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書籍

アルコシュの誇り

クランマザー・ヒズニ著

アルコシュは糸を紡いでしっかりと結び合わせ、終わりなき時のタペストリーを作る。彼は裂け目やしわを見る。爪一本で彼は繊維を貫き、裂け目を捉えて下に引っ張る。すると糸は再び並ぶ。

私はこのタペストリー、固く結ばれた、終わりなき物語の糸について歌おう。誇りの家の司祭も私と歌い、声は交じり合って調和する。だがアルコシュの誇りに入る者は、垂れ下がった糸を捉えて引く、竜王の爪となるだろう。

彼らは暗い蝕に生まれた子として、私たちの元へやってくる。彼らは忘れられたたてがみであり、支配せぬ定めにある。私たちは彼らに目的と導きを与える。私たちはアルコシュの言葉を歌う。その知恵が彼らの心に、砂時計の砂のように積もることを願って。この秘密の守り手たちは、アルコシュの誇りに加わる。

アルコシュが顔をしかめる時、彼らは立ち上がる。エルスウェアが泣く時、彼らは戦う。そして彼らの息が絶える時はケナーシが現れ、彼らを星の裏の砂場の彼方へ導く。

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