クエスト

モークルの手

ESOロスガー > ストーリークエスト

前日談

オルシニウムの魔術師ギルドにいる、アブズロルグと会話しましょう。

アブズロルグ
アブズロルグ

ギルドにオークのクランを調査するよう頼まれたんだ。
その任務に一週間はかかるだろうと思った。

もう三年前のことだ。

何か面白いことは分かったか?

アブズロルグ
アブズロルグ

自分の種族について、いかに無知か分かったよ!
クランは時とともに現れたり消えたりする。
けど、それぞれが我々の文化に重要な役割を果たしているんだ。

例えばモークル・クランだ。

彼らはどうなんだ?

アブズロルグ
アブズロルグ

モークル・クランは旧オルシニウムにまでさかのぼることができる… 実際はそれ以上だ。
旧オルシニウムが滅んでから数世紀の間姿を消し、その後はタムリエルでよく姿を見ることができた。

どこへ行ったのか聞いたが、これは明らかにクランだけの秘密だ!

物語内容

ラズガルと話す

ロスガー北部にあるモークル要塞にいる、ラズガルと会話しましょう。

ラズガル
ラズガル

子供とは。決して持たない方がいいものね!

何だ?

ラズガル
ラズガル

王はモークルの娘を鍛冶夫人にすることを要求した。
でも、長女を候補から外したのよ!

それでアシャカは、妹と結婚するなんて愚かだと証明したがってるの。

どういう意味だ?

ラズガル
ラズガル

アシャカが走り去った理由はマラキャスのみが知るわ。
プライドが傷ついて、モークルの地下へ行ったに違いない。

馬鹿ね! オーガに食われるか蜘蛛の孵化場行きになるわ。

モークルの地下に向かってアシャカを探そう。

ラズガル
ラズガル

モークルの地下へ逃亡したことが、アシャカがまだ独身の理由よ。
王の側にいる代わりに、古い遺物に栄光を見つける?
あんなに頑固でなければ、王はあの子を選んでたのに。ふんっ!

いくつか質問があった。

ラズガル
ラズガル

どうぞ、聞きなさい。

モークルの地下について知っていることは?

ラズガル
ラズガル

私たちのクランの言い伝えによれば、そこは遺物でいっぱいなんだって。
そこへ行って死んでしまう、新たなバカ者が数年毎に続出している。

あそこに何があるか知りたい?
オーガと、オーガ並みに大きな蜘蛛よ。

モークルの地下にある遺物について教えてくれ。

ラズガル
ラズガル

私が教えられるのは鋼鉄が溶けるのにどれくらいの時間がかかるかだけよ。
昔の話が聞きたい?
詩人に聞いて。

王はなぜアシャカを選ばなかったんだ?

ラズガル
ラズガル

アシャカは、鉄だらけの世界で自分は鋼鉄だと思っているの。
王が威張り散らしていることに対して、至るところで異議を唱えるでしょうね。
彼女の妹はただ鍛冶場を回すのに満足しているわ。
楽な選択ね。

後は、私が王の母親を殴ったのもあるかも。

何をしたって?

ラズガル
ラズガル

もう何年も前の話よ!
私が彼女の息子のために作った胸当てを、アルガは「まあまあ」だと言ったのよ。
私の技を、ダガーフォールの仕立屋に吹き込まれて疑問を抱くだなんてね! ふん!

アシャカが初めて短剣を作った時、アルガの歯を柄に彫り込んだのもまずかったかな。
まあ、やって良かったけどね。

モークルの地下でアシャカを探す

モークルの地下に行きましょう。

モークルの地下
伝説によると、オークが地上に住み始める前、最古のオークは地下に居を構えていたそうだ。
真実であろうとなかろうと、この洞窟には確かにオークの雰囲気が漂っている。

探索を進めると、アシャカを発見します。

アシャカと会話しましょう。

アシャカ
アシャカ

あなたは誰?
それはどうでもいいけど、モークルの手は私のものよ!

