアンオークったら、全然言うことを聞いてくれないの!
外交的な手段に期待してたのに。

探索を進めると、トロールの訓練所でイルサグ・アイアンブラッドを発見します。

リトルリーフ
リトルリーフ

イルサグ・アイアンブラッド!
お願いだから、その気持ち悪いトロールの訓練を止めてよ。

イルサグ・アイアンブラッド<br>
イルサグ・アイアンブラッド

もう来るな、小娘め!
いいから帰れ!

リトルリーフ
リトルリーフ

ああ、そう。
良い案だったのに。

探索を続けてイルサグを追いましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

リュートは好き?
私、少しだけなら弾けるの。
カッシは上手って褒めてくれるけど、たぶんお世辞ね。

探索を続けると、イルサグを発見します。

イルサグと2体のウェルワと戦いましょう。

イルサグを倒した後、リトルリーフと会話しましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

別の方法があったらよかったわ。
かわいそうで、頑固なイルサグ。
お金を受け取ってくれれば良かったのに。

調教師を殺せば、トロールの軍隊を止まるのか?

リトルリーフ
リトルリーフ

それはそうね。
私は何を考えていたんだろう?
トロールの軍隊を解散させるには、もっと違うことをしないとね。

ルーン筆写家のクルス、防具屋ウシク、そしてエグザーチ・ブラードスと話さないといけないかもしれない。

オークのリーダーたちとは顔見知りかもしれないが、駆け引きは無効だ。

リトルリーフ
リトルリーフ

そうね。
あなたの言うとおりよ。
簡単でないのは分かってる。

でも私には任務がある。
そして暴力が唯一の解決法なら、そうせざるを得ない。

どこに行けばいい?

リトルリーフ
リトルリーフ

傷の渓谷よ。
名前のとおり、楽しくない場所よ。
ここから北にあるわ。
まず見過ごすことはない。

そこで合流しましょう。

出発する前に、ルーン筆写家のことを教えてくれ。

リトルリーフ
リトルリーフ

ルーン筆写家のクルスは、真の芸術家よ!
彼のデザインは繊細で美しい。
そして力強いの!
ニルンクラッツの粉をインクに混ぜて使って、トロールの肌に直接ルーンを書いてるの。
そうすれば魔法が向上するんですって。

彼は谷の西側で働いてるわ。

防具屋のことを教えてくれ。

リトルリーフ
リトルリーフ

防具屋ウシクは、トロールとウェルワが着る武具を作っているの。

普通の武具とは違って、ウシクはニルンクラッツの粉を混ぜて鎧を頑丈に、より強くしている。
彼女の作業場は谷の東側にあるわ。

エグザーチ・ブラードスについて一応聞こうか。

リトルリーフ
リトルリーフ

エグザーチ・ブラードスはアイアンオークの族長なの!
だけど〈スケールドコート〉の幹部でもあるのよ。
だから彼はすごい称号を貰った。
〈破壊にうねるオフィディアのエグザーチ〉というの!
私もそんなすごい称号が欲しいな。

彼は谷のどこかにいるはずよ。

リトルリーフ
リトルリーフ

礼儀正しくしてみたけど、全然意味がなかった。
傷の渓谷で会いましょう。
きっと、また代案を実行しないといけない。

ルーン筆写家クルスと防具屋ウシクを倒す

傷の渓谷に行くと、リトルリーフが待っています。

リトルリーフ
リトルリーフ

やっと来たわね。
ルーン筆写家と防具屋を倒しに行くわよ。

出発する前に、リトルリーフと会話しましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

あなたがやってくれてよかった!
ルーン筆写家と防具屋が軍の訓練士より話が分かるとは思えない。
多分、対話の時間はもう終わったのね。

軍隊を崩壊させましょう!

なぜ我々はここに、何をしているのか確認がしたい。

リトルリーフ
リトルリーフ

あなたも時々思考が途切れるの?
私もよくあるわ!

アイアンオークがトロールの軍隊を作るのを阻止するには、ルーン筆写家のクルスと、防具屋ウシクを倒さないといけない。

ルーン筆写家のクルスのことを何か知っているか?

