シランティレ著
タムリエルのオーガについての以前の研究では、オーガについて、その行動、基本的な知性を詳しく議論した。
あの研究「オーガ: 概略」には、あの能なしの獣についてもっと学びたい人向けに十分な情報を盛り込むべきだが、ロスガーを旅して以降、耳にした誤解を晴らすのを目的にこの補遺を書いている。
1、オーガはある種の社会的組織を形成している、などとは誰にも言わせてはならない。
他の動物と同じく、強いオーガは自らの優越性を誇示して弱いオーガを率いる。
単純かつ明快だ。
2、オーガは魔法を使えない。
「オーガの呪術師」について報告があるが、それらは誤解に基づく悪質な誇張だ。
説明しがたい力を持つオーガもごくわずかはいるが、私達が目にできるのは、複雑さで言えば、蜘蛛が巣を作るのと大差ないものだ。
最後に、優雅なセンチや便利なグアルと違い、オーガには何の取り柄もない。
訓練することも飼い慣らすこともできない。
自然災害と同様に扱い、オーガを大きく避けるか、近くから排除することが賢明だ。
これが最高の回答だ。
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