見つけたらね… でも思っていたより難しい。
だからあなたはここにいるのね?

実は、お母さんに言われて探しに来た。

アシャカ
アシャカ

母が… 何で? どうして?

王に恥をかかせようとしていないかと心配している。

アシャカ
アシャカ

どういうこと?
あの人が私の話を聞いたっていうの? 絶対に聞かないのに!
「クランの名誉」と言えば「すぐに誰か相手が見つかる」と言われるしね!

分かった。私を助けるためにここに送られて来たのね?
助かるわ… モークルディンを探すのを手伝って。

モークルディンというのは何のことだ?

アシャカ
アシャカ

モークル・クランの大昔に失われた故郷よ。
古い詩では「氷に埋もれ、石で三度印をつけられた」と歌われている。

像を見た? モークルの石細工で、とても古い。
モークルディンが近くにあるはずだけど… あなたなら中に入る方法を見つけられるかもしれない。

これは誰の像だ?

アシャカ
アシャカ

モークルディンの建造を歌った古い詩に、「冬の支配を拒み」、「下に安らぎの場を見出した」三人の英雄のことが歌われている。
たぶん、クランをトンネルの崩壊から救ったんじゃない?

あれ、像の土台に何か書かれている。
読めないけど。

本当に像が鍵なのか?

アシャカ
アシャカ

「氷に埋もれ、石で三度印をつけられた」。
像が中に入る道を明らかにしてくれるはず。

かがり火を灯す方法があると思うけど、動かせないわね。

もう一度アシャカと会話しましょう。

アシャカ
アシャカ

像がモークルディンへの道を導いてくれるに違いない。

本当に妹に嫉妬していないのか?

アシャカ
アシャカ

なぜ?
私は鞘のコレクションを集めるより、よっぽどクランの役に立てるわ。

それに、高貴な鍛冶夫人の姉と結婚する族長は、良からぬことを企んでるって勘ぐられかねない。
私にしたら、クログの選択はとてもありがたいわ。

なぜモークルディンを見つけることがそんなに重要なんだ?

アシャカ
アシャカ

オーク王は早死にする。
今の王がいつまで持つか分からないでしょう?

でも王がオルシニウムを立て直すなら、ロスガーの全てのクランがモークルの頭蓋骨に頭を下げてほしいの。
多くを求めすぎではないと思うんだけど。

モークルの手とは何だ?

アシャカ
アシャカ

私のクランに先祖から伝わる鍛冶槌、「氷の下で脈打つ心臓」よ。
王がモークルの遺物で、オルシニウムを立て直すのを見届けたいの。

ついでに、妹に立場を教えてやってもいいわね。

妹? どういう意味だ?

アシャカ
アシャカ

私の妹は王と結婚した。
王室の鍛冶夫人になって、のぼせ上がってるわ。
うちのクランの忘れられた鍛冶槌で、根性を叩き直せたらと思ってる。

その… 文字通り叩くわけじゃないわよ。
けど… いえ、何でもない。

3つの像の手前にあるかがり火を点灯させましょう。

狩猟のラコラ・多くの舌のマズガー・バロス・ブラッドタスクの順番にかがり火を点灯させると道が開きます。

狩猟のラコラ
多くの舌のマズガー
バロス・ブラッドタスク

モークルディンへの道が開かれると、アシャカが発言します。

アシャカ
アシャカ

あのゴロゴロ鳴る音! 感じる?

壁が動いてる!
封印は、見慣れた景色に隠された。
モークルディンは… 氷の中に失われた。

アシャカと会話しましょう。

アシャカ
アシャカ

先人の故郷が… あの壁の向こうに?

一緒にやるわよね?
行きましょう。

モークルディンを探索する

モークルディンの中に入ると、台座に嵌め込まれたモークルの手を発見します。

アシャカ
アシャカ

これよ、モークルの手!
これは… うーん。
何かを表してる?

