前日談
ベリディル
オルシニウムにある酒場〈王のコーナークラブ〉の外にいるベリディルと会話しましょう。
もう聞いた?
有名な探検家のレディ・ローレントが、初代オーク王のトラグ・グロ・イグロンの墓を探す遠征を指揮しているのよ。
おそらく王の墓には、あらゆる種類の宝があるわ…
まあ、あなたはそういう話に興味はないわよね。
王の財宝に興味はないのか?
死ぬことに興味がないのよ!
墓は聖なる山の頂上にあって、雪と氷の下に埋もれている。
そこにはハーピーがいる。それにオーガも。
レディ・ローレントの幸運を祈っているけれど、無駄かしらね。
麓のキャンプのオーク達
ロスガーの北東にあるソロウの麓のキャンプに行くと、ログバムとストゥグラッシュがいます。
ログバムと会話しましょう。
※話しかける度に、以下のセリフからランダムに喋ります。
痛い、痛い! これは… 痛い! 痛すぎる!
そこでは気をつけろよ。
山が俺にしたことを忘れるな!
いや、やっぱり忘れろ。
あまりにも… 恐ろし過ぎる!
街に向かってるのか?
治癒師が必要なんだ。
ここの痛みがひどくてな。
会話を続けましょう。
何かあったのか?
何かおかしいかって?
見ろ! 俺の内臓が痛めつけられた。
足首がひどくふくらんでいるのが分かるか?
ここで死にかけているのに、誰も気にしていない!
内臓と足首と何の関係がある?
ああ、悪かった。治癒師だとは知らなかった。
内臓が痛めつけられれば体液が足首に集まることは、誰でも知ってる。
知らないふりをするな。
そんな風になるわけはない。
いいか、どう感じるかはこっちの勝手だ。
指図を受けるのは、ストゥグラッシュからだけで充分だ。
お前はそこにいなかった。
大量の雪と氷が降ってきたんだ。
月耀に酔っ払ったネズミのように死んでもおかしくなかった。
生き残ったのは奇跡だよ。
雪崩が1回来たのか?
雪崩? そうだ、六回分な!
あの山は呪われている。何かおかしい。
それが何なのか、知りたいとは思わないがな。
ただ故郷に帰って、治癒師に自分の傷を診てもらいたい。
それだけだ。
ストゥグラッシュと会話しましょう。
※話しかける度に、以下のセリフからランダムに喋ります。
私が頭蓋骨を砕き始める前に、誰か強い酒と松葉杖を持ってきて!
誰か添え木を持ってきて! とにかくここに座り続けるのは終わりだ!
マラキャスが黙ってないよ! 何が望みだ?
会話を続けましょう。
大丈夫なのか?
ああ、大丈夫。泣いているバイオリンみたいにね。
分からないかい?
世話が焼けるね。大丈夫じゃないってことだよ。
あの忌まわしい山に、ひどい目に遭わされた。
それは気の毒に。
ああ。あなたのせいじゃない。
この山には何かある… 取り憑かれているみたいだ。
登られたくないんだね。
たとえオブリビオンに行くことになったとしても!
あの忌々しい山を登りたいんだから、登る!
岩の塊に指図される気はないよ。
上で何が起きた?
雪崩だよ。
二番目の道標にたどり着く前に、すでに数人の仲間を失って… 凍りつく寸前だった。
三番目の道標までに、力が半分に減ってた。
四番目の道標の少し前に、事態はもっと悪くなった。
続けてくれ。
大混乱だった。
雪、ひょう、風、氷… 山全体が落ちてきたのかと思ったよ。
尻尾を巻くまでに、五回か六回は何かに当たった。
肋骨が何本か、鎖骨にもひびが入った。
でも、あきらめない。
まだあの山を征服してないからね。
物語内容
スティボンズと話す
ロスガーの北東にあるソロウの麓のキャンプに行くと、スティボンズがいます。
スティボンズと会話しましょう。
初めてスティボンズと会う場合
素晴らしい。山に行く人員が増えました。
これはつまり、あの悲惨な山頂にまたもや挑むということですか。
お嬢様のところへ顔を出してください。
彼女はもうすぐ小道を降りてきます。
以前にスティボンズと会った事がある場合
またあなたですか!