リトルリーフ
リトルリーフ

ルーン筆写家のクルスは真の芸術家よ!
肌に直接繊細なデザインを彫るの!
彼の才能とニルンクラッツの粉が合体すると、トロールは普通よりもさらに恐ろしくなるわ。

彼は谷の西側で働いてる。

ニルンクラッツの粉?

リトルリーフ
リトルリーフ

ニルンクラッツを砕くとできるのよ。
ほら、レッド・ブリットルよ。

古代ネードと関係があるみたい。
〈スケールドコート〉がそれを使って、色々な面白いことができるのを発見したの。

防具屋ウシクについて教えてくれないか?

リトルリーフ
リトルリーフ

あの防具屋は軽くて頑丈な武具を作るの。
恐らく、鉄とニルンクラッツの粉を合わせて作るからかな。

彼女の作業場は谷の東側にある。

ニルンクラッツの粉とは何だ?

リトルリーフ
リトルリーフ

あなたは会話についていけない人なのね。
私もよ!

何を話してたっけ?
あ、そうだ!
ニルンクラッツ!
〈スケールドコート〉がネードの遺跡で何かを発見したの。
そして今は、それを力の源みたいに使うことを覚えたのよ。

ルーン筆写家のクルスと防具屋ウシクを倒しに、傷の渓谷を探索しましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

あなたはとても優しいのね。
私にはお見通しよ。
だって人を見る目は持っているもの。

リトルリーフ
リトルリーフ

座っているのに、空にあるものは?
星座よ!
ウッドエルフの冗談よ。

リトルリーフ
リトルリーフ

あなたはすごいわね。
いつもこんなに走り回って戦っているの?
私なんてもうクタクタよ!

傷の渓谷の西側を進むと、ルーン筆写家のクルスがいます。

リトルリーフ
リトルリーフ

クルスはウッドエルフを食べるって!
そう聞いたわ。
それより、トロールにニルンクラッツを刻み込んでいるみたい。
それを止めないとね。

ルーン筆写家のクルスを倒した後、リトルリーフと会話しましょう。

※防具屋ウシクを倒す前に、ルーン筆写家のクルスを倒した場合

リトルリーフ
リトルリーフ

なんて失礼なの!
クルスは戦いなしじゃ説得できなかった。

防具屋はこんなに厄介ではないといいわね。
彼女は谷の東側で働いているはずよ。

傷の渓谷の東側を進むと、防具屋ウシクがいます。

リトルリーフ
リトルリーフ

そのニルンクラッツの鎧っていうのは不思議なものね。
でも防具屋がいなければ、アイアンオークはトロールの軍隊に武装させられない。

防具屋ウシクを倒した後、リトルリーフと会話しましょう。

※ルーン筆写家のクルスを倒す前に、防具屋ウシクを倒した場合

リトルリーフ
リトルリーフ

防具屋と彼女のトロールは良く戦ったわ。
戦わなくて済めば良かったんだけど!

曲がりくねった波状の模様を作るルーン筆写家は、西側にいるはずよ。
模様を見るまで待ってね。
綺麗なの。

ルーン筆写家のクルスと防具屋ウシクを倒した後、リトルリーフが発言します。

リトルリーフ
リトルリーフ

よし、ここは終わり!
あとはエグザーチ・ブラードスをどうにかするだけ。
彼の謁見室は山奥にあるわ。
北の方の派手な扉の向こう側よ。

エグザーチの要塞に行く前に、リトルリーフと会話しましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

そこだと思うわ。
カッシは私を信じてくれたけど、あなたの助けがなければここまで辿り着けたか分からない。

ブラードスの玉座のある部屋はエグザーチの要塞の奥にあるわ。
さあ、行きましょう。
私たちはこのトロールの軍隊を止めないと。

アイアンオークの族長エグザーチを倒す

アイアンオークの族長を倒すため、エグザーチの要塞に入りましょう。

エグザーチの要塞
アイアンオークがこの遺跡を「うねる破壊のオフィディアのエグザーチ」と呼ばれる首領、ブラードスの主な要塞に変えてしまった。

エグザーチの要塞に入ったら、リトルリーフと会話しましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

ブラードスの玉座の間はこの奥にあるわ。
早く辿り着ければ、早くこの仕事を終わらせられるわよね?