きつくはまっている。
当然、簡単にはとれないわね。
ちぇっ!

アシャカと会話しましょう。

アシャカ
アシャカ

モークルの手は何かの中にあって、それは… 〈ハートフォージ〉? って呼ばれてた。
それと… 「終わりのない呼吸、計り知れない怒りが、最も純粋な心臓から手を解き放つ」

ふーむ。詩人ね。

どういう意味だ?

アシャカ
アシャカ

フォージをもう一度燃え立たせなきゃ。
「終わらない息」はふいごで、「計り知れない激情」は… かまど?
変な言い方ね。

うーん、何かが足りない。
ふいごと、溶鉱炉か何かを探してくれる?

分かった。それを見つけたらどうすればいい?

アシャカ
アシャカ

モークル・クランは、継続可能で単純な解決策を好むの。
スイッチか何らかの装置を探して。
発動させたらどうなるのか見てみましょう。

ああ、それと油断はしないでね。
この場所を完全に無防備にしておくなんて、私のご先祖様ならしないわ。

出発する前にもう一度、アシャカと会話しましょう。

アシャカ
アシャカ

ふいごと炉で鍛冶が再び行える。
そうでなくちゃ。

モークルディンを探索して、溶鉱炉と送風機を起動させましょう。

モークルディンの溶鉱炉

溶鉱炉と送風機を起動させた後、鍛冶炉に戻りましょう。

鍛冶炉に戻ると、アシャカはモークルの手の封印を解きます。

アシャカ
アシャカ

よくやったわ!
さて、これは「純粋な心臓」。
うーん…

古いクランの言葉で「心臓」は、「血」っていう意味でもあるの。
純粋な… モークルの血?

父はモークルの族長なの。
私の血で大丈夫なはずよ!
ナイフでさっと切れば…

痛っ… 見て、開いてる!
手みたいに… 開いて… あ。
ああ、大変。

血を捧げるアシャカ

アシャカと会話しましょう。

アシャカ
アシャカ

モークルの手は私たちの鍛冶槌ではない。
それは槌を閉じ込める檻なの!
私のクランの古い言葉で「心臓」が「血」を意味するなら、これは私たちのハートフォージではなかった。

それは私たちの…

ブラッドフォージか。

アシャカ
アシャカ

私の母いわく、私たちは「鋼鉄に心臓を入れる」からロスガーで最高の鍛冶屋なんだって。
一体誰の心臓? 誰の血なの?

モークル・クランにはモークルディンの時代から敵なんていなかった。
私たちはライバルに、あれを… 与えてしまったの?

待て。クランは鍛冶用金槌を鍵をかけてしまい込んだ。

アシャカ
アシャカ

そうよ。
古い詩の数々は、私たちがモークルディンを離れた時に失った名誉について歌ったものではないわ。
それは私たちの最大の恥を氷の山の下に埋めた。
そうして手に入れた名誉よ!

それと、モークルの手に近づかないようにね。
近づけば… まあ、分かる訳もないわね。

鍵を掛けて金槌をしまい込むつもりか?

アシャカ
アシャカ

血の魔法をかけないといけない。
でもここにただ置いて行くわけにもいかない… 私たちの遺産だから。

要塞に持って帰るけど、どうすればいいの?
クランに何て言う?

  • モークル・クランの強さはここから来た。自分の過去を受け入れるんだ。
  • クランの最大の強みは失われた。この場所はもう必要ない。

モークル・クランの強さはここから来た。自分の過去を受け入れるんだ。を選択した場合

アシャカ
アシャカ

そうね。過去の過ちを学ぶことでより良い武器を作れる。
これをクランから隠すことはできない。

おそらく、ここを利用するいい方法があるわ… 立派な方法がね。

どういうことだ?

