ヴィベク著 第十五説話 アルムシヴィとその王ホーテーターの善き治世の下で、チャイマーとドゥエマーが共存していたレスデイニアの時代の話である。ヴェロスの神々が宇宙などの物質を作りに出ている間、ホーテーターが混乱してしまうこともあった。そのような時にはいつでもヴィベクが彼を導いた。これが支配する王の三つの教訓の三つ目である。 「支配する王は、その製作者たる私を排除する。全ての子はそうあらねばならない。彼の最大の敵は、偽りの夢を見るシャーマト。ホーテーターよ、彼かあなたか、どちらかが砂利だ。誤った道を歩いてはならない。愛の罪に気をつけよ。彼の言葉を見よ」 私はシャーマト 私は音楽よりも古い 私には光がある 私には星がある 私には 古の海がある 眠れば私の姿を見るだろう 中心で踊る私を 破滅ではない 私の家だ 私は世界の口の中に 星を入れる 世界を殺すために 門を崩せ 私の盲目の魚たちよ 新しきフロギストンで 泳ぐがいい 門を崩せ 耳の聞こえぬ月たちよ 歌いながら焼けよ そして私を中心に周るがいい 私は音楽よりも古い 私には光がある 私には星がある 私には 古の海がある 「お前は何度でも現れるが、彼を破壊できるのはお前しかいない。私がそれを許すかどうか、すでに分かっている。武器を持たずに彼のねぐらへと入り、この言葉を用いよ: エ・ガルトク・パドメ[チム]・エ・アルタドゥーン。もしくは用いずともよい。人間は一時的な神話である。暴力により天へと届く。お前にこの魔法を授ける: お前が支配する世界は一時的な希望でしかなく、お前は不確実な文字に書かれなければならない」 言葉の終わりはアルムシヴィである。
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