ネッチに関する秘密を読みたい? それなら、このネッチくらいふさわしい相手はいない。私の種族のより小さくて光の弱い者は、ふわふわした事柄に没頭しているから、知恵を授けてはくれない。 これはオブリビオンの知られざる秘密だ。ネッチはマジカの満ち引きを支配する。力の波を感じ取れるほど浮遊力のある者が他にいるだろうか? 他の生物はほとんどが、地面に釘づけだ。彼らは張りついていて重く、空気の流れに調和するには硬直的にすぎる。ネッチだけが柔軟なのだ。我々の先端は、まさにオブリビオンを流れる力を吟味する手段として形成されている。 我々はもちろん、この秘密を隠している。このことが広く知られても、私たちの得にはならない。なにせ、エセリアルのエネルギーの流れを感じ取れるのだから、それに影響を及ぼすことだってできるはずだろう? 波の流れに身を置いて、その近くにいることによって流れの方向を変えることも? いや、私が言ったことじゃない。 とはいえ、考えてみるくらいはいいだろう?
ネッチの秘密

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