アシャカ
アシャカ

モークルディンは「敵の血」を必要としない。
だから誤解されたのよ。
たぶん、フロストバイト・スパイダーの血で十分なの。

血、イコル… それが何であれね。

クランの最大の強みは失われた。この場所はもう必要ない。を選択した場合

アシャカ
アシャカ

もちろんよ。鍛冶槌を持ち返れば、クランは誇りで満たされる。
だからモークルディンが何だったかを説明する時に心が傷ついても、苦痛は和らぐわ。

どういうことだ?

アシャカ
アシャカ

先人と仲直りして、彼らが教えてくれた教訓を覚えていないと。
先人は代々、公明正大に鍛冶をした。
クランは、それがなぜ大切なのかを知らないといけない。

会話を終えた後、アシャカは出口に向かいます。

アシャカ
アシャカ

フォージに再点火したとき、音がしたの。
もしかして別の出口?
ともかくあのオーガを避けないと!

アシャカに着いていくと、出口が見つかります。

アシャカ
アシャカ

扉よ! 氷で隠されてた。
あれは… 太陽の光?

モークルディンから出ましょう。

モークルディンから出た後、アシャカが発言します。

アシャカ
アシャカ

ここはオルシニウムに近いの!
ブラッド… ハートフォージにも戻りやすいわ。

モークル要塞に会いに来て。

アシャカの演説を聞く

モークル要塞に戻ると、モークルのクランの者達が集まっています。

アシャカの隣に立ち、演説を聞きましょう。

アシャカ
アシャカ

来て!
私がクランに話してる間、横に立ってて。

アブザグ族長
アブザグ族長

あれはお前の仲間なのか? アシャカ。

静かに!
アシャカがクランにとって重要なことを話す。

モークル・クランの強さはここから来た。自分の過去を受け入れるんだ。を選択した場合

アシャカ
アシャカ

モークル・クラン!
調査は終わった。
今日、私達は再び完全になるのよ!

もはや私達は先人の影の中に生きるものじゃない。
私達の血には力がある。
それをついに取り戻すのよ。

見て! モークルの手よ!

そして山の下では、モークルディンの偉大なるフォージに再び火が入った!

これはモークルの新しい時代。
オークの新しい時代よ!

アブザグ族長
アブザグ族長

我がクランよ、準備しろ!
我々はオルシニウムに進軍する。
街を築きなおすのだ!

クランの最大の強みは失われた。この場所はもう必要ない。を選択した場合

アシャカ
アシャカ

モークル・クランよ!
私は厳しい真実を告げる。
だが私達は真実を恐れない。

私はモークルディンからクランの偉大な宝とともに戻ったわ。
見て! モークルの手よ!

先人はこの槌を隠した。
でも、私達が考えたような理由ではない。

モークルディンにはブラッドフォージがあった。
私達のクランは以前、闇の魔法に走った。それは事実よ!
でも、厳しい真実に直面して捨て去ったの。

私達が鉄に注ぐ血は私達のものよ。敵の血じゃない!
はっきり言うわ、それこそがモークルの強さなのよ!

この槌は先人の強さを見せてくれる。
これを持って、私達は新たな運命を作り上げる!

アブザグ族長
アブザグ族長

我がクランよ、準備しろ!
我々はオルシニウムに進軍する。
街を築きなおすのだ!

演説が終わった後、ラズガルと会話しましょう。

※会話内容は、上記の差分に関係なく共通です。

ラズガル
ラズガル

あなたは私の娘を連れ戻し、娘はモークルの手を持ち帰った。

どんな族長も今は娘を否定できない!

アシャカと会話しましょう。

モークル・クランの強さはここから来た。自分の過去を受け入れるんだ。を選択した場合

アシャカ
アシャカ

ブラッドフォージの話は衝突を呼ぶ… でも目をそむけるのは許さない。
それは私たちの性質にないもの。

次はどうする?

