古い巻物

そのうちお前の姿も見慣れるだろう。
この仕事で死ななければな。

やる気があるなら、仕事を任せよう。

後援者の一人であるティア・ドランという学者が、新しく開かれたツォフィア洞窟を探検する者を探している。
彼女が言うには、第一紀の帝国の巻物が洞窟中に散らばっている可能性があるらしい。

ああ、解読指輪も探してくれ。
その時代の帝国の文書は、暗号で書かれることが多かった。
それがなくてはティアも巻物を読むことができない。
見つけたら届けてくれ。

ティア・ドランには魔術師ギルドで会える。
念のために言っておくが、存在しないかも知れない帝国の遺物を探して、神秘的でおそらく危険な洞窟へ向かう前に、何でも質問できるだろう。

望むなら、だが。

無力だわ。
シロディール・コレクションが歴史の貝塚をくまなく探してる間、私は待ってるだけ。

でも私の愚痴を聞きたくはないわよね。
ここには何か重要な目的があってきたんでしょう。
何をすればいいの？

それじゃあなたが、ヴァロが私のために選んだ幸運な冒険者ね。
いい人選だわ！

ツォフィア洞窟は、第一紀にここを占領した帝国の軍団と関係があるんじゃないかって、ずっと疑ってたの。
でも最近まで、あの場所は厳重に封鎖されてたのよ。

地震があって、それまで洞窟の入口を塞いでいた岩が動いたの。
道が開けたのに気づいたから、ファミアに頼んで、彼女の助手に調査してもらおうとしたのよ。

私は歴史に情熱を燃やしてるの！

私の想定どおりなら、第一紀の帝国軍は遠い昔、あの洞窟に立てこもったのよ。
面白い情報が記された巻物が、まだ中にあるんじゃないかしら。

解読指輪も見つけてきてくれたら、なおいいわ！

私の前にお前がいるということは、ツォフィア洞窟で、何か見つけたということか？

見せてくれ。ああ、確かに帝国のものだな。
それに、目的の時代のものらしい。
いいぞ。ティア・ドランが喜ぶ。

さあ、報酬だ。これを持っていってくれ。
興味があるなら、また後で手を借りるかもしれない。