お嬢様が困った時に、いつも現れますね。
これはつまり、あの悲惨な山頂にまたもや挑むということですか。
お嬢様のところへ顔を出してください。
彼女はもうすぐ小道を降りてきます。
会話を続けましょう。
※以降の会話内容は、上記の差分に関係なく共通です。
山頂に到達ってどういうことだ?
ここは「ソロウ」です。
ふさわしい名前だと思いませんか?
オルシニウムにあるオーシマー栄光の館からお嬢様に対して、トラグ・グロ・イグロンの祠を探すよう仕事の依頼がありました。
雪の積もる山頂にあるそうです。
もう何年も誰も登ろうとしていないというのに、登る羽目になりました。
登山することに問題でも?
恐ろしい獣や凍りつく風、落下する氷が問題です。
もう3回も登山に挑戦しましたが、その度に失敗が悪化しています。
興味があるなら、お嬢様が手助けを必要としていますよ。
レディ・ローレントと話そう。
この探検は、お嬢様が想定していたよりずっと厄介になりました。
こういうことは言いたくありませんが、ソロウは彼女の手に余るかもしれません。
レディ・ローレントって誰だ?
有名なトレジャーハンターです。
聞いたことがあると思いますが。
世界を旅しながら秘宝や秘密の遺物、それとその、他の神秘的な物なんかを探すのです。
私たちの仕事について勝手に話してはいけないんですが、とても重要なので。
誰がこの探検隊の指揮に彼女を雇ったんだ?
オーシマー栄光の館です。
できたばかりのオルシニウムの博物館ですね。
彼らはお嬢様のような、田舎でロスガーの歴史に関連する古代遺物を捜し回る専門家を雇ったのです。
展示するためにね。
ほら、観光客に文化を簡単に紹介するんです。
特定の遺物を探しているのか?
伝説によれば、オルシニウムの創立者と一緒に強力な遺物が埋められているそうです。
お嬢様はトラグの祠で、トラグのアミュレットという荒野を耕す力を与えたブレスレットを見つけたいと思っています。
カースサンが、彼女と言い争うのをやめてくれればいいのですが。
カースサンとは誰だ?
カースサンは博物館の人間で、私たちの連絡係兼文化の専門家として働いてくれています。
彼とお嬢様は、ほとんどのことに関して意見が食い違ってるのが判明しています。
残念ながら、お嬢様も我慢の限界がきているのです。
山を少し登って行くと、レディ・クラリス・ローレントがいます。
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
初めてレディ・クラリス・ローレントと会う場合
カースサンめ!
どうやって偉大な発見ができると… あら、こんにちは!
あの不愉快な館の連中と一緒なの? 栄光のオークたち?
あの… 言いたいことわかるわよね!
オーク博物館! 私の要請した特別支援部隊は連れてきた?
以前にレディ・クラリス・ローレントと会った事がある場合
カースサンめ!
どうやって偉大な発見ができると… あら、こんにちは!
ちょうどあなたのことを考えてたところよ!
助けが必要になるといつでも現れるのね。
もしかして、小さな部隊も率いていたりしない?
会話を続けましょう。
※以降の会話内容は、上記の差分に関係なく共通です。
違う。私だけだ。
あなただけ?
荷物持ちとガイドと、他にも人が来ればいいと思ってた。
でもできそうね。
計画を少し変えないといけないけど、今度こそソロウの頂上にたどり着く。
絶対にね!
最後に頂上に行こうとした時、何が起こった?
最後の三回のことね。
キャンプを設置したけど、高いところに登るたびに、ハーピーと冷たい風に打ちのめされた。
何人かのオークが裂け目に迷い込んでいた。
霧の中では、二歩以上先は見えないから。
それで気が動転してしまったの!
何をすればいい?
まず、私が怠け者の召使のスティボンズの様子を見ている間、カースサンに会いに行ってほしい。
そこで合流しましょ。
カースサンにこの探検の責任者が本当は誰なのか思い出させて。
ものすごく協力的じゃなくなる時があるのよ。
カースサンに会いに行こう。
なぜまだここにいるの?
指示か何かがいるの?
なぜ死んだオークの祠がそんなにも重要なのだ?
ただの死んだオークの話じゃない。
トラグの祠よ!