アシャカ
アシャカ

最後にあなたをモークル・クランの親族として迎えるわ。
これからオルシニウムに向かうの。
王が鍛冶に優れたクランを必要としてる。

これで、ブラッドフォージの真っ当な使い方を見つけるまでは、クランをモークルディンから遠ざけておけるはずよ。

クエストを完了する。

アシャカ
アシャカ

もうすぐ私たちはオルシニウムに出発する。
まもなく鍛冶用槌が再びモークルディンで歌いだすのよ。

そしてもしもフロストバイト・スパイダーでブラッドフォージを動かせたら、その歌は「カーン、カーン、ペシャッ」ってなるかもね。ふふ。

クランの最大の強みは失われた。この場所はもう必要ない。を選択した場合

アシャカ
アシャカ

私のクランが鍛冶槌をどう見ていると思う?
瞳の中の炎を見て!
必要とあらば、自分たちでオルシニウムを再建するでしょうね。

次はどうする?

アシャカ
アシャカ

最後にあなたをモークル・クランの親族として迎えるわ。
これからオルシニウムに向かうの。
王が鍛冶に優れたクランを必要としてる。

シャトゥルの劣った鉄に負けたりなんかしないわよ!

クエストを完了する。

アシャカ
アシャカ

まもなくオルシニウムに向けて出発する。
鍛冶槌が私のクランに希望をくれる。
高く掲げられた槌が見えるの。

姉妹が持ち上げられればね。
王の鍛冶夫人がひっくりかえるなんて役立たずよね? もう!

クエストを完了した後、ラズガルと会話しましょう。

※会話内容は、上記の差分に関係なく共通です。

ラズガル
ラズガル

アシャカはあなたを親族と呼んでいた。
そしてあなたは彼女をモークルの地下から連れ戻した。
我が一族の伝説の遺物と共に。

まあ、よくわからないんだけどね。

関連資料

狩猟のラコラ

瞳は鋭く
破滅が近づいた時でさえ
仲間を引き寄せ
栄光への道へと導いた。

多くの舌のマズガー

洞窟を光で満たし
微動だにせずその間に立つ
暖かさと勇気の言葉は
常に耳から離れない

バロス・ブラッドタスク

ふてぶてしく立ち
死はその友を訪れない
ただその強大な盾に弾かれるのみ
常にその背後に。

ガラクルの日記

長いあいだずっと孤独だった。
だが、もう一人ではない。
彼女が絹の夢に誘ってくれると分かっている。

私達はほぼ全滅した、エルフによって。
あるいはスカルグの愚かさによって。
彼はここ数年うぬぼれが強くなっていた。
自分が大蜘蛛の勇者だと思い込んだ。
「我々には古い血が必要だ。エルノフェイの血が!」とよく言い、意気込んで探した。

スカルグが破滅のきっかけを見つけた。
魔術師を生きたまま壊さずにここへ連れて来た。
黄金のエルフで、長身で誇り高く人目を引いた。
その琥珀色の目に欲望が見えた。
私に対してでも、おそらく定命者の肉体でもなく、もっと何か偉大なものに対する欲望。

スカルグはエルフに以前私達がよく使っていた飲み物を与えた。
エルフを鎖でつなぎ、最も貴重な血の容器としてできるだけ長く生かしておくつもりだった。

私達は口論になった。
これは私が聞いたあの歌ではない、メファーラの糸に沿って歩いた道でもない。
だがスカルグに、彼女の複雑な網は私に見えないと言いくるめられた。
だから信じた。

エルフは屈服せず、激昂した。
スカルグは燃え尽きて灰になり、私は泣き叫んだ。
エルフは、血で鍛錬したガーディアン達さえものともせずなぎ倒し、鍛冶場へ向かった。
そしてボルズを倒し、槌を両手で持った。

ローブから小さなフォークを出現させ、それで槌を軽く叩いた。
モークルディンはぎこちなく動き身震いした。
壁が抗議の叫びを上げた。
周囲にいたクランは耳や目から血をあふれさせて死んだ。
その叫びをエルフの笑い声がかき消した。
だが、その声の中にあの歌が聞こえた。

