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書籍

セレーンの観察

セレーンの肉体は死んだが、私の解剖にも彼女の不満を声に出す能力にも問題はない。彼女の精神体はムンダスに残る肉体から解放された他の魂と似ている。さらに調査するため精神体をわずかに刈り取ったが、死後間もないセレーンの忍耐を試すつもりはない。

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セレーンは野生動物と同じように拘束を引っ張る。壊れるまで抵抗して大声を出す。合理的な生物がすべきではない行動だ。これにより、彼女の姿はエルフでも実際は違うことを再確認させられる。彼女が疲れ果てたら、この形態における変異性の試験を続けられる。

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場所を移さなくてはならない。このひどい森は湿気、カビ、菌が多い。残されたセレーンの遺体を保存することは不可能なようだ。南の荒野は湿気がましだろうし、セレーンとエーテルの繋がりを保持できるほどにはヴァレンウッドに近いだろう。

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腐敗により、セレーンの体から採れた試薬の半分が駄目になった。今後の研究課題が山積みになっていなければ狼狽していたかもしれない。彼女の死体が倒されたデイドラと同じように再生するという理論が正しければ、大きな失敗になることはないだろう。

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予想通り、セレーンは体を切断されても長期的には問題ないようだ。精神体の喪失は一時的に魂を損傷するが、全体の構成に影響は残らない。残念ながら、セレーンの肉体についても同様かどうか試す機会はなかった。

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今日のセレーンは弱っている。回復力を過大評価したようだ。死体から採った素材に注力し、力の回復を待つ。ただし、回復させすぎることはない

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