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書籍

オーディネーター: 総合案内

ヴィベクのアークカノン、ターヴス著

聖なる衛兵にして戦う司祭であるオーディネーターは、トリビュナル聖堂と、そこで崇拝される生き神へ身を捧げている。四つの騎士団に分かれたオーディネーターは、トリビュナルの意志をモロウウィンド中に広げる役割を負い、独特な黄金の鎧と仮面により特徴づけられている。守りの覆いとして使われる表情のない仮面は、衛兵の正体を内に隠し、オーディネーターに謎めいた雰囲気と脅威を加えるために寄与する、威圧的なオーラも放っている。

オーディネーターは四騎士団に分かれており、トリビュナル領内の権限は所属によって決まる。監視の騎士団、教義と秩序の騎士団、審問の騎士団、戦争の騎士団である

監視の騎士団はトリビュナルの聖堂と祠を守護し、ヴィベク・シティを含むトリビュナルの街、都市に衛兵を配置する。トリビュナルの集落の警備とトリビュナルの聖地の守護に加えて、監視の騎士団のオーディネーターは聖堂の法を施行する。このオーディネーターは全騎士団のうちもっとも目につきやすく、定期的に民と交流している。

教義と秩序の騎士団を構成するのは軍事学者である。生き神の言葉を精力的に研究し、トリビュナルの意志を支えている。彼らは支配的な教理の裁決者として仕え、ネレヴァリンの予言や他の異端の教えのような、誤った危険な見方に反対する。

審問の騎士団は聖堂の司祭、ダークエルフの民の双方で異端を探し、積極的に弾圧する。調査機関、裁判官兼執行官の役割を担う。この騎士団のメンバーは異端者を裁判にかけ、聖堂に対する罪に相応しいと思われる罰を下す。

最後に戦争の騎士団は、ダンマーの領内で活動する敵対的な教団やデイドラの信者を含む、あらゆる聖堂の敵と戦う。聖なる戦士はモロウウィンド全土から選び抜かれた、極めて献身的で最高の訓練を受けた戦士である。トリビュナル自身から加護を受けていて、その意志を守る責任を負っている。

オーディネーターには別働隊もいるが、ごく少数のため騎士団を構成することはない。トリビュナル聖堂で最高に腕の立つ戦士から個人的に選抜され、アルマレクシアの優れた密偵、アルマレクシアの守り手として仕える。生き神その人が女神の魔法で彼らを強化し、恐ろしい鎧と武器に付呪をしている。

常に正統派でトリビュナル聖堂の熱心な支持者であるインドリル家は、オーディネーターに参加するダークエルフの多くを輩出している。インドリル家の影響力は、オーディネーターの鎧の独特なスタイルに見て取れる。その息子と娘は献身と敬愛をもって、誇らしくトリビュナルに仕える。もちろん、生き神に仕えるのはオーディネーターだけではない。例えば、ヴィベク卿のボイアント・アーミガーだ。彼らについては、次の巻で扱おう。

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