悟りし最初のたてがみ、リドサーリ・ダッタが予言した聖なる年代記より抜粋
ああ、多くの誇り高きカジートが、自分の夢を私の夢に重ねて編んだ髪の束を持ってくる。私の前に跪き、疲れた足に口づけし、ジャ・カージェイの印を求める。私は無数の族長の重責のかかった高い王座に座り、溜息をつく。リドル・サールの啓示はたてがみの力の内にはない。双子月の舞踏の聖堂にさえない。リドル・サールの真実は真のカジートの心の中にある。爪の中、髭の中、魂の中に。今こそジョーンとジョーデを思え。その満ち欠けに思いを馳せよ。カジートは子宮で考えはしない。私たちは姿や目的のために苦闘することはない。舞踏が決めるのだ。そして運命づけられた生誕の瞬間に、私たちは魂が既に知っていることを学ぶ。リズムに合わせてステップを踏む。双子月の美徳と義務は固有のものだ。その血が固有のものであるように。リドル・サールの真実は魂の中でサトウキビのように育つ。甘く、力強く、収穫を渇望する。私たちはサトウキビを育てない。成熟もさせない。自発的に育っていくのだ。必要なのは適切な季節に鎌を手に取り、豊かな恵みを刈り取ることだけだ。
リドル・サールの謎の追究は楽しみの追求でもある。充足の追求でもある。今話している真実は、皆が心の中で既に分かっていることだ。その知恵を受け入れ、魂を支配するものに注意を払い、平和をもたらし、リドル・サールの命に従え。そうすれば豊かな楽しみが見つかる。
まず、真の猫は好奇心が強くなければならない。どれだけ多くの毛皮を持たないよそ者が、策略と幻想の犠牲になっていることか! ローカジュの発明は視界の隅に潜んではいない。目につくところをうろついている。あまりにも普通で控えめなので、子猫のように無邪気に真実として受け入れてしまう。誰もが常にもっと長く耳を傾け、もっとじっくり見なければならない。あっさり飛びついてはいけない。調べよ。大きい石も小さい石も持ち上げよ。忍耐から得られるものは実に多い。
次に、真の猫は賢くなければならない。天は私たちに素早く動く爪、軽快な足、優美な強さを与えてくれた。しかしニルニの背をうろつく危険は、適切な攻撃にも耐え抜くことがとても多い。残酷な迷路に陥った場合は、単純な解決の誘惑に抵抗しなければならない。工夫のない策略に頼ってはいけない。あらゆる問題には無数の戦略がある。その中でも最高の戦略は心の中にある。戦わずして戦え。話さずに話せ。譲歩せずに応じよ。こうすれば、最高の楽しみが冗談の対極に隠れていることに気づくはずだ。
三つ目に、真の猫は自身に優しい。本の指導者は自腹を切って施しをせよと説教することがとても多い。彼らは陰気な埋葬布の下に隠された、喘ぐような美徳を主張する。飢えた慈善家がどれだけのコインを運べるだろう? 実に僅かだ。施しの果実は楽しく丈夫な枝に実る。全員が与え誰も受け取らなければ、王国はどれほど悲惨になるだろう! 労働の成果は受け取れ。天から落ちてくる砂糖は味わえ。ニルニを豊かに流れるワインは飲め。喜びの道を歩くために、踏みつけるべき道の目印をつけよう。
次に、真の猫は敬虔でなければならない。双子月の舞踏はジャ・カージェイへの道を提示するが、レレスウェアの案内がなければ、最も賢いカジートも闇に向かって漂いかねない。強いアルコシュ、祝福されしケナーシ、高貴なスレンダル、愛情溢れるマーラ、賢いバーン・ダル、そして最も重要な、星の裏を統治し、優しさと知恵と高潔な抜け目なさで輝くジョーンとジョーデ。リドル・サールは悟り、真の猫が聖なる先人をどのように見ているか、明らかに見通すことができる。彼らの忠告を聞き入れ、法を守り、リドル・サールの恵みを受け入れよ。そうすればナミイラの誘惑の餌食にならない。
最後に、真の猫は用心深くなければいけない。ニルニの背に住むあらゆる種族の中で、私たちカジートは最も危険を冒している。私たちの歴史は人の歴史を矮小化する。私たちはエルフが来る前から種を蒔き作物を育てた。私たちの魂は年を数えるずっと前に遡る。それは毎朝、日が昇るほど確かだ。それが私たちを賢くし、危険にもしている。ローカジュの憎悪の目はいつも私たちを睨んでいる。ナミイラの闇は夢と疑いの中を飛び跳ねる。オブリビオンの悪はすべてラティスに対し爪を立て、牙をきしませ、古い魂を賞品として奪う機会を狙っている。慎重になれ。素早く動け。自身の深いジャングルに心臓を隠し、その偉大な価値にしばしば思いを馳せよ。自分の心臓の鼓動に耳を傾けるのをやめれば、ローカジュの鼓動が永遠にとって代わるだろう。
リドル・サールはこうした美徳のすべてだ。月の子よ。私たちはカジートの精神の偉大な井戸から飲んでいる。その真実はたてがみを越え、聖堂を越え、愛する故郷の平原とジャングルを越えて踊っていることを知れ。ジョーンとジョーデが頭上で踊る時、皆の魂も合わせて踊る。
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