リトルリーフと一緒に、エグザーチの要塞を進みましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

素晴らしい眺めね!
本当にきれい。

玉座の間に入ると、エグザーチ・ブラードスがいます。

エグザーチ・ブラードスと戦いましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

ここにオークとトロールが大勢いるわ。
何が言いたいかっていうと、エグザーチ・ブラードスが族長だってこと。

喋り過ぎかしら?
多分そうよね。
任務を完了するまでは、しっかりしないと。

エグザーチ・ブラードスを倒した後、リトルリーフが発言します。

リトルリーフ
リトルリーフ

カッシに報告にいかなくちゃ。
傷の渓谷で待ってるわ!

要塞から出ると、リトルリーフが待っています。

リトルリーフ
リトルリーフ

そうやっていたのね!
彼はトロールを純粋なニルンクラッツで染めていた!
鎧とルーンを付けてトロールを強化していたんだわ!

同じことを他の定命の者にしたら、どうなるかしら?

それはない。
ブラードスも死に、計画も阻止された。

リトルリーフ
リトルリーフ

そうね。
もちろんよ。

変化したニルンクラッツを持っていくようカッシに頼まれてるの。
研究したいんですって。
私はここに残って必要なものを集めるわ。
でも、本当にありがとう。
あなたがいなかったら、この任務も達成できなかったわ。

クエストを完了する。

リトルリーフ
リトルリーフ

あなたはどう考えているか分からないけど、あなたと一緒に働けて楽しかった。
また手を組めるといいわね。

関連資料

イルサグの命令

調教師達、

太陽が山をのぼるまでに、トロール達の準備を整えねばならない。
我々とスケールドコートとの間の契約は、成功が要求されている。
よって我々は成功する。
私の忍耐を試すようなことはするな。
これから軍隊を組織することになる!

教えたことを思い出せ。
そしてトロール達に実践せよ。
弱気になるな。
鞭や刃の使用をためらうな。
お前達も知っての通り、痛みは良き教師である。

次に確認にきた時には、トロール達が全員調教され、一団として働いていることを期待する。
さもなくば、次のトロールの調教運動にはお前達を使うことにしよう。

――イルサグ・アイアンブラッド

敵には血を

敵には血を、我がクランに鉄を

伝統的なオシ・オーニムの讃美歌

石が我々に語りかける。
それは我々に力とパワーを与える。
石は生命を与える。

我々は石の子供たち。
我々は岩の人々。
我々はオシ・オーニム!

岩の声を聞こう、石の移る音を聞こう。

山よ我々を守りたまえ。
大地よ我々を養いたまえ。
カラスよ永遠に我々の背中にあれ。

我々はオシ・オーニム!
クルン・グラノッシュ!
敵には血を!
我がクランに鉄を!

ヴォシュとラク:歴史

イルサグ・アイアンブラッドの日記より。

俺は戦闘での実力や、アイアンオークや獣を訓練し戦わせる才能など、多くの技量と実績によってその名を知られている。
しかし、この私的な日記のなかでは岩と石に告白しなければならないことがある。
私はある秘密の情熱に誇りを持っている。
俺は我が愛するヴォシュとラクのウェルワ達を、かわいい子供から今の忠実で獰猛な獣に育て上げたことに誇りを持っている。

俺は彼らを入手することになったきっかけは、古代スカイリーチの遺跡近くの荒野で、大人のウェルワを殺さざるを得なくなった時だった。
この獰猛な獣を倒した後、俺は近くの洞窟で子供がいるのに気付いた。
その時はその場であいつらを殺そうとしたが、1匹が俺の目を見て鳴いたのだ。
そして弱々しい足で立ち上がり、俺の皮ブーツにその身をすり寄せた。
その時、別の選択肢が俺の前に現れた。

俺は2匹の子ウェルワを塔地下まで連れ帰った。
当初の目的は、俺の調教のためにこの獣を育てることだった。
しかし、あいつらと一緒に働く中で、その先天的な知性と戦士としての情熱に気づいた俺は、あいつらを自分の護衛、そして仲間として育て上げることにした。
その手始めとして、まずあいつらの本当の名を探す必要があった。

