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書籍

ヴァレンの反乱の物語、パート3

ヴァレンの勝利
摂政クリビア・サルンの詩人、キャスカ隊長著

ヴァレン・アクィラリオス
コロヴィアの英雄、シロディールの皇帝
ルビーの玉座に座した
自らの運命を憂いながら

アッシュ砦での大敗の後、
他の反乱軍の増援を得て
ヴァレンの軍は北のブルーマを占拠した
そこから反乱は広がった
帝国のあらゆる果てまで

反乱軍はこの上なく果敢に戦った
敵がリーチでもデイドラでも
裏切者でも襲撃者でも
帝都の壁そのものに向けて

彼らはその壁を破った
通りから通りへ
家から家へと戦った
帝都に向けて

そこでヴァレンはレオヴィックを殺めた
ルビーの玉座の足元で
剣をドラゴンの胸に突き立てた
玉座にロングハウスの血をまき散らして

その後ヴァレンがルビーの玉座に就いた
彼の全軍に称賛され
彼らはデイドラ公の力を打ち破り
シロディールの民は歓喜した

だがヴァレン・アクィラリオスは苦しんだ
玉座には座したものの
ドラゴンの血族ではなかったからだ
これまで玉座に座した者のように

「私は偽の王か?」彼は問うた
「この大いなる恵みに見合う者か?」
「私は力で玉座を得た。権利ではなく」
「私は使命にふさわしき者か?」

するとアブナー・サルンが現れた
ルビーの玉座に仕えし元老院の長
クリビアの父、政の道に長けし者
帝国の王にかくのごとき述べた

「そなたがドラゴンボーンではないのは確かだ」
「だが正す術を知っている」
「マニマルコという魔術師を知っている」
「そなたが知るべき秘密を持つ者だ」

「遺物がある。それは王者のアミュレット」
「偉大なる力と知恵に満ちている」
「これが我らの世界を守る、ドラゴンファイアを復元しよう」
「そしてそなたを、この地の正当な支配者とするだろう」

ヴァレン・アクィラリオス
シロディールの王、民に愛されし者
ルビーの玉座を離れた
忠実な友を呼び集め
最後の探求を始めるために

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