当初のオルシニウムの街の創設者であるだけではなく、トラグの腕輪の持ち主だった。
遺物を発見したら、どれだけ評判が高まるか知ってる?
トラグの腕輪?
調べた巻物の断片によると、トラグの腕輪は宝石をちりばめた魔法の腕輪のことよ。
その力で、トラグは未開の荒野を切り開いた。
腕輪によって、古代のオークたちは最初のオルシニウムの街を築くことができた。
どこで巻物の切れ端を調べた?
オルシニウムの博物館に展示されている。
古代オーク語でわずかな単語が並んでいるだけだけど、ある程度は分かる。
腕輪、祠、そして「ソロウのキス」と呼ばれるものについて書かれていた。
ロマンチックじゃない?
ソロウを登る
古代オークの遺物を探す為、ソロウと呼ばれる山を登りましょう。
山を少し登って行くと、建物があります。
建物の中にいるカースサンと会話しましょう。
マラキャスの第三の牙にかけて、お前は誰だ?
ここが聖地だと知らないのか?
それにここはロスガーの中で最も危険な場所の一つだ。
ぶらつくべきではない。
レディ・ローレントの要請で来た。
彼女がか?
自分が何に首を突っ込んでいるか分かっているといいが。
ハーピーとオーガは十分ひどいが、ソロウの真の試練は山そのものだ。
風が剣のように切り裂き、凍える霧が視界を奪う。
だが最悪なのはその後だ。
最悪な事とは何だ。
雪崩だ!
ソロウは雪と氷を恐ろしいほどの正確さで操る。
たくましいオーク達が斜面を押し流されるのを見たことがある。
まるで、七匹の豚を転倒させるゲームで一遍になぎ倒した時のようだった。
三度挑戦し、探検隊の大半を失った。
私達はみな、その生き残りだ。
他に生き延びた者はいないのか?
正直言って分からないんだ。
ここまで何とか着いたところで、はぐれてしまった。
仲間を探してもらえるなら助かる。
それでもトラグの祠を見つけなくてはならない。
でないと、これまでの犠牲が無駄になってしまう。
行方不明になった隊員についてもっと教えてくれ。
彼らは皆、よいオークだった。
熟練の登山者だったが、ソロウは普通の山ではない。
最善の見つけ方?
雪崩があった区域を示すための目印を置いたはずだ。
とにかく、目印の跡をたどってくれ。
ソロウについて詳しく聞きたい。
ソロウはタムリエルで一番高い山ではないかもしれないが、命にかかわるほど危険な山の一つだ。
古代のオークが勇者の記念碑をあの斜面に建てた理由はそこにある。
墓の位置が高ければ高いほど、犠牲と名声も大きい。
そこで何を見つけたい?
偉大なオークの英雄、トラグ・グロ・イグロンの祠を探している。
伝説では、トラグの祠は山の頂上にあるという。
当初のオルシニウムの創設者に相応しくな。
だが、非常に高い場所にあるため、誰も生きてたどり着けない。
危険そうだ。
非常に危険だ! すでに三回も挑戦した。
ベースキャンプを出たばかりで探検の残りをあきらめて、引き返さなければならなかった。
だが、トラグの伝説の遺物が見つかれば、危険を冒す価値がある。
この探検ではどのような役割を?
オルシニウムに新しく設立された博物館で働いている。
常駐しているトラグの時代の専門家だ。
レディ・ローレントと従者を助けるため、博物館から派遣された。
ずっと祠を訪れるのが夢だったから、この機会を逃さなかったんだ。
それで、レディ・ローレントはいったい何に興味を持っている?
博物館は彼女の名声に引き付けられたし、彼女は古い墓の発掘が大好きだ。
特に、「ソロウのキス」に関する話が書かれた、古代の巻物の断片に興味を持っている。
トラグの祠に関連があると信じているんだ。
レディ・ローレントとはうまくやっているのか?
最初はうまくやっていた。
互いに歴史や古代の遺跡の探検が好きだからな。
だが、あの女にはイライラする!
学者と墓泥棒の違いだな。
過去に払うべき敬意を払わない。
あの女の見解など信用できるものか!
カースサンとの会話を終えると、レディ・クラリス・ローレントとスティボンズがやって来ます。
スティボンズ、薪の火を消さないでよ!
もし濡れたら、許さないわ!