俺はまだ幼いクリーチャー達であった彼らと共に時を過ごしてその性格を見極めようとし、彼らも俺の存在に慣れていった。
俺を最初に見つめた奴は勇敢で、周辺へ出かけて探索することを恐れなかった。
奴は俺にその名前を示した。
ヴォシュだ。
もう一方はおとなしく、物静かだった。
少なくとも俺の仲間が近づくまでは。
その後、奴は怒りの塊となり、俺と兄弟を守るために剣のように突進していった。
そいつの名は当然ラクとなった。

その体が成長し、俺は力も同じく成長させるよう気を配った。
筋肉と骨を鍛えるため、彼らを常に塔の地下中を走らせた。
そして最高の餌とこの地域で最も純粋な岩井戸から引いた水を与えた。
太い綱やハンドルを使った鍛練法も考案した。
彼らが適切な大きさになった時、俺は彼らと一緒に複数の相手と戦う訓練を始めた。
ラクが俺のもっとも実力のある戦士を打ち負かした時は、本当に誇らしく思ったぞ!

最近、ウシクにヴォシュとラクのための鎧一式を作ってもらった。
彼らはその贈り物を受けることに栄誉を感じているようで、その鉄の防具を誇らしく、そして優雅に着こなしている。
今度は自分たちだけでトロールを倒せるか、やらせてみることにしよう。
これは石にかけて、きっとすごい光景になることだろう。

カシピアの心変わり

大蛇の如き計略の、摂政の執事長、リトルリーフ著

スケールドコートで、大蛇の如き計略の摂政という肩書きを受けるカシピアは常に12歩先を見ている。
戦士が複数の武器を携帯し、どんな状況にあってもふさわしい武器を取り出せるよう準備しているように、彼女は不測の事態を想定し、代案を携えている。
だが、私は彼女の最近の行動に混乱している。
どのように捉えたらいいのか!
わかっていることを書き連ねてみたら、私の進む道がより明らかになるかもしれない。

とはいえ、彼女の複雑な思考を不正確に表現したくないので、見聞きしてきた記録すべきカシピアの行動全てを書き留めるのは気が進まない。
彼女の敵に、彼女が大蛇を憎む悪人であるかのように真実をねじ曲げさせたくないのだ。
世界中の人々はカシピアの聡明さを、本当にありのまま理解する必要がある。
百万の星のように鋭い、取り巻く薄暗い光とは対照的な輝きを。

私達の錬金術師がニルンクラッツと呼ぶ原初の元素と、エセリウスの天空のエネルギーとの間の繋がりに最初に気づいたのはカシピアだった。
カシピアは即座にアイアンオークの働きを向上させるため、その元素を使うことを思いついた。
そして、新たな生き物を創造するという天才のひらめきは、大蛇そのものともいえる純粋な霊感とともにやってきた。

しかしその後、大蛇の命令で彼女の働きがどのように利用されているか知った時、私の友にして女主人は激しい怒りに燃えていった。
彼女は例えばマンティコラを創造するのは好きだったが、それが破壊の原動力以外の何者にもならないことを嫌悪した。
彼女はアイアンオークが冶金術と錬金術を持って実証した技能は高く評価したが、このような素晴らしい道具がトロールとウェルワの間で無為に消費されていることを激しく忌み嫌った。

あえて言うのであれば、カシピアは大蛇に背いた。
そして私はその事実とどのように折り合いをつけたらよいのかわからない。
スケールドコートをこの世界中の人々が見たこともないような偉大なるものへと導くと彼女は言うが、大蛇のお恵みなしに、いかにしてそれを成し遂げられるというのか?
私は彼女を信じたい。
愛し、理解している女性を信頼したい。
だが、私も同様に、大蛇の巻き付くような抱擁に背を向けられるのだろうか?

カシピアは大蛇の如き計略の摂政で、私はと言えばせいぜい彼女の揺らめく影の中に立つのが精一杯だ。
私は彼女が何を計画しているか知っている。
彼女がどれほど不変のニルンクラッツを使って力を高めたいと願っているか。
だが、今は全てが間違いだと感じる。
彼女がやりたいと思っていることは、私にはあまりにも危険なように思われる。
私は彼女の身を案じている。

ルーン筆写家のクルスへの手紙

ルーン筆写家のクルス殿、

我々の戦士に貴殿のルーンを刻み付け、速度を向上させるため、他に何か必要だろうか?
我々はトロールやウェルワにできるだけ早く装飾を施したいと考えており、またアイアンオーク達にも同様にニルンクラッツの力を植え付ける作業を開始したい。

私を失望させないでくれ、クルス殿。
貴殿のルーンは我がトロール軍の鍵となるのだ。
私は自分の指揮下にあるすべてのトロールやウェルワ、そしてアイアンオーク達が貴殿のニルンクラッツを植え付けたルーンを見につける日を夢見ている。
それはまさに輝かしい日となるであろう。

敵には血を、我がクランに鉄を!

