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書籍

お前の契約に関して

何度も言っているとおり、クラヴィカス・ヴァイルを召喚するのは難しいことではない。ただもう一度忠告するが、この案は全くもってお勧めできない。アザチがああなったのは偶然だ。それに10年後どうなっているかなんて誰にも分からない。デイドラ公ほど気が長いゲームをやる者はいないのだ。

ヴァイルが定命の者と取引するのは、彼らがその取引を後悔することが分かっているからだ。アザチがどうやって彼を出し抜いたのかは知らない。ただ同じことがまた起きるだなんて思わないことだ。よほどのことがない限り、アザチのことは秘密にしておけ。それにこの件に関わっている間は、私の名前も出さないでくれ。

ただ、お前が持っている金は他の金と同じだ、それにお前はこの件に、異常なほど執着しているように見える。だから説明だけはしておく。暁星の月の1日に、地図に記してある草に覆われた祠に行け。そして古い涸れ井戸に500ゴールドを投げ込むんだ。クラヴィカス・ヴァイルが取引をする気になれば、すぐに現れるはずだ。

今、お前が何を考えているのかよく分かるぞ。500ゴールドを井戸に投げるだって? それだけでデイドラ公を召喚できるのか? 愚かな友よ。様々な印と汚れなき生贄を期待していたかもしれないが、それは他のデイドラ公を呼び出すためのものだ! ヴァイルはゴールドと魂に価値があると考えている。

考え直せ。欲望に捕らわれずに、今持っているもので満足するんだ。これを実行するなら、というかお前はそうするだろうが、失敗しても私に文句を言うな。

警告はしておいたぞ。

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