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書籍

スカイリーチの探検家 第5巻

グウィリム大学 歴史学者 レギナス・ブーカ著
グウィリム大学 古代研究家 ヴェリタ・ヌミダによる付記

レギナスは石の歩道の亀裂に足を挟み、足首をくじいてしまった。
現在彼はベースキャンプで熱いジュニパー茶を飲みながら休養している。
彼は渋々ながら彼の同行なく、遺跡の頂点を探索することに同意してくれた。
スカイリーチ施設の調査を完了させるため、彼の足首の回復を待つ余裕はなかったからね。

そして今、私はスカイリーチ遺跡の通行可能な最頂点にいる。
施設内の奥にさらに続く長い曲がりくねった通路があるけど、この場所の目的についての仮説を構築できるだけの証拠はまだ目にしていない。
ただ、ここにいるのは私だけではないような、不気味な予感はする。
もっとも、護衛や研究助手達を除けばね。
これは柱や壁に彫られた顔が、覗きこんでいるように見えることと関係がある?

それはさておき、遺跡内に続く通路は過去に損壊を受けた形跡があった。
壁の一部は崩れ落ち、通路の一部は加工した石ではなく自然の洞窟で形成されている箇所もある。
もしかしたら地震によって損壊を受け、遺跡内に自然の通路が開かれるようになったのかもしれない。
そして今でも振り向けば古代ネードの民、あるいはそれ以上の不思議な存在の顔に出会うのではないかという感覚に襲われる。

通路の終わりに到達した。
そこから巨大な完成した部屋へとつながっていた。
ここで私は自身が遺跡内に侵入してきた通路が元からあったものではなかったように思えた。
それは主室をまるで付け足したかのように分断しているように見え、まるで誰か、あるいは何かがスカイリーチの滅亡後のある時点でこの箇所まで穴を掘り進んでいたかのようであり、私は過去の探検家か墓泥棒が進んだ道をたどっていたように思える。

追加のコメントを書き記す前に、少し考えないとね

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