おっしゃるとおりです、お嬢様。
スティボンズと会話しましょう。
寒い気候は絶対に我慢できません。
骨まで凍えますよ!
まるで氷柱の気分です!
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
またソロウの油断のならない登山道のふもとにやってきた。
あなたの助けを借りて、今度はもっと高いところまで登れるといいけどね。
うまくいけばスティボンズが夕食を並べる前に、トラグの祠にたどりつくはずよ。
カースサンと会話しましょう。
道を確保してくれたら、我々は後をついて山に登っていこう。
追いつくまでに、この旅で行方不明になった仲間が見つかっているといいが。
建物から出て、山登りを続けましょう。
探索を進めていると、雪山で座り込んでいるクウロンを発見します。
クウロンと会話しましょう。
私は、この山が私達を死ぬほど苦しめるって知ってた。
暖かいところへ行こう。
いいえ、時間の無駄よ。私はもう終わり。
雪崩で… 両足が折れてるけど、もう痛みは感じない。
ソロウは残酷な女王のようね。
抱擁がとても冷たくて、死んでしまいそう。
遠征隊の残りはどこに?
みんなは… 避難場所を求めて先に進んだわ。
そんなに悲しそうな顔をしないで。私はもう死ぬ。
私を助けようとしていたら、誰も生き残れなかった。
行って。彼らを見つけて。
私よりも… 彼らの方が助けを必要としてる…
安らかに眠れ、勇敢なオーク。
会話を終えると、クウロンは息絶えます。
ちょうど… 眠りに… つくところ…
探索を続けると、洞窟の中で亡くなっている探検隊の隊員を発見します。
隊員の遺体を調べると、「トラグ・アグ・クラザック、ウズ」の碑文が見つかります。
遺体を調べた後、カースサンが後からやって来ます。
やはり皆死んでいる。待て、これは何だ?
素晴らしい。
カースサンと会話しましょう。
ここの遺跡のほとんどは三節から成る碑文が刻まれている。
一般的な慣習だったんだ。
こいつはトラグの一節目のようだ!
古代オーク語で、記念碑には近づかないようにと宣言している。
彼らはトラグの祠を建てたんだ!
ここに祠はなさそうだが。
無論、祠は山のもっと上に建てただろう。
なぜ彼らがここに死にに来たのかについては、見当もつかない。
寒さか物資不足のせいで降りてきたのかもな。
もしくは俺たちに会いに戻ってきたか。
祠にたどり着いたと報告するために。
それではこれから何をする?
こいつを訳してみよう。
遺跡荒らしを禁じる… 劣ったオークを禁じる… 素晴らしい!
残りの二節を探そう。
碑文全体を読めば、トラグの腕輪の場所が分かるかもしれない。
後のことは、それから考えよう。
他の部分を探してみよう。
カースサンと会話を終えると、レディ・クラリス・ローレントとスティボンズがやって来ます。
哀れなオーク達!
スティボンズ、彼らを葬ってあげて。
バカな! 彼らはとっくに死んでいる!
そのままにしておけ!
置いておく? この寒空に? なんて野蛮なの!
オークは死者を埋葬しない。
それにこれはソロウに眠る最初のオーク達だ。
その名誉を奪ってはいけない。
わかったわよ。あなたが専門家ってわけね。
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
あの可哀想なオークたちを、人目につく場所に野ざらしで置いていくなんて信じられない。
言わせてもらうけど、死者をそんな風に扱うなんてありえないわ。
スティボンズと会話しましょう。
ここだけの話ですが、カースサンがオークの死体を残しておくと決めてくれてよかった。
この地面にきちんとした墓穴をどうやって掘れましょう。
凍ってガチガチですよ!
カースサンと会話しましょう。
こいつは何らかの石板からのものだ。
どこかにトラグの碑文の残りが書かれたものが後二つあるはずだ。
見つけてくれたら、私が翻訳できると思う。
探索を続ける前に、カースサンが訳した碑文を読みましょう。
亡くなった探検隊員の側には、一通の手紙が落ちています。
探索を再開して、山登りを続けましょう。
探索を続けると、トラグの祠に到着します。
祠の中には、「トラグ・アグ・クラザック、ウーグ」の碑文があります。
碑文を調べた後、カースサン達がやって来ます。
もう少しだ!
トラグは山頂までアミュレットを持って来たのか!
