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書籍

ヴァイアの巻物

「戦士の神の書: 4:18—ヴァイアの勇気」から抜粋

槌が振り落とされても、ヴァイアは崩れ落ちなかった。
破壊者ロガルは、すでにその魔法の槌の力で全軍を打ち砕いていた。
だが、ヴァイアの決意は揺るがなかった。
頭に盾をかざした彼女は、トリニマクに見守られていることに気づいていた。
大きな破壊音、雷のような轟音、それにそばの木々が倒れる音が、あたり一面にこだましていた。
だが砂埃がおさまると、大地に砕け落ちていたのは、ヴァイアの木の盾ではなく、ロガルの強大な槌だった。

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