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書籍

タジッリの日記

リバーホールドはタジッリの新しい始まりになるはずだった。もう酒は飲まず、賭博もせず、密輸もしない。堕落した生活は全部センシャルに置いて、心機一転するつもりだった。ようやく悪徳から自由になるチャンスのはずだった。

そうしたら母が一緒に引っ越してきた。母と一緒に、絶えることのない泣き言や文句、侮辱もついてきた。タジッリは本当にそれを着ていくのか? タジッリは本当にシュガークローをもう1つ食べたいのか?

だからまず、タジッリの憂さを少しでも軽くするためにちょっと飲む。それから家を出るために、少し賭博をする。すると当然、かなりの借金ができる。するとさらに飲酒、さらなる賭博、さらなる借金につながる。

それで、今や密輸に逆戻り。なぜならタジッリは借金を返し、家を守らなきゃならない。タジッリが絶望的な状態になってきた時、リデザが姿を現したのは幸運だった。運ではないのかもしれない。リデザはどうしてか、分かっていたのかもしれない。

いくつか仕事をするだけ。それでおしまい。リデザがリバーホールドから取れるだけの金を搾り取るのを手伝おう。そうしたらタジッリには、もう借金の心配が要らなくなる。

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