――破壊にうねるオフィディアのエグザーチ、ブラードス

防具屋ウシクへの手紙

防具屋ウシク殿、

我々はニルンクラッツを植え付けた鎧の生産量を上げなければならない。
生産量を3倍にするのに必要な条件を伝えてもらえれば、必要な資材や人員をすべて用意させるよう手配しよう。

私を失望させないでくれ、ウシク殿。
貴殿の鎧は我がトロール軍の鍵となるのだ。
私は自分の指揮下にあるすべてのトロールやウェルワ、そしてアイアンオーク達が貴殿のニルンクラッツを植え付けた鎧を見につける日を夢見ている。
それはまさに輝かしい日となるであろう。

敵には血を、我がクランに鉄を!

――破壊にうねるオフィディアのエグザーチ、ブラードス

エグザーチの命令

周辺の岩からレッド・ブリットルを収集し、大きな破片は細かく割らないよう注意すること。

レッド・ブリットルを、成分が発熱した燃えさしのように輝くまで加熱する。

レッド・ブリットルが赤く輝いている間に、石臼か蒸気槌を使って深紅色の細かな粉になるまで砕く。

レッド・ブリットルの粉(スケールドコートはこれをニルンクラッツと呼ぶ)を荷車に収集し、防具屋ウシク、ルーン筆写家のクルス、スケールドコートの摂政ボワードの各員へ均等に配分する。

敵には血を、我がクランに鉄を!

――エグザーチ・ブラードス

エグザーチ・ブラードスへの手紙

敬愛なるエグザーチ・ブラードス殿、

この手紙が我々が初めて出会った日のように力強く、敵に畏怖を与えるように届くことを願います。

私は貴殿の華麗なる鎧と体の装飾にニルンクラッツの粉を植え付けるために使用する手法について研究し、その独創性と職人的技巧を賞賛いたします。
貴殿の成し遂げたことについては、ただ畏敬の念を覚えるばかりです。

まず、イルサグ・アイアンブラッドは卓越した戦略家であり、優れた調教師でもあります。
彼がどのようにしてこれを成し遂げられるようになったのかについては、ただ驚かされるばかりであり、その手法を再現しようとしましたが、成功にはいたっていません。
トロールやウェルワが召使や兵士になるなど想像が及びませんでした。
彼らを我が軍勢に加えれば、スケールドコートは常勝無敗となるでしょう!

貴殿の才能ある鎧職人はより軽量で強固、そしてニルンクラッツの力で輝かんばかりの鎧を作りあげました。
彼女の技量と経験がなければ達成することができない偉大なる功績です。
トロールやウェルワにこの鎧を装備させるというのは天才的なひらめきであり、生産性の向上により、今後我らの軍勢がすべてこの特製の鎧を装備できるように慣れることが期待されます。

貴殿のルーン筆写家が示した芸術性は、私の背筋にぞくぞくする感覚を伝えてきました。
彼の意匠は催眠作用があり、その細やかな模様を観察しようとするとまるで動いているような感覚に襲われます。
この墨と烙印にニルンクラッツの粉を加えることにより、その対象となった者に植え付けられた魔力は100倍にも強化されます。
素晴らしい!
訓練と鎧、そして体の装飾を組み合わせることで、トロールはほぼ抑止不能の強さを得ています。

もしよろしければ、この抑止不能な者達をほぼ無敵な者達とする、最後の儀式を提案したいと思います。
貴殿のトロールの1体にそれを試し、その結果が私が約束したものであるかどうかをお知らせいただければ幸いです。

――牙の憤怒の摂政、エルスカ

次回クエスト

次回クエストは、「ヘビの繁殖」を完了していない場合、「開かれた廷臣」へ進みます。

「消えた守護星座」と「ヘビの繁殖」を完了している場合、「崇高なるヴァイパーの夜明け」へ進みます。

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