だがこの言葉は…?
来なさい、スティボンズ。遅れないで!
後ろにおります、お嬢様。いつものように。
うう! この寒さには耐えられないわ! スティボンズ、薪!
火ですね! さすがです、お嬢様!
ちょうど… あ、これは!
これがトラグの祠なら、遺体はどこにあるの?
お嬢様… これを見てください。
火を起こして。明かりがいる!
隠し扉があるかもしれない。
お嬢様、どうか聞いてください!
何やってるのよ、スティボンズ?
私がやってることが見えな… あら。
戦略的退却をしたほうがいいみたいね。
まったくもって同感です。
カースサンと私達のお友達が、仲良く仕事できるようにしてあげましょう。
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
古代の墳墓は厄介なことがある。
略奪者や純粋な学者の気を挫くように、常に遺体や宝を隠しているから。
それからオーガがいる。
召使はそうした生き物の前では役に立たない。
あなたはもっと強靭だといいけど!
道を片付けた後に何かトラブルはあったか?
他の冒険と比べたら少し寒いのと、風が取るに足らないことね。
私がスティボンズと一緒に、ヒストの木の樹液の効能を試すためにマークマイアへ行った時の話しをさせてね。
スティボンズが木を全部舐めたせいで、その後一週間も舌が緑色だったのよ!
祠を調べるのか?
そのうちね。
オーガが問題にならないようにしたいの。
スティボンズもカースサンも、あの獣をものすごく恐れているから。
それと、カースサンには墓碑銘の翻訳を完成させてほしいの。
何かヒントがあるかもしれないでしょう?
スティボンズと会話しましょう。
オーガ!
死んでる奴でも恐怖が抑えられず、膝が震えます。
お嬢様の頼みを聞いて、動けなくなったスティボンズがオーガの珍味になる前に、あの汚い生き物を退治してください。
カースサンと会話しましょう。
驚きだ!
伝説ではトラグは自分の墓を建てるために七つのクランを犠牲にしたとあるが、その理由がわかった!
とにかく二節目はトラグの遺物とソロウのキスについて書かれている。
私の翻訳を読んで自分で納得してくれ。
探索を続ける前に、カースサンが訳した碑文を読みましょう。
探索を進めると、「トラグ・アグ・クラザック、アート」の碑文を発見します。
碑文を調べた後、カースサン達がやって来ます。
もう一節あるようですね、お嬢様!
静かに、スティボンズ!
まだオーガがいるかも知れない!
カースサン、何て書いてあるの?
見てみよう。
トラグは祠の場所が気に入らなかった。
頂上で眠りたかったのだ。
トラグの腕輪について、何か書いてある?
彼はそれを山頂に運んだ。
これに、彼は「横たわりソロウの… キスをした」とある。
そう、「ズグカ」つまり「キス」だ。
ソロウのキス?
かけらにも同じ言葉があったわ!
なかなかロマンチックじゃない、スティボンズ?
実に感傷的ですな。
ですが、それは「ズグラ」と書いてありませんか?
ねえ、スティボンズ!
翻訳は専門家に任せて。
その間にお友達と話しましょう。
カースサンと会話しましょう。
トラグ! なんというオークだ!
明らかに死期が近づき、山のもっと高いところに自分を埋葬するために自分の墓を捨てたんだ。
なんという発想!
文字は薄れているが碑文は「ズグラ」ではなく「ズグカ」と刻まれている。
まず間違いない。
2つの言葉の違いは何だ?
「ズグカ」は古代オークの言葉で「キス」のことだ。
でも「ズグラ」は… いや、「ズグラ」じゃない。
少なくとも、ほぼ確信しているんだが。
それで「ズグラ」は何という意味だ?
文脈によるな。
悪い兆し、災難、伝染病や疫病の類いとか。
でもたぶん、ここでは「呪い」として訳すべきだ。
言葉が「ズグカ」ではなくて「ズグラ」だったら分かるがな。
スティボンズと会話しましょう。
お嬢様とお話しください。
彼女の瞳には独特の輝きがあります。
ああいう場合、災難が降りかかるのは忠実な召使、つまり私です。
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
素晴らしい知らせね!
トラグは自分の墓を略奪者から守り、人々に伝説を残すために山頂に登った。
そして遺物を自分で持って行ったのよ!