私は背後からエルフに近寄った。
恐怖はなかった。
あるのは信念だけで、絹のような髪を握り、彼の金色の顔を鍛冶場の火炎の中に押し込んだ。

静寂。静まり返っている。

いまだに絹の夢の中で彼女の声が聞こえる。
その囁きは、鍛冶場を鎮め、眠らせ、隠しておく方法を教えてくれる。
ここでの私の時間は終わりだ、まもなく、スパイラル・スケインの頂きで彼女に会うだろう。

いつか、別の者が彼女の歌を聞くだろう。
たとえ彼らが自分達を何が駆り立てているのか分からなくても。
その日、鍛冶場は息を吹き返し、銀の大蜘蛛の栄光を輝かせるだろう。

時が来た。
我が身を彼女の子供達に与えよう、そうすれば彼らは大いに楽しみ、巣を作るかも知れない。
私の抜け殻を彼らの子孫のための器、子育ての繭にしよう。
無数の目に見つめられながら生きていこう。
そうすれば、彼女の栄光を知るだろう。

スカルグの日記

彼女の子供達がこの場所を自分達のものだと主張したのは、私達よりずっと前だ。
彼らはドワーフ達を追い出したのかもしれない。
働いていると、彼らの多数の目が見守り、待っているのが見える。
彼らは私達を恐れていないと思う。
彼らは分かっている。
私がクランの中を歩いているのを、そして私が彼らと同じくらい彼女のものだと。
彼らは私達を許す。私を許す。

* * *

残りの中では、ガラクルだけ見込みがある。
鍛冶場の増強が完了したら他はお払い箱だ。

ガラクル。彼女の髪は銀色で細長い。
大蜘蛛の勇者である動かぬ証だ。
メファーラが振る舞い方を教えてくれる。
私達の糸は私達を結び付け、私達の運命を縛り付ける。
今度私達が孤立したら、彼女に話しかけよう。
彼女はあの歌も聞いている。聞かなくてはならない。

* * *

メファーラは心から祝福してくれた。
寝ている間にガラクルは私を見つけ出した。
彼女は私を起こすときこうささやいた。
情欲は愛、嘘は真実、死は生。私の喉に手を回して締め付けた。
私の視界は暗転し、輝きは塵となった。
まだらの腹が私の顔の上で踊っているかのように。
その瞬間、私はメファーラの子供の1人をつかんだが、彼女の毒が私の内側を液状化させた。

私達は神聖な結合の後、秘密を分かち合った。
今では鍛冶の真実を理解している。
贈り物を炎に与えながら銀の大蜘蛛を崇め、彼女の作品を世界へ運び出している。

彼女のためにもっと贈り物を見つけてやらないと。
よりよい贈り物。彼女を養わないといけない。

モークルディンの訪問者の観察

人目を避けて暮らしているモークル・クランから招待を受けた。
ロスガリアン山地の奥深くにある、彼らの最高傑作を作っている鍛冶場を見るのを許されたのは、そこの親方の話では私が初めてだという。
初日だけでも、オークにできるとは思ってもなかった驚くべき光景をいくつも目撃した。大学へ戻る前に、この体験を記録しようと決意した。

ここのオーク達の秘密主義には驚いた。
大きな鍛冶場の入口でさえ用心深く隠され、そこにあることを知らなければ目に入らない。
それでもまだ足りないとばかりに、一族や、ある種の方法で自分を証明できる者にしか開かない道もあるようだ。
もっと探ってみないと。

鍛冶場は驚異的だった。
正直言うと、しょせんオークだと半信半疑だったが、とんでもない光景だった。
あえて触れないが、鍛冶場を作ったのがオークでないことは明らかだ。
実際、その起源を隠すためにオークはいろいろ外観を凝らしていた。
しかし、内部の仕組み、精密なデザインはどうだ?
オークの石の下に隠されているのはドゥエマーの才気だ。
それは疑問の余地がない。

オーク達は鍛冶場を自慢気に語り、様々な道具を使って作業しているが、鍛冶槌については何も語らない。
自分達が何を持っているかさえ分からないのか?
鍛冶場はたぐいまれなものだが、ここでこれを作ったのがドゥエマーだと考えるのが自然だと思いつかないほど、こちらも鈍くはない。
鍛冶槌はかなり古いものだが、今でも丈夫だ。
槌の持ち主が彼らではなくて私だったら何ができるだろう!

