書籍

大いなる傷痕

戦争が大地を血に染め、世界に爪痕を残すのと同様、霊魂の世界もまた漏れ出した定命の者の命で満たされる。戦争は血に染まった泥の罠が兵士のブーツを引きずり込むほど確実に、魂の沼を作り出す。そのため、多くの戦場は自分が命を落とした場所から抜け出せない、迷える魂の住処になっている。もっとも、広範囲に死をもたらす要因は何であれ似たような結果を残す。洪水、疫病、飢饉など。特定の場所に十分な定命の苦痛を生み出せば、それは数十年もの間ムンダスに傷痕を残す。

大量虐殺が沼を生み出すとすれば、我々はドレッドセラーの内部に井戸を掘ったと言えるだろう。虐待と拷問、死がこの牢獄をあまりに深く染め上げたため、傷痕はもはや消えることがない。とはいえ、それは利用できる。純粋な死霊術の力の貯蔵地が、ほぼ無尽蔵に使われるのを待っている。私はこの貯蔵地に何年もの間、多大な労力をつぎ込んできた。無駄にするつもりはない。

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