さて、力になってちょうだい。
あそこに登って、トラグの腕輪を私のために取り戻してきて。
頂上まで登れというのか?
その話はついたはずじゃないの?
私が言っている言葉の三つに一つくらいしか聞いてないと思うことがあるわ。
スティボンズと同じくらいダメな人ね!
本当にトラグの腕輪が頂上にあると思うのか?
もちろん! 石に書いてある。
知っての通り、古代の人々は、決して石に偽りの言葉を彫ることはない。
トラグの腕輪のような遺物が収蔵品に加われば、新しい博物館はタムリエルの素晴らしい名所になるでしょうね!
頂上は危険ではないのか?
大げさに書かれているのは、望ましくない者の挑戦を思いとどまらせるためよ。
少しでも話に真実が含まれているとしても、必要なのは腕輪を手に入れることだけ。
スイートロールを食べるのと同じくらい簡単よ!
さて、薄い空気で頭がぼうっとするかも知れないけど、大丈夫よね。
もしカースサンの解釈が間違っていたら?
カースサンのオークらしい考えには賛成できないけれど、この点については、意見は全く同じ。
正しい解釈は「ソロウのキス」よ。
さあ、腕輪を手に入れに行きましょ。
ついでに、他にどんな遺物を博物館に持って行けるか調べてみましょう。
探索を続ける前に、もう一度レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
勇敢な友よ、急いで登って!
アミュレットを見つければ、ガチガチに凍る前に戻って来られる。
きっと大丈夫よ!
スティボンズと会話しましょう。
正直、あなたが頂上に登ると申し出てくれて助かりました。
私にやらせる気だと確信していましたから。
氷の塊にならずに、この山を本当に降りられるかもしれない!
カースサンと会話しましょう。
お前がうらやましいよ。
だが心配するな。
山頂に呑みこまれたら、私はお前の死後に登る。
素晴らしい勇気を見せた誰かのために、できることはこれくらいだ。
探索を続ける前に、カースサンが訳した完全な碑文を読みましょう。
祠から出て、ソロウの山頂を目指しましょう。
山頂に到着すると、凍ったオークを発見します。
凍ったオークを調べましょう。
<苦悶の表情で凍っているオークは、腕のブレーサーに注目している。このブレーサーは、トラグの腕輪の記述に合致する>
トラグの腕輪を持って行こう。
凍ったオークからトラグの腕輪を取ると、気絶して意識を失います。
遺物の保管場所を決める
意識を取り戻すと、仲間たちの会話が聞こえてきます。
ほら、お友達は正気に戻ってる。
死んでないって言ったでしょ、スティボンズ。
それに見ろ!
あれはトラグのアミュレットだ!
私はあなたの計画を拒否するよ。
カースサン、もうやめて!
私達はもっと話し合わなきゃね。
スティボンズ、お友達を見てて。
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
何が起きたかスティボンズが教えるわ。
結局、彼はそのためにここにいるんだもの。
その間に私はトラグの遺物の最終的な配置の件で、カースサンともう一度話し合わないといけない。
カースサンと会話しましょう。
スティボンズと話すんだ。
レディ・ローレントのしつこいおしゃべりで、お前の言葉が一言も聞こえない。
スティボンズと会話しましょう。
いいところを見逃しましたね!
あなたが意識を失っていた間に、お嬢様と有能なオークはトラグの腕輪について、恐ろしく激しい論争を繰り広げていました。
見物でしたよ!
意識を失っていた?
この上は大気が薄いのです。
ですが、何であれあなたのおかげで天候は落ち着き、後をついて行けました。
そのとき、カースサンとお嬢様が口論を始めたのです。
祠は博物館より、腕輪の展示にふさわしいとカースサンは考えています。
そしてレディ・ローレントが同意しない?
ええ、明らかに!
博物館は彼女を雇って遺物を入手したく、彼女も博物館を失望させたくはないのです。
あなたは話せるかも知れません。
私達をよりよい場所へ導くよう、決断してください。
念のため、私に腕輪をつけて置いた方が良いですね。
そうしたいなら。
カースサンと会話しましょう。
トラグの腕輪を取り戻してくれてうれしいよ。
だが遺物をどうするか決める前に、私の話を聞いてくれ。
遺物をどうするか、レディ・ローレントと意見が合わないと聞いている。
そのようだ
祠は過去の栄光を讃えるために建てられている。
オークが強さを生かし、大勢の戦士たちの犠牲をものともせず記念碑を建てた時代を明らかにしてくれる。
これは新しいオルシニウムに必要な手本を示すものだ。
遺物で何をしたいのか教えてほしい。
トラグの腕輪は祠に残しておくべきだ。
オークたちがソロウに登って腕輪を見れば、先人たちに偉業を成す力があったことを知る。
こうして、遺物が民族をまとめる象徴になる。
分かるだろう?
決める前に、レディ・ローレントと話をしたい。
もちろん。
感情的になって申し訳ない。
お前は頂上に登った。お前が遺跡を見つけた。
次にどうするか決めるのはお前だ。
気をつけろ。
レディ・ローレントは口が達者な上に、時々無謀と言っていいほど頑固になる。
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
カースサンはいったいどうしたの。
なぜ完璧で趣のある博物館がオルシニウムにあるのに、古代の遺物を見るために祠へはるばる登って行こうというの?
遺物をどうするか、カースサンと意見が合わないと聞いている。
その通りよ!
私たちは博物館から特別に、遺物を取り戻してオルシニウムに持って行く任務を受けてるの。
歴史は賞賛されるべきものよ。
過去に埋もれたままにするのではなくね!
カースサンの考えでは、任務に失敗してしまう。
レディ・ローレントは絶対に失敗しない。
決める前に、カースサンと話をしたい。
そう言うのなら。
でもあまり長く時間をかけないで。
この寒さのせいで、すり切れた唇がひどいことになってるの。
スティボンズと会話しましょう。
これをどうやって解決するのか、正直ワクワクしています!
心配はなさらずに。
あなたがお嬢様たちと話している間、トラグの遺品は安全に守っています。
トラグの腕輪を博物館に展示するか、祠に残すか決めましょう。
トラグの腕輪を博物館に展示する場合
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
その通りだ。トラグの腕輪は博物館に引き渡すべきだ。
あなたが頼りになることは分かってた!
まもなくオークは誰でも、オルシニウムの博物館の快適な環境で、この重要な遺物を目にできるでしょう。
でもまず最初に、この奇跡の品が実際何なのか確認しないとね!
ああ、スティボンズ! 悪いけど、お願い!
スティボンズ達の様子を見守りましょう。
早くして、スティボンズ。
遺物の正体を見たくてたまらないわ!
でも、もし私にその資格がなかったら。
私達は言い伝えや迷信なんて恐れない。でしょ?
はい、お嬢様。もちろんです。
じゃあ、やってみますよ。
スティボンズは、トラグの腕輪の呪いによって氷漬けにされます。
まあ、スティボンズ。今度は何をしたの?
召使は正しかったようだな。
ここに書いてあるのは「ソロウの呪い」だ。
カースサンと会話しましょう。
なんと恥ずかしい。
公平にいって「ズグカ」と「ズグラ」はかなり似ているが、「キス」と「カース」の間には大きな違いがあると思う。
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
スティボンズはいつも最も単純な仕事を試練に変える方法を見つける。
なぜあの男を雇い続けているのかわからないわ。
では今何が起きる?
トラグの腕輪はオルシニウムの博物館の目玉になるわ。
「触らないでください」とか「光栄に思いなさい」と書いた看板を、目立つところに設置するべきでしょうね。
スティボンズは?
魔術師ギルドの誰かなら、スティボンズの解凍を手伝ってくれるはず。
温まるのに数週間かかるかも知れないけど、きっと大丈夫よ。
でも喜んで!
オークは私を称え、あなたのこともきっと褒めてくれるわよ。
クエストを完了する。
トラグの腕輪を祠に残す場合
カースサンと会話しましょう。
その通りだ。トラグの腕輪は祠に残しておくべきだ。
同じ考えだと分かっていたよ!
まもなく、すべてのオークがトラグの聖なる祠に巡礼に行き、この偉大な遺物を目にすることができるようになるだろう。
オークに素晴らしい貢献をしてくれたな、友よ!
スティボンズ達の様子を見守りましょう。
カースサンに味方したの? 色々一緒にやってきたのに?