いつかチャンスがあるかも知れない。
今は鍛冶場の親方に、休息と水分を取れるように脇の控室を案内された。
この場所は熱でうだるように暑く、頭を曇らせる。
頭がすっきりしていたから、なおさらだ。

アーグドシュの送られなかった手紙

ウラカ、

スカルグは我々を真実に導いた。
彼に対する評価が辛口だったかもしれないが、網の紡ぎ手に対する彼の愛は行き過ぎたものだと今でも言える。
氷を砕くと小道に邪魔がなくなったが、彼は導くメファーラの歌の網が見えると言い張った。

ラコラ達一行を見つけた。負傷しているが生きている。
彼らが麓で何を見たか信じないだろう、ウラカ。
ドワーフの所業は見たことがあるが、今回は…

それは、ある種の鍛冶場で、見えない力を抑え込むように作られている。
だが、この場所では周囲に力を感じる。
ここはとても暖かいのに、何度となく体が震えている。

ドワーフの痕跡はなかった。
ガーディアン達の誰ひとりとして、この場所を守るものはいない。
瓦解しつつある。これほど風格があるのになぜ放棄しようとしたのか?

この地を自分達のものだと主張すべきだとグザルは言う。
再建し、改造する。私達のものにする。
忌々しいスカルグが言うには、それがメファーラの願いだと… 私達が追うべき糸だと。
意味不明だ。

すぐに帰宅できることを願っている。

—アーグドシュ

モークルディンの最後の届けもの

スカルグ、

これが私の最後の積み荷だ。
今、邪悪な目が私を見ている。
しがない盗賊や街の小者が行方不明になっても気づかれないと思っていたが、間違っていた。
お前の鍛冶場を満足させる別の方法を見つけないといけない。

この最後の積み荷の内容は以下のとおり:

オーク4名: 健康
カジート2名: 病気の可能性あり
ブレトン3名: 凍傷
エルフ2名: 1名は健康、1名は死体

死人についてはすまない。仕方がなかった。
だが、前回エルフの血について言っていたから、死体も残しておいた。

いつもどおり、いつもの場所にモークルの鍛冶武具と鎧の一式が届いていることを願っている。

友よ、糸が導きますように

—ズシュラク

後日談

オルシニウムの魔術師ギルドにいる、アブズロルグと会話しましょう。

アブズロルグ
アブズロルグ

ギルドにオークのクランを調査するよう頼まれたんだ。
その任務に一週間はかかるだろうと思った。

もう三年前のことだ。

何か面白いことは分かったか?

アブズロルグ
アブズロルグ

自分の種族について、いかに無知か分かったよ!
クランは時とともに現れたり消えたりする。
けど、それぞれが我々の文化に重要な役割を果たしているんだ。

例えばモークル・クランだ。

モークルディンのことか?

アブズロルグ
アブズロルグ

モークル・クランの失われた故郷の話を聞いただろう?
それを知るのに何年もかかった!

行ったことがある。クモだらけだった。

アブズロルグ
アブズロルグ

それは… ちょっとつまらなそうだな。

「蜘蛛だらけのモークル・クランの失われた故郷へ行こう!」
これは… ちょっと言いにくいな。

メモ

モークルディンの溶鉱炉と送風機を起動した後、鍛冶炉にあるクラフト台を使用できるようになります。

関連クエスト

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