決まってる。トラグの遺物はトラグの祠にあるべきなんだ。
哀れなオークは自分達の遺産を見るために、ここまで登らなきゃならないの?
ひどいわね!
スティボンズは遺物に何をしてるんだ!
早くして、スティボンズ。
遺物の正体を見たくてたまらないわ!
でも、もし私にその資格がなかったら。
私達は言い伝えや迷信なんて恐れない。でしょ?
はい、お嬢様。もちろんです。
じゃあ、やってみますよ。
スティボンズは、トラグの腕輪の呪いによって氷漬けにされます。
まあ、スティボンズ。今度は何をしたの?
召使は正しかったようだな。
ここに書いてあるのは「ソロウの呪い」だ。
カースサンと会話しましょう。
なんと恥ずかしい!
公平にいって「ラ」ではなく「カ」に見える。
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
スティボンズはいつも最も単純な仕事を試練に変える方法を見つける。
なぜ彼を冒険に同行させているのかわからない。
だけど、あなたもどうなの?
私でなくカースサンに賛成するなんて!
トラグの遺物は彼の祠にあるべきだ。
それで、初代博物館の館だか何だか、オークが自分たちのものだと言っている施設に、一体何て言えばいいわけ?
はるばる離れた別館をここに作れとでも?
ちょっと待って。それいい考えじゃない! 私って天才ね!
信頼できる友よ、またインスピレーションをくれたわね!
スティボンズは?
魔術師ギルドの誰かが、スティボンズの解凍を手伝ってくれる。
数週間かかるかも知れないけど、きっと大丈夫よ。
計画どおりにはいかなかったけど、仕方ない。
ソロウの祠の創立者、レディ・ローレント。
いい響きだと思わない?
クエストを完了する。
クエストを完了した後、レディ・クラリス・ローレントは帰還用のポータルを開きます。
※上記の差分に関係なく共通です。
時間をくれれば、ベースキャンプへのポータルを開いてあげるわ。
ポータルだと?
なら、なぜあんな悲惨な山登りをさせた?
転移はデリケートなものなのよ。
見たことのない場所へは開けないの。
関連資料
後日談
スティボンズの運搬
ソロウの麓のキャンプに行くと、レディ・クラリス・ローレントとカースサンが凍ったスティボンズを運んでいます。
私の召使を割らないでよ!
オークって、すごい勢いで近づくんだから。
あなたが彼を運びたいんでしょうな、陛下?
レディ・クラリス・ローレントと会話しましょう。
カースサンがスティボンズを何度も落とさず、魔術師ギルドに戻してくれるといいけれど。
かわいそうなスティボンズにひびが入るとか、粉々になったらどうするの。
とにかく、役に立ってくれた。
支援ありがとう!
カースサンと会話しましょう。
スティボンズを魔術師ギルドに戻すのは少し心配だ。
オークには「壊れもの」や「取扱注意」という言葉はないからな。
ベリディル
オルシニウムにある酒場〈王のコーナークラブ〉の外にいるベリディルと会話しましょう。
レディ・ローレントがソロウの頂上に向かうのを助けたの?
どんな感じだった?
楽しいことはたくさんあった?
いえ、言わなくていいわ。
本当は知りたくないから。
麓のキャンプのオーク達
ソロウの麓のキャンプにいる、ログバムと会話しましょう。
じゃあ俺達は、トラグの腕輪をオルシニウムへ戻さなきゃならないと?
わかった。それを届けるのに誰かが必要なんだな?
喜んで俺がいくぜ。
俺の足首にはつらいが、それでも危険を冒そう。
ストゥグラッシュと会話しましょう。
じゃあトラグの腕輪はオルシニウムに向かってるんだね?
問題ないね。
あそこに失望しかなくても気にしない。
この坂道の頂上に辿り着くつもりだよ。
任せておきな!
展示されたトラグの腕輪
トラグの腕輪を博物館に展示する選択をした場合、オルシニウムにあるオーシマー栄光の館に行くと、トラグの腕輪が飾られます。
トラグの腕輪の側には、説明文が張っています。
トラグ・アグ・クラザックの原文
クエストを完了した後、ソロウの入口にトラグ・アグ・クラザックの原文が落ちています。
メモ
トラグの祠に入る前の山道で、脇道を登っていくと、「絶望」という名の特殊